感じる存在感
松山ケンイチ/チョンジフン(Rain(ピ))2人の若き才能ある俳優/歌手を応援しています
2011.5.27記述
@ぴあ関西より

@ぴあ関西001

『リンダ リンダ リンダ』や『天然コケッコー』などで知られる山下敦弘監督が映画化に3年半もの歳月を費やした渾身作『マイ・バック・ページ』が5月28日(土)より大阪ステーションシティシネマほかで公開される。60年代後半から70年代にかけての日本を舞台に、松山ケンイチ演じる、変化を起こそうと闘う活動家・梅山と、妻夫木聡扮する、新聞社で週刊誌編集記者として働く若きジャーナリスト・沢田、交錯する彼らの運命を描き出す。公開に先立ち妻夫木聡、松山ケンイチ、山下敦弘監督が来阪し会見を行った。


原文はこちら


妻夫木聡と松山ケンイチ。今や日本を代表する演技派俳優となったふたりだが、妻夫木は、『リンダ リンダ リンダ』や『天然コケッコー』から山下作品に惚れこみ、いつか山下監督と一緒に仕事がしたいと思っていたそう。そして、松山も『リンダ リンダ リンダ』に出演するなど山下監督とは縁のあるふたり。彼らに山下監督について聞いてみるとー

@ぴあ関西002


妻夫木:まず見た目が面白いですよね(笑)。可愛らしくて(笑)。試写会などで映画を観てコメントを頼まれることがあるのですが、後にも先にも自らコメントを書かせてほしいと言ったのは『天然コケッコー』だけなんです。それぐらい好きな作品なのですが、山下さんの映画は登場人物がみんな可愛い。憎めないと言うか。人間の良い部分だけじゃなく悪い部分も見せて、人間ってダメだなって思うところが逆に可愛く見えるのがうまいと感じていて、この人の演出を受けたいとずっと思っていました。実際、一緒に仕事をさせていただくと、じっくり一緒に悩んでくれて、監督と俳優というより同志として一緒に歩んでくれました。

松山:監督の『松ヶ根乱射事件』などを観て、陽の当たらない人を描くのがすごくうまいと思ってました。今回の映画でも、僕の芝居以外のところで僕の演じた梅山のキャラクターを色づけしてくれて、役柄の色が濃くなっていると感じたので、監督にはすごく感謝しています。

 それぞれ監督への思いを熱く語るふたりだが、意外にも妻夫木と松山は同じ事務所でありながら、本作が初共演作となっている。お互いについてはー

松山:妻夫木さんは、最初から今でも“爽やか”というイメージで、現場でも涼しい顔をしているし、冷静で、器が大きい俳優さんだと思いました。自分が想像していた以上に、現場で監督さんと綿密にひとつの台詞や細かい仕草、動きについて話し合っているのを見て、繊細に演じている中でたくさんのことが計算されているんだと改めて思って、考えていることがものすごく深い役者さんだと感じました。

妻夫木:事務所に入ってきてすぐの時は無口な奴だったので、大丈夫かな、と思っていたんですが、たくさんの映画に出るようになって、そのたびに毎回違う顔を見せてくれる役者だというイメージがあったので、今回はどんな顔を見せてくれるのか楽しみにしていました。たくさんの現場で色んなものを吸収して、それを即座に発揮できる瞬発力がすごく長けてるし、想像以上に感性が鋭い役者だと感じました。すごく仲がいいわけではないのですが、松ケンにはほとんど気を使わずにいれるし、その距離感が心地よくて撮影も楽しかったです。

 本作は、30歳の妻夫木や26歳の松山、もちろん34歳の山下監督も生まれる前の60年代から70年代が舞台になっている。肌で感じたことのない時代の映画を作ることも、演じることについても、撮影中に「ジャーナリストとは?」「その頃の人たちは何を考えていたのか?」と皆で話すことで映画を作り上げたそうだ。最後に、このふたりがいなければ、この映画は成立していないと思えるほどの演技を見せている妻夫木と松山について、監督はー

監督:
ふたりの力が沢田と梅山の人物像に表れていると思うんです。妻夫木くんがやった沢田という役はすごく難しい役で、役者が持っている力や魅力が発揮されないと成立しない役なのに、この映画はちゃんと沢田の映画になっている。妻夫木くんはすごい役者だと思います。正直、今回脚本を書いている時にもリアリティがなくて。今までは、書いてる時にこういうシーンになるだろうとか想定できていたんですが、今回は役者の肉体をとおさないとほんとにわからなかったんです。それを妻夫木くんが表現してくれて、日に日に成立していったように感じてました。松山くんは、面白い役者だと思います。それがこの梅山というキャラクターにも表れているんですが、この役も魅力がないと成立しない役なんです。魅力がないと単なる詐欺師になってしまう。そこを松山くんの持っている魅力で憎めないキャラクターにしてくれました。

 
と絶賛。“ほんもの”になりたかったのになれなかった、若きジャーナリストと野心を秘めた活動家を見事に体現してみせた、妻夫木と松山。包丁を持って立つ松山の色気と危うさが同居したカリスマ性や、ラストシーンの妻夫木の表情など、妻夫木と松山から目が離せない青春映画に仕上がっている。


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