感じる存在感
松山ケンイチ/チョンジフン(Rain(ピ))2人の若き才能ある俳優/歌手を応援しています
第16回『さらば父上』
2012年4月22日放送

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高野山宝塔再建の働きがたたえられ、平忠盛(中井貴一)は刑部卿に、清盛(松山ケンイチ)は安芸守に任じられた。早速郎党たちと安芸へ渡った清盛は、国府の官人や厳島神社の杜司・佐伯景弘(温水洋一)から歓待を受け、海の幸も、山の幸も豊かなこの地に強い愛着を覚える。

そんな折、体調を崩した忠盛は、自分の身に万が一のことがあったときのためとみなを集め、平氏一門に遺言を伝える。そして、清盛以下4人の息子たちに形見分けを行ったうえ、その席で、次期棟梁は清盛だと正式に発表する。





ある夜、舞子の夢を見る忠盛。

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「なぜ、太刀を振るうのか、何故武士が、今の世を生きているのか。ほら、この子もそう申しております(笑)。」

その時泣いていた赤子だった清盛は、忠盛から貰った宋剣が落ちた音でうたた寝から目が覚める。
やはり、忠盛殿、高烏帽子を被ったまま寝るんですね~なんだかうっとおしくないのかしら?
肩こりそう…(汗)そんな事はさて置き…

しかしいつ見てもケンちゃん、寝起きの演技お上手だなぁ~。
落ちてる宋剣を眺めながら

「しばらく振っておらぬゆえな。(笑)」

そういいながら庭に出る清盛とシンクロして忠盛も目が覚め庭に向かう。そして思い出すのは舞子の言葉。

「なぜ太刀を振るうのか。何故、武士が今の世を生きているのか」

自問自答をする忠盛に対し、宋剣を振るい手ごたえを感じる清盛。
この時、清盛邸の鶏たちが木の上にいるのが興味深かったりします(汗)

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ある夜、白拍子を呼んで宴を楽しむ藤原忠通だが、突然屋敷の周辺が騒がしくなったと思ったらくせ者が屋敷を襲ってくるとの事。しかしそれは父・忠実が源為義に藤原家の家宝「朱器台盤」を奪ってこいというミッションだったわけです。オロオロする忠通が情けないやら面白いやら…堀部さんの麻呂姿良いですよね(笑)

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朱器台盤(しゅきだいばん)とは、藤原氏の家宝として歴代藤氏長者に継承されてきた朱塗りの什器のこと。正月の大臣大饗の際に用いた。

諸記録によれば、大饗の際に用いた朱器(朱塗りの食器・酒器)が長櫃4台に納められ、また朱器を置くための台盤が大きな物が5つありそれを含めて27個存在したとされている。



そして「朱器台盤」は忠実から頼長の元へ渡ることになるようです。
大層ご満悦な忠実、顔がほころびまくりですな。でもそんな忠実だけど、保元の乱では結局、藤原家の存続の為、我が子である頼長が助けを求めに来たのにそれを見放してしまうことになるんですよね。

「これじゃ、これをそなたに授けたかった。」
「父上のご恩情、しかと頂きましてござります。」

後ろでほくそ笑んでる為義なんだけど、結局それって為義にとってどうだったんだろうかね。
屋敷に戻ると義朝が来ております。相当苛立っておりますぞなもし。

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「父上は、武士の誇りというものがないのですか?父上のした事は、ただの盗賊と同じにござります!」
「あぁ、その通りじゃ。盗賊と同じく、生きる為、一族郎党を食わせる為に働いておる。それの何が悪い?!」

為義も必死で源氏のために、そしてそういう父の思いを義朝も痛いほど分かっていながらも、父のやり方ではいつまでたっても源氏の未来は開けないことも分かっているだけに段々父と子の気持ちがすれ違って行く感じが見てて辛いですよね。

鳥羽院御所では忠盛が鳥羽院から刑部卿に任命すると、そして清盛は安芸守に任命される。
その帰り、廊下で為義と忠盛がすれ違う。忠盛は院との目通りの帰り、為義は左大臣(頼長)の警固として。しかしこの親子はこの場でよく会いまするなぁ(笑)この時、為義殿、珍しく立烏帽子ですね。下は普通の武士の服装だけど…。

すれ違い様に為義が忠盛に話しかける。

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「倅に言われた。わしのしている事は、盗賊と同じだと。悔しいが…我ら源氏には、平氏の如き財力はない。盗賊の如く、生きるよりほかはない。わしはこの道を行く。そしてそなたとの約束を果たす。」
「わしとの…約束?」
「源氏と平氏、いずれが強いか。(回想シーン)それを定める日まで、わしは地を這うてでも生き残る。」
「(笑)ふふふふっ。楽しみじゃな。」

為義の必死感とは相反しての忠盛の余裕の笑い。
あの時の闇討ちでの2人の約束を為義が覚えていたこと、方法は違えども忘れずにいたことに「忘れてなかったか」という気持ちがあったんだろうと思いたい!(笑)。

あの時、忠盛が為義に言った言葉「わしは、王家の犬で終わりたくないのだ」それが現実になりつつあること。 今のこの父親たちにとってはその思いは実現するには難しいのかもしれません。その思いを引き継ぐ息子たちの事を思うと…。

安芸守に任ぜられた清盛は、盛国や兎丸などを引き連れて早速、安芸へ視察に向かっております。
もう、清盛は嬉しくて仕方ない様子ですね。安芸の海を見て大興奮!それに反して兎丸のテンションの低さと言ったら(笑)

清盛にとって、父・忠盛が海賊と戦う勇士を初めて目の当たりにして見たのも、初陣だった海賊退治の場所もまさにこの場所、そこで海賊となった兎丸との因縁の再会、そして今は郎党として一緒に再びこの地にいるんですよね。

「おい、あん時、お前偉そうに言うたな。『命、預けえ。面白い事さしたる。』とか何とか。それで任された国がここかい!」

あぁ、残念兎丸…_| ̄|○ ガックリ…色んな場所があるのになんでよりによってここやねんって感じなんだけど、清盛はそんな事全く気にせずウキウキワクワクしております。

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そんな清盛のことに思いをはせている忠盛と家貞なんですよね。相変わらず家貞は嬉しそうに唐果物をパクつきながら、忠盛は写経をしながら清盛のはしゃいでる姿を思っているんですけどそんな時、忠盛の具合が…。この時、床に臥せている忠盛は烏帽子を脱がされておりますね。心配する家貞、宗子たち、目が覚める忠盛。ひとまずは良かったけれど…相当お疲れが溜まっておられるようです。


国府に到着した一行は早速おもてなしを受けております。そして山の幸や海の幸が豊富な安芸の味覚に舌鼓。でも一体、清盛の食べているベローンとしたもんは何?穴子か?

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そんな所にやってきたのは厳島の社の司・佐伯景弘という人物。いやぁ~ぬっくん登場ですね(笑)
何だか良い感じじゃありません?(キャラクターが)翌日早速、佐伯景弘の案内で意気揚々と厳島に向かった清盛一行なんだけど、やってきた厳島神社はとにかく荒れ果て寂れているわけです。この当時はまだ私たちが目にした事のある厳島神社ではありませんのであしからず。

「神々も逃げ出しかねない風情にござりまするな。」って盛国そんなストレートに言っちゃってええのん?(>_<)でも景弘曰く厳島は島全体が神そのものとして崇められているんだと言われ清盛、妙に納得ってそれでええのん?

そして巫女たちの歓迎の舞を見物してる一行なんだけど、どうも兎丸の様子がおかしい。
ところで、ご一行の中には昔、清盛が平太の頃に一緒にいた国松・時松・蝉松も一緒に来てたのねん♪
さて、兎丸、なにやら踊っている巫女に気になる人がいるのかじーっとその人物を見ています。清盛にたしなめられますがそんな事お構いもせず、そして思い出しましたその人物が誰なのか…

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海賊時代、宋船にいた桃李。思い出して思わず舞の途中もお構いなく彼女の元に一目散!
驚く巫女…しかし彼女も思い出します「兎棟梁?」すると一行の中の昔の仲間たちも懐かしさに桃李に一目散。清盛もなんか聞いたことある名前だなぁ…「!」と思い出しました。嬉しい再会をしてる最中にもう1人懐かしい人物がやってきました。桃李の兄・春夜です。景弘から清盛の事は聞いていたのか?春夜、清盛に対して懐かしそうに挨拶をします。すると春夜、宋の言葉で親しげに声をかけられ一瞬戸惑いながら声のほうを見ると…昔の仲間たちの姿がそしてそこには兎丸の姿まで。この時のちょっとビビッて腰抜かしてる春夜なんだけど、実は兎丸たち、今は清盛に仕えていると聞いて驚きと懐かしさでプチパニック。 景弘も何かこの場所に縁があるんだと…

春夜に案内されて清盛は安芸の海岸へ。
子供のようにはしゃぐ清盛。気持ちよさげに雄叫んでおります(笑)
春夜が言うに安芸は船作りが盛んで遣唐使の頃は100人乗れる船を造っていた事もあったと聞いて清盛も吃驚!って何食べてんの清盛殿?(^o^)

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春夜は初めて清盛に会った時から気になっていたことを尋ねてみた。それは清盛が持っている宋剣。清盛に宋に行ったことがあるのか?どうしてその剣を持っているのか?その剣は最も強き者が持つ物、何故清盛が持っているのか不思議だったのだと。

幼き日、父がこの宋剣を振るい、海賊たちと戦った勇姿を思い出す清盛。

「これは…、この国で…この国で最も強き男から授かった!」

しかしその勇敢だった父上は病でかなり弱っている感じ?
縁側に座っている小枝でさも太刀を振るうようなしぐさをしている姿はどことなく儚げです。
それを見つけた家貞がたしなめるけれど忠盛は家盛に最近舞子の言葉を思い出すのだと。

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「『夢中で生きていれば、いつか分かる。何の為に太刀を振っているのか。何故武士が、今の世に生きているのか。』わしは、夢中に生きてきた。だが、未だ分からぬ。」

義朝邸では強さに磨きをかける為に義朝が部下たちと相撲の稽古に励んでおります。
部下を次々なぎ倒す様子を興味深く見ているのは鬼武者(後の頼朝)ですね。可愛いっすねぇ~。本当にこのドラマに出てくる子供たちは皆可愛いですよね~。

一方内裏の雑子女たちのお部屋では常盤が仕事中なんだけど、同じ仲間からいじめられているようですね。
でもそんな陰険ないじめにもグッと耐えておるようです。

ちょっと余談。
十二単ですけど、先日毎週チェックしている番組の録画を見ていたんだけど『平等院』がメインのお話だったんですけど、そこで言っていたのが、そもそも十二単っていうのも着物に虫食いの穴が開く、それを隠す為に上に着物を着る、その着物もまた虫に食われ穴があく、また着物を上に着るを繰り返し(違う書籍の中でこの当時、あまり繕い物をするという習慣がなかったようです)段々あのようになっていったらしいです。虫食いの穴を隠す為に気が付けば十二単なるものになったって…でも夏なんかスケスケ、シースルーの単でほぼ上半身裸じゃんって感じの時もあったようですからね。

あと、笑う時、扇で顔を隠していたりしますが一見、お上品な感じがしますが実はこれも、実際のところおしろいってかなり厚塗りで時間が経過するとご存知の通り乾いてカピカピになっちゃいますよね?そのカピカピに乾いた状態で笑ってみてくださいどうなります?ひび割れちゃいますよね?そうなんです。そんなぱりぱりにひび割れた顔なんて人が見たら恐ろしいでしょ?だからそれを隠すために扇で顔を隠していたとその番組で説明してくれておりました(笑)そんな雅なもんでもなかったんですよ多分実際のところ。

由良は統子(むねこ)内親王の乳母と言うことで初登場の統子様。
今回は白猫ちゃんを引き連れて歌を詠んでおりますがどうやら摂関家の事を皮肉った歌のようです。
冷静に分析していますよね。そしてそれを聞いて思わず自分の家の旦那と義父との関係を吐露する由良に統子様は2人を上手く取りまとめるのが妻の務めと言われちゃいました。由良は頑張ってるんですけどねぇ~。内裏にいる時と自宅にいる時の由良の格好も一見同じように見えるけど違うんですよね(生地など)

藤原家の方は頼長が内覧の宣旨を受けました。これで兄の忠通と対等に物言える立場になったから忠通にしてみたら腹立たしいわけで、この時の口惜しい感漂う忠通殿の表情ったら。そして頼長もその権力を使って粛清しまくっておりますぞなもし。そのやり方に対して近衛帝も口出しできないもどかしさを感じている様子。そしてそんな事を黙って見過ごしてるような美福門院様ではありません。

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「左大臣めが。己の偏った了見で、お体の弱い帝にますますのご心労をかけることばかりしおって。」
「あの勢いを止めぬ事には、朝廷はあやつのいいようにされてしまいまする!」
「いや、止める事はござりませぬ。まこと、面白いほどのお働きぶり。もっと煽って差し上げましょう。」

おいおいおい、久しぶりに美福門院様の闘志に火をつけちまったな。やっちまったな頼長さんよ。

そんなドロドロしたことが周囲で起きているなんて事全く関係なく清盛たちも無事に視察から戻ってきました。戻ってきた清盛の元には清三郎が飛んでやってきました。いやぁこれまた可愛い!清三郎を抱き上げる清盛、良いですね~。本当に違和感がないつーのか。

時子に留守中変わったことないかと聞いた時、戻るまで殿には言うなと口止めされていたと、忠盛の体のことでしょうね。すると一目散に忠盛邸に向かった清盛。実際向かって見ると忠盛は家貞と詮議中。
寝込んでいるとばかり思っていたのに「あれ?」という感じの清盛に対して、忠盛も騒々しいと扇で清盛の頭を叩くこの感じ良いですよね。他の息子たちには絶対してない感じというか。ケンちゃんと中井さんだから成立するやり取りと言うか…(笑)


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心配で兎にも角にも飛んできたのに父上は見た限り元気そうで戸惑う清盛。
忠盛が清盛にしてあげられる精一杯のことなのかもしれませんね。
そんなわけわかめな状態の清盛に安芸の視察の感想を聞く忠盛。
もう、目をキラキラさせて安芸の話をする清盛。この時の言い様、以前博多から戻った時に明子に清盛が行ったことと同じじゃない?清盛にとっていずれの場所もとても魅力的だったのでしょうね。そんな息子をまぶしげにそして嬉しそうに耳を傾ける忠盛。

「やりますぞ、父上!野良犬の声がこの面白うもない世を変える!その時が近づいておりまする!」

そして清盛邸では清三郎が清盛の宋剣を持ち上げようと必死のパッチな訳でして…
周囲からの応援もむなしく、宋剣は早々に持ち上げられるわけもなく…嫌がると清盛が自分は10歳までには片手で持ち上げられていたぞと片手で持ち上げるけど清三郎も負けずに「清三郎はまだ五つにござります」と言うけれど反対に屁理屈を言うなといわれる始末。

「しっかり鍛えよ!それがお前の体の軸となるのじゃ!」

第1回の海のシーンで忠盛が平太に同じようなことを言いましたね。こうして父から息子に受け継がれていくものがあるわけですね。そして再び剣を持ち上げようと頑張る清三郎なのです。

義朝邸には為義が鬼武者に弓を教えている最中。そこに義朝と正清が帰宅。
由良が家族で夕餉をいただこうと言うことで招いたらしい。
鬼武者は負けず嫌いなのか弓が的を外れたことに対して為義が致し方ないなといっても

「なんの!今一度!」と清盛ん家の清三郎とは違って負けん気が強そうです。
その様子を見て為義思わず

「負けん気の強いところは義朝そっくりじゃ(笑)。」
「えっ?さような事はござりませぬ。」
「そっくりにございます」

あらあら、息子にいわれちゃいましたぞなもし(笑)
少しこちらも良いムードになってきた感じがしたのもつかの間…
道清が左大臣の命令を伝えに来ました。なんでも家成の家を襲えという命令。

そんな些細なことで烈火のごとく怒る頼長。難儀やなぁ~
と言うて実はこれは予め美福門院がわざと頼長を怒らせる為に仕向けた罠だったのです。

為義を引きとめようとする義朝。

「どれだけ尽くしても重用されるのは平氏。さように誇りなき行いをする者が、目をかけられる事などない!」


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その言葉に思わず義朝を殴りつける為義。その様子をみている鬼武者をさりげなく正清が盾になり見せないようにする心遣い細かい演技ですね。

「いくら鍛えて待っておっても、武威を示す折など、向こうからやっては来ぬ!地を這うてでも生き残る。それがわしの誇りぞ!」

反目していても義朝だって為義の気持ち、言いたい事は痛いほど分かっている、しかしそれは義朝の目指す武士の世ではない訳で、小さい頃から藤原家に良い様に使われるだけで同じ武士の平氏は着々と位が上がって行くなんともいえない無常さを収めておくこともできないわけですね。

こうしてますます親子の絆が引き裂かれようとしてる為義と義朝、その間でなんとかこの状態を良い方向に戻したいと尽力しようとする由良が痛々しいし、そんな母・父・祖父の姿をみている頼朝。

そんなどうしようもない気持ちを抱えた義朝が向かったところは常盤のところ。
突然の義朝の訪問に何かあったのだと感じる常盤。

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「お父上と、けんかなさったのですね。(笑)恋しがっておいででしたもの、義朝様は。お父上の事を。まことはお父上のお役に立ちたいと、望んでおいででしたもの。」

誰にも弱いところを見せられない義朝、ある意味かわいそうですね。皆義朝の気持ちを分かっていてもそれを受け止めることが出来ないし、義朝もそれを素直に出すことが出来ない。唯一弱い自分を見せられたのが常盤だったのですね。この時の義朝の寂しそうで、弱弱しい感じ、それを優しく受け入れる常盤の表情が良いですね。

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為義たちに屋敷内をチャチャラクチャラ(=めちゃくちゃの意)にされた家成。
チャチャラクチャラになった部屋の中でサイコロを触っている家成、美福門院様から聞いていたとはいえ、まさかここまでとは思ってなかったかな?賽を触りながら考えているのは多分、今後頼長&源氏VS忠通&美福門院どちらに良い賽の目が出るのかしかと見届けようという感じでしょうか。

そして今度は平氏の元に美福門院サイドから頼長の邸宅を襲えとミッションが来ます。
もしそのミッションをやり遂げた時には塔の完成を待たずして公卿に推挙できるとの事。
一見、魅力的な話に迷う平氏一門の皆々様。

「もう、聞き飽きた気も致しまするが…」

頼盛グッジョブです!そしてやはり忠清は合の手係(笑)
忠正はこれはチャンスだと話しに乗ろうと忠盛に薦めますが忠盛は何も言わず考えております。
多分、この時も忠盛の中では舞子の言葉を思い出し考えているんじゃないかと思います。そんな姿を見て何かを感じた清盛は家貞に向かってそのミッションを断れと、そこにいた者たちの表情。そして清盛は宋剣を見つめ

「俺は、八つの年に、この剣を授かった。大きくて重くて、初めは持ち上げる事すら出来なかったこの剣を、俺は鍛錬して、自在に操れるようになった。時に、博打の場で。時に海賊船で振り回し、時に強訴の山法師の前で振り回し、白河院の御前に突き立てた事もあった。俺がこの剣を振り回すのは、うまく言えぬが…院と摂関家の、小競り合いに巻き込まれるためではない!こいつは、そんな事をするために、生まれてきたのではない!そんな気がするのじゃ。」

この言葉。これはまさに清盛のこれまでの人生そのものだと思うし、そして忠盛もそのために清盛を育ててきたんだと思うんですね。清盛のこの言葉を聞いてようやく舞子の言った言葉の意味を自分の中ではっきり答えが出たのではないかと、この時の忠盛の表情を見て感じました。

「武士の世。武士の世を作るためじゃ。院に、お仕えするのではなく、武士が頂に立つ世を。それがため、我らは太刀を振るってきた。それがため…。武士は今の世に生きておるのだ!」

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武士の世を作るためと言う事は分かっていたけれどそれが一体どういうことなのか武士の世とは何なのか?それをずっと探してきた忠盛、その目的がはっきり分かった時の忠盛の力強い表情、そしてそれを憧れ、尊敬するような眼差しで見つめる清盛の表情が好きです♪

平氏一門が忠盛邸に集結していますが、清盛殿…「父上まだかなぁ~はぁ」という感じで首の飾りを触っておりますなぁ。そして忠盛登場ですが何だか足取りも覇気が無い様に感じます。そして忠盛は自分が万が一何かあった時の為にと今後の平氏の事、そして息子たちにそれぞれの品を与える。心配な清盛…

まず忠正には今後も口うるさく一門を支えろと。清盛には唐皮(トラの皮)の鎧、頼盛には名刀・抜丸、教盛には忠盛愛用の弓を、そして忘れ去れそうなほど存在感のない経盛には忠盛愛用の鞍をそれぞれ譲り渡すことに。この時の経盛と忠盛のコメディタッチのやり取り、忠清に言葉をかけようとしたらそっと「あの…」おぉ経盛見えなんだってあーた、経盛殿可哀想やん_| ̄|○ ガックリ、するわなぁ~(笑)

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兄弟仲良くするのだといい、忠清にはこれまでどおり平氏の侍大将、家貞は自分が死んだら出家するなんて考えずに新しい棟梁に近く仕えよと釘をさされました。末席にいた盛国、そして庭にいる兎丸にも声を掛けられて驚く2人…兎丸も「えっ?何?今俺呼んだ?呼ばれたよな?マジで?」という感じ?(笑)2人には新しい棟梁に最も近う仕えよと、と言う事はもう分かりますよね、この時の2人の表情。

そして、みんなの前で新しい棟梁は清盛だと宣言しました\(^o^)/
でも清盛は何だか不安そうな表情。不安な表情で宗子を見るが宗子は清盛の眼を見て静かに頷く「しっかりおやりなさい」と言う風に。それで決意が固まった清盛ですね。この時の忠盛のまた表情が溜まりません。

清盛たちは再び安芸に向かう為に忠盛に挨拶に来ました。
遅れて忠盛も安芸に行く予定のようで先に安芸で忠盛たちの来るのを待ってると言い「わしもすぐに追いつくゆえ」と言う忠盛の言葉に安心して元気いっぱいに出かけて行く清盛たち。それを見えなくなるまで見送る忠盛と宗子。

しかし緊張の糸がプツリと切れたのかつまずき、宗子がそれを支える。

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「かたじけない」
「…かたじけない?」
「ん?」
「妻となって、初めて言われた気が致しまする。」
「そうか?さようなことはない。ありがたいと思うておる。一緒になってから…ずっとな。」

言葉なくても目と目で会話をする忠盛と宗子。もうウルウルしてきちゃいますね。
暖かい日を浴びながらうたた寝をしてる清盛。すると忠盛が清盛に声を掛け、その声に目が覚める清盛。
そこには力強き父の姿があって、清盛に木の枝を渡すと清盛に向かって来るので清盛もそれに必死で応える。それはまるで幼き日、父と2人で海辺で剣を振ったあの時のように…

しかし忠盛の棒を折ったのは清盛。楽しいひと時…。静かに清盛を見つめる忠盛。

「強うなったな、清盛。」

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短い言葉に色んな思いが詰まっていますね。
忠盛に微笑返す清盛、しかし次に見たときにそこには父上の姿はなく、宋剣が突き刺さっていた。
初めて父からもらった時のように剣を抜く清盛。それは父上との別れがきたのだと感じる清盛。
海に向かって剣を突き上げ叫ぶ清盛の姿はあの幼き日海賊を退治した時に同じくこの剣を突き上げ雄叫んでいた忠盛のようであり、そして父との清盛らしい別れの言葉だったのかもしれません。

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最後、忠盛の臨終をあえて見せず、清盛の夢としてその死を表現されていたことは、単に忠盛の死が悲しい事ではなく、その意思を受け継ぐ者に託せた満足感を感じたし、清盛の剣に忠盛の命がそこに息づいているんだと。
清盛の夢のままにこの回が締めくくられたことは良かったなと思います。

1回からの色んなことがここに一部完結し、次の新しいステージがいよいよ始まりますね。
このドラマは単純に武士と貴族と朝廷の物語でもなく、本当に家族の有様を描いたドラマなんだなと実感した回でした。

これから世代が、親から子の時代に入っていきます。平氏と源氏、そして王家と摂関家まだまだ色んなことが待ち受けていますね。

次回はいよいよ新しい棟梁となる清盛、忠盛のしてきた棟梁の仕事を無事こなせるのか?楽しみですね。
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