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感じる存在感
松山ケンイチ/チョンジフン(Rain(ピ))2人の若き才能ある俳優/歌手を応援しています
2010.12.25記述
テレビウォッチ・エイガ探偵団より
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混沌とした不思議な世界にたどり着く「男と女・愛と死」

監督はベトナム系フランス人、撮影監督は台湾人であることから、ワタナベが生活をする学生寮も部屋や廊下などが混沌としていて、1970年代の日本というより「アジア」を感じさせる異世界のようだ。また、生きるということに悩み苦しむ登場人物とは裏腹に、木々、雨、風などの自然が鮮やかに生の躍動を見せているのも印象的だ。「アジア人の村上春樹の読み方」が映像に入り込んだような世界は、驚くほどに心地良く、見る者をスクリーンに釘付けにする

原作の読者は多いだろうが、映画のストーリーははっきり言って原作に忠実とは言い難い。早い段階でストーリーが崩壊していることに、原作を知っている者は気付くに違いない。

監督は原作の中の「男と女・愛と死」というテーマだけに絞って、他の要素は大胆に削っているため、原作ファンは「どうしてあのシーンがないの!?」と戸惑うかもしれない。だが、2時間ちょっとの映画で原作を忠実になぞるのは限界がある。そんな映画に取り込まなかった原作のディテールを表現するのが、役者の仕事ではないのだろうかとも思う。

劇場では2時間ちょっとに納めているけれど実際は3時間を超えるものだったそうですから、本当にぜい肉をそぎ落としてあの時間にまとめたのでしょう。それでも充分原作の世界観が崩れることはなかったですがでも長くても良いのでそちらもみたいです(ーー゛)

ワタナベというつかみ所のない役を演じた松山ケンイチは、独特の間、佇まい、呼吸方法を駆使して、観客との距離感を保つことに成功している。彼以外に誰がこの役を演じられるだろうかとも思わせる。直子を演じた菊地凛子は、説明を排した作品の中で、「愛と死」というテーマを体現するストーリーテラーの役割を体当たりで演じ、難易度の高い役柄を自分のものにした。彼女の役が二流の役者であればこの作品も二流であっただろう。

凜子さんの直子の目の表情と徐々に混乱していく様は本当に何度見てもゾワゾワしてきます。
最初キャスト発表の時はイメージと違うなと思っていたけれど、撮影現場の映像を見たら少し安心したし、実際本編を見ても本当に直子が生きているとすればこんな感じだったのかもしれないとリアルに感じれました。

緑を演じた水原希子は台詞うんぬんではなく、存在そのものが若さとエロスに溢れ、この作品のテーマを象徴している。彼女をキャスティングした監督も見事だが、映画初出演とは思えない堂々とした雰囲気と、直子との「違い」を見事に表現して作品の質を高めたことに拍手を送りたい。

不可能といわれた村上春樹の小説の実写化という冒険は、誰もが予想しないような混沌とした不思議な世界にたどり着いている。小説から映像への昇華は身震いするほどの凄みがある。断言する、これが映画だ。

川端龍介

おススメ度☆☆☆☆☆

生きると言う行為はとても苦しい事、でもその苦しみや悲しみの中に希望を見いだし、生きていかなければならない事、必ずしも人を愛することは奇麗な事ばかりじゃない、生きることは思うようにいかない事の方が多いと言う事を映画を通して見る人が色々感じてもらえるといいです。


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