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感じる存在感
松山ケンイチ/チョンジフン(Rain(ピ))2人の若き才能ある俳優/歌手を応援しています
2011.5.21記述
WOWOWオンラインより


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妻夫木聡と松山ケンイチを主演に迎え、映画「リンダ リンダ リンダ」の鬼才・山下敦弘監督がメガホンを取ったヒューマンドラマ「マイ・バック・ページ」がいよいよ公開となる。元ジャーナリストの評論家・川本三郎の実体験を基に、1970年代の日本で起きた衝撃の事件を映画化した本作で、若き新聞記者の沢田を演じた妻夫木と、左翼運動家の梅山を演じた松山にインタビューを敢行。理想を追い求めて走り続けた若者たちを体現した2人が、初共演の感想や撮影時のウラ話を熱く語った。



お互いに待ち望んでいた共演がついに実現!

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Q. 妻夫木さんと松山さんの待望の初共演ということで、期待している映画ファンも多いと思います。お二人も、以前から「いつか共演してみたい」という思いがあったのでしょうか?

妻夫木:僕はありましたね。役者としての松ケンは揺るぎない存在感を持っていたので、一緒にやれば刺激になるだろうなという思いはずっとありました。それによって、僕の中で生まれる何かもあるだろうし、いろんなものを引き出してくれそうな役者だったので、ぜひやってみたかったです。

松山:いつかご一緒出来ればいいなと思っていました。今回、山下監督の作品で妻夫木さんと共演させてもらえたことは、僕にとってベストだったと感じています。最初にこのお話を聞いた時から、「スゴイ映画になりそうだな」と思っていました。

Q. お二人が演じた沢田と梅山がじっくりと向き合う物語なので、すごく見応えがありました。

妻夫木:沢田と梅山は、友達でも仲間でもない、不思議なキズナで結ばれている関係なんですけど、その微妙な距離感が実際の僕らの距離感と重なっていたので、2人の関係性が芝居の中でうまく出せたような気がします。僕と松ケンは同じ事務所なのに、これまで顔を合わせる機会がほとんどなかったんですよ(笑)。

松山:そうなんですよね(笑)。

妻夫木:でも、今回の共演で松ケンのいいところを知ることが出来たし、本当にいい役者だなと改めて思ったので、また別の作品で一緒にやってみたいですね。

松山:僕も、妻夫木さんのお芝居を間近に見せていただいて、すごく引き込まれましたし、学ぶところも多かったです。「また一緒に芝居をしたい」と言っていただけるのは、僕にとって最高の褒め言葉なので、またご一緒する機会があったらいいですね。この作品で妻夫木さんとの距離が近づいて、役者同士のいい関係が築けたような気がします。.  


時代の流れの中で運命的に出会った男たちを熱演!

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Q. 革命を起こすために周囲の人間を巻き込んでいった梅山を、沢田はどう見ていたのだと解釈しましたか?

妻夫木:うーん……何かしらかの情は感じていたと思うんですけど、時代の流れの中で梅山と出会って、切っても切れない関係になっていってしまったんですよね。まあ、何を言っても答えになってしまうんですが、その答えではないものが、実際の時間の中であったのだと思います。川本さんにお会いした時に、僕も同じような質問をしてみたんですけど、あの方自身も、梅山のモデルとなった人のことを恨んでいないような感じだったんです。だから、その瞬間のキズナというものが、2人の中にあったんでしょうね。

Q. 梅山は、沢田に本当の自分を見せていなかったようにも感じました。

松山:梅山という男は、相手によって全く違う顔を見せているんですよね。彼は革命という最終目的のために、いろんな人物像を演じてしまっていたのだと思います。本人は意識していなかったのかもしれませんが、行動に一貫性がないように見えるし、何を考えているのかよくわからない。ただ、彼が活動家という存在にあこがれて、自分の将来を革命に託したいと考えたのは、本当に純粋な気持ちだったと思うので、演じる時はその真剣さを意識していました。

Q. 山下監督の新作ということでも話題の本作。現場での演出はいかがでしたか?

妻夫木:山下さんは、僕らの視点からモノを見てくれる方なんです。監督としての意見を押し付けないで、他のパターンもあるんじゃないかと一つ一つ悩みながら一緒に考えてくれるので、役と向き合う上ですごく助けられました。2人で芝居のことを話す時も、「沢田はこんなしゃべり方なのか?」といったことではなく、「沢田はこのようにジャーナリズムをとらえていたんじゃないか?」とか、核の部分を話し合っていました。決して派手な作品ではないですが、みんなでじっくりと考えながら作るところなど、「あぁ、日本映画だなぁ」と感じることが多くて、すごく楽しかったです。

松山:出来上がった作品を観た時、想像していた以上にそれぞれのキャラクターに色が付いていて驚きました。もちろん、現場では監督の演出を受けて一生懸命やっていたんですけど、こんなにも強いキャラクターになっているなんて思っていなかったんですよね。本当に細かい演出が効いているなと思いました。たった一つのしぐさの積み重ねでも、キャラクターがすごく生きてくるのだということを感じましたね。. 


映画の時代が持っていた、現代には存在しないものとは?

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Q. 社内にもくもくと立ち込めるタバコの煙など、時代を感じさせる演出も印象的でした。

妻夫木:当時の空気感を知らない僕らが、想像の中で作り上げなければならない1960年代だったんですけど、タバコは監督が意識的に取り入れていたのかもしれませんね。僕は昔タバコを吸っていてやめたので、一瞬戻りそうになってヒヤヒヤしました(笑)。

Q. 1960年代から1970年代を駆け抜けた若者たちを演じて、現代との違いを感じましたか?


妻夫木:あの時代は、自分の意思や言ったことに対する責任がはっきりしていたように思いますが、今は表現の場がインターネットになっていることもあって、表舞台で堂々と発言する場が少なくなっているような気がしますね。それに、あの頃の若者たちは、僕らよりも前に突き進む力があったような気がします。今の人に力がないのではなくて、質が違うと思うんです。でも、今の人たちも、もっと立ち上がってもいいのに……と思ったりもしますね。

松山:みんなが大きな壁に立ち向かうことによって、その壁が崩れるのではないかと信じている人が多かったのがあの時代で、今とは見ているところが違っていたように感じました。現代には存在しない、何か大切なものを持っていた時代だったんでしょうね。この映画を観ていただければ、それがよくわかると思います。

妻夫木:今の時代って、どこかに保険がある気がするんですよ。でも、沢田たちは本当に命を懸けて理想のために突っ走っていたと思うんです。精神論になってしまうんですが、彼らと僕たちとは根底にあるものが違うんじゃないかと。ただ、沢田の生きざまに触れたことで僕の価値観が少し変わったように、これから映画を観る人にも、そういった部分を少しでも伝えることが出来たらうれしいですね。

スタイリッシュなスーツを着こなし、ファッションモデルのように華やかなオーラを放ちながら取材現場に現れた妻夫木と松山。インタビューで受けた彼らの印象は、とにかく「男らしい!」の一言に尽きる。それぞれが発した言葉には、仕事への誇りや揺るぎない信念にあふれていて、2人が今回の役にふさわしい役者だったのだと改めて感じた。映画俳優として初めて向き合った妻夫木と松山が、スクリーンに焼き付けた最高の化学反応を、ぜひとも体感してほしい。

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