感じる存在感
松山ケンイチ/チョンジフン(Rain(ピ))2人の若き才能ある俳優/歌手を応援しています
「演技の哲学者」変幻自在
2011.8.22記述
朝日新聞より

MSNインタビュー
(写真は本文と関係ありません)


映画「うさぎドロップ」に主演 松山ケンイチ


 「マイ・バック・ページ」での、主人公を罪に陥れる自称活動家の強烈な残像が消えないうちに、今度は、慣れない子育てに奮闘する会社員を温かいタッチで演じている。エキセントリックな役柄も、しごく真っ当な人間も、どちらでも、彼は自然なリアリティーをまとうことが出来る。

 「どっちが好きとかはないです。比較はしないんで」と素っ気ないのは、演技に対する揺るぎない自信の表れか。

 独身サラリーマンのダイキチは、亡くなった祖父の隠し子のりんを引き取って育てることになる。演じるのは大人気の天才子役、芦田愛菜。ダイキチは残業のない職場に異動し、彼の生活はりんを中心に回り始める。

 監督は躍動感ある鋭利な語り口に定評のあるSABU。今回は珍しくゆったりした作品になっている。SABU監督の映画にはずっと出たかったのだという。「男が格好いいんですよね。ダイキチも本当に格好いい。またご一緒出来るなら、とんがった映画もやってみたいですね」

 今回は特に役作りをしなかった。「愛菜ちゃんが台本を読まないで演じるという演出法だったんです。台本に書いてあろうとなかろうと、愛菜ちゃんは芝居をしてきますから、臨機応変にリアクションを取ることが重要でした」

 シリアスな演技もいいが、コミカルな場面での間(ま)の取り方が素晴らしい。今回も、りんを捨てた母親に連絡を取るシーンで、強気な悪態をつきながらメールを送ったダイキチが、その母親から電話がかかってきた途端、姿勢を正してぺこぺこ頭を下げる。その姿はまさに抱腹絶倒だ。

 「コメディーという風に考えているのではありません。人間って、一人でいる時と誰かといる時とでは、顔とか全然違うと思う。それを表現したかったんです」

 最近は、自分だけでなく、共演者が魅力的に見えることを考えるようになった。「今回の愛菜ちゃんや香里奈さんのように、役になりきってくれる人はいいけれど、自分を可愛く、格好良く見せたいという自己チューな芝居をする人は何をやっても同じ。本当につまらない」

 
取材には淡々と、しかし的確な言葉で答える。そのストイックな態度に、「演技の哲学者」と呼びたくなった。

確かに母子手帳に書かれているURLからホームページを見つけてメールをする一連のシーンめちゃ面白い。
とてもコミカルだけど、実際自分もそういうことってしているだけに「うんうん」という感じだし一連のやり取りと慌てふためくダイキチのパニくる様子が本当にリアリティありすぎです(笑)散々悪態ついているくせに実際電話がかかってくると急にビジネスモード口調になるのが面白すぎ、そのあと自分で自己嫌悪に陥るさまもいいっす。

本当に何気ない演技がどうしてこんなにいいんだろうなぁ~。

高畑さんとの車でのやり取りも2人とも本気でぶつかっている感じが、ダイキチがりんのことを思うことも事実だけど、杉山さんの言っていることもあえて子育ての大変さの現実を言っているんですよね。自分のお腹を痛めた子供でさえ、愛情を持てず虐待したり、育児放棄をしたり、育児ノイローゼで苦しんでいる母親たちがいること。愛情を持っていても日常のちょっとしたことで子供を傷つけてしまったりそれで自分も自己嫌悪を持ってしまう複雑な感情など。杉山さんからすると何も知らないダイキチが本当にりんを育てていけるのかどうか心配なのは仕方無いんですよね。それがすごく表現されているシーンだと私は思っていますけどね。 (といっても私は子供を生んだことは無いですけどね)

「演技の哲学者」素敵な言葉ですよね。

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