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感じる存在感
松山ケンイチ/チョンジフン(Rain(ピ))2人の若き才能ある俳優/歌手を応援しています
2011.6.14記述
誠スタイルより

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6月22日にブルーレイ/DVDが発売される映画『ノルウェイの森』。主人公ワタナベを演じた松山ケンイチさんに映画を振り返ってもらった。ワタナベを演じることを経て「自分も大人になっていった」という。

原文はこちら

今なお読まれ続けている村上春樹の大ベストセラー『ノルウェイの森』の映画化は、監督にとっても、役者にとってもリスキーな仕事であったに違いない。初版出版時に学生だった世代はもちろん、誠読者の世代にも、ハルキストで自分の中に“ワタナベ像”を持っている人は多いだろうから。


松山ケンイチさん 「僕の演じたワタナベは、26歳という年齢で感じとったものでしかないので……もっと深いと思うんですよね、原作の中にある愛についての考え方だったり価値観といったりするものは。だから村上春樹さんには、『ノルウェイの森』としてどうか? ではなくて、単に映画としてどうだったか感想を聞きたい――ワタナベを演じた松山ケンイチさんはインタビューの冒頭にそう語った。

「今なら自分ははっきりと大人だと言えるんですけど、撮影時はそうかと言われたらそういうわけでもなくて、流されてしまう自分という部分もあって。それがワタナベと近いなと感じていました。ワタナベが大人になっていくように、撮影を通して自分も大人になっていったような感じはしています」

 自分に似ているところもあるけれど難しいワタナベをどう演じ、自分のものにしていったのか。松山さんはトラン・アン・ユン監督と、よく分からないことがあったらとにかくやってみる、やってみて一緒に正解を見つけていくということを繰り返した。

 ときに監督は、ワタナベの心情を風景や音楽にも語らせた。その監督の手法は「ワタナベは顔に出していないのに音楽や風景が痛々しくて、それが逆にワタナベを描いている。そういう描写がすごい。風景も色も人間以上に感情を表現してる。今までに見たことない撮影方法だな」と、松山さんを感嘆させた。

 高校時代の親友を自殺で亡くしたワタナベは、自分から積極的にコミュニケーションするタイプではない。彼のたたずまいはいつも、どこか途方にくれていて、ナオコやミドリとの関係の中で常に正解を探している。特に、目の表情が印象的だ。

「目の動き、しぐさ、細かいところまで監督は演出していました。やってみて、すぐ皆でモニターで見て、この目の動きがワタナベじゃないとか、この目の動きは邪魔だとか、でもその後の表情は良かったとか。細かいところからも、人の品性のようなものは感じられるだろうし、繊細さとか危うさとかふわふわした感じとかも。そういうところまで監督の演出が入ってます」


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30歳になっても40歳になっても新しい“気付き”がある作品に


 松山さんを通して自らの考えるワタナベ像を追求するトラン監督は、この映画を普通の喋り口調で撮りたいと考えていた。松山さんはそれに対し「原作の口調でやりたい」と主張したという。これは原作に思い入れがある人にとっては重要なポイントだろう。

「原作でも“ワタナベの喋り方には特徴がある”ってミドリが言ってるし、その文章の、言葉の選び方自体がワタナベの特徴でもあるという気がしていたのであまり変えたくなかったんです。そのままの口調で一度やらせてもらいたいと言いました」

 あの村上作品独特の口調を自分のものにするのに苦労はなかったのだろうか。

「それはなかったです。ある意味時代劇だし、口調で時代感というものも表現できる。そういうつもりでやってたんで自分の中では違和感なかった。言葉からでも彼の繊細さが分かります。でも、感情をそのまま言葉にのせてないところがあって。一歩引いてるんです、ワタナベは。冷静とは違うんですけど、醒めてるというか、あんまり距離が近くなりたくない、そういうことも口調から表現できたと思います

 映画のワタナベを創り上げていく過程で、松山さんは愛について熟考することとなり、その結果、大人になったという。

「それまで、自分にとって愛し方は100%注ぐっていうストレートなものしかなかった。映画を通して、というか原作を通してそのように感じることができたのは大きかった。だけど、また映画を見たり原作を読んだりしたら、新たに気付くものもあるんだろうな、と。無限に、30歳になっても40歳になっても、見るたびに気付かせてくれるような深さを持った作品だと思います。だからこそ、いまだに読み継がれているのでしょう

 『ノルウェイの森』は深い。誰もがそこに迷い込んで何かを見つけたと思ったらまた途方にくれるような奥の深い作品だ。「この作品をひとことで言うとしたら?」という質問に、松山さんは「キャッチコピーを公募した中に『人類みなワタナベ』っていうのがあって、それをここで使わせていただきたいですね」といって笑った。

 人が大人になっていく過程で誰にでもワタナベの時期はある。松山ケンイチにもトラン・アン・ユンにも。原作を読んだ人全員が自分の中にワタナベを発見するだろう。

 トラン監督が原作からすくいあげ、松山さんがカタチにしたワタナベ像は、原作のワタナベとは少し違うかもしれないが、原作を愛する人間が創りあげたワタナベには違いない。

ブルーレイ版はもっと深く『ノルウェイの森』を感じ取れる

ノルウェイの森 コンプリート・エディション3枚組(5990円、ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント) 原作のイメージを大切にするあまり劇場に足を運べなかったという人にこそ、ブルーレイやDVDを見てほしい。繰り返し見て、自分のワタナベ像との相違や類似について考えることで、より深くノルウェイの森を探求できるだろう。

 ブルーレイ版「コンプリート・エディション3枚組」には劇場公開版より16分長いエクステンデッド版も収録されている。

「劇場版とは全然違う感じがします。間とか、そういうのがこの映画では重要な要素ですし。登場人物の関係性がもうちょっと描かれているので、分かりやすくなっています。もっと深く人物を見たりセリフを感じとったりできるのがいい」

 松山さんをはじめとする役者のたたずまい、音楽、風景、色、そして間、そのすべてが語る『ノルウェイの森』は大変に美しい映画である。

もうすぐ発売ですよね~もう皆様予約は終わっていますか?
一応BD版を予約しているのですが…実は我が家にはまだBDレコーダーが無いわけで(汗)
今、お目当ての機種の値踏み中なのです(こういうところで変に妥協したくないですからね)

でもそれまでDVDの方をじっくり鑑賞しますよきっと(笑)

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