感じる存在感
松山ケンイチ/チョンジフン(Rain(ピ))2人の若き才能ある俳優/歌手を応援しています
第27回『宿命の対決』
2012年7月8日放送

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無事、京に戻った清盛(松山ケンイチ)だが、性急には動かなかった。
まず、清盛は中納言・信頼(塚地武雅)に恭順の意を示す為に首謀者の名簿を書き、さしだすことを提案する。平家一門は、この清盛の寛大な態度に驚きを隠せない。

清盛は名簿を家貞(中村梅雀)に持たせ、内裏へ向かわせる。
東国の粗野な源氏兵に占拠された内裏は、今や朝廷の体をなしていなかった。
朝廷を占拠した義朝(玉木宏)は、京に戻っていながら、なかなか攻めてこない清盛の態度に疑問を感じ、苛立っていた。

義朝の気持ちを他所に、清盛は宴を催し、さらに義朝側を油断させる。
清盛の本当の狙いは、敵方の気がゆるんだ隙に、幽閉されている後白河上皇(松田翔太)と二条帝(冨浦智嗣)を奪還することにあった。上皇と帝を奪われたままでは自由に動くことが出来ない。

無事、奪還に成功した清盛はいよいよ兵を動かす。清盛と義朝の対決がついに始まろうとしていた…。
信西の無残な姿を見て義朝と戦う決意をする清盛。さて2人の結末は気になる27回が始まります。


12月18日、清盛たちは館に戻ってきました。ということで早速一同集まっております。
神妙な面持ちのメンバーの中、意気揚々に戦闘モードな人が…教盛です。

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頼盛になんと言う格好をしてるんだと呆れられ、時忠にちょっと早すぎないか?と戒められるけれどなんのなんの、既に戦闘モードの教盛は清盛が戻ってきたんだからすぐにでも源氏を倒しに行くはずなんていっちゃってるんですけどぉ。
【いそPです】(通称、盛盛会議です。)鎧姿で入ってきたのは教盛。清盛の弟。武骨な人柄です。保元の乱以降、ひげをたくわえるようになっています。

【いそPです】清盛がいるのは六波羅(ろくはら)という場所。清盛がこれから出世していくと、屋敷が豪華になっていきますので、この辺りにもご注目を。
清盛と盛国が部屋に入ってきました。
座りながら周囲の面々の表情を伺っているような清盛。
そして清盛の口から出た言葉と言うのが、以外にも信頼に従うと言う言葉。
意気盛んだった教盛も張り切った瞬間、耳を疑うかのように「えっ?」もう笑えますよね~。
断じて信頼や義朝を攻めようと思うなと釘を刺します。

【本郷で~す】信頼、中納言と言うのはどのくらい偉いのか?現在の大臣級です。

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反対に、清盛が戻って信西の仇を討ちに来ると戦闘モードに入る義朝。
応援に息子・次男の朝長もやってきて心強く感じる義朝。
荒くれ者の兄弟の中でひときわ浮いているのが頼朝(笑)この状況に若干戸惑い気味?
そしてこの人達も…そうリストラ公卿だった藤原の経宗と惟方の両名。

「東国武士の戦はそれはおぞましいものと聞く。」
「仮に、平氏を退けたとして、あの者たちがこのまま内裏に居座るような事になれば…。」
「うわぁ~負けたぁ~」

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2人が振り向くと首謀者信頼は政よりも女房たちと双六遊びに興じてばかりのご様子。
相変わらず双六に弱いのか負けて罰ゲームで顔に墨を塗られておりますが、今後ゲームじゃなくて自分の身に降りかかってくることへの前振りなのか…。

全く朝廷の機能を果たしておりません。経宗も惟方も今更ながら「やばい」と思ったのか

「我らは、あるいは大きな過ちを犯したのではないか?のう、成親殿。」
「さようにござりますな。」
「それ、成親殿の妹御は平氏の嫡男・重盛殿の妻ゆえ、どう転んでも己の身は安泰という事じゃ。」

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成親にしてみたらどうなでしょうね~。
信頼側にいるけれど、自分の本位ではないし、此度のことで自分が何か得をしたという感じでもなさそうなので、もし平氏と戦うことになったとしてもあくまでも中立的な立場を訴えるのか、はたまた信頼にこの事を知らされずに勝手にこちらに引き込まれたと言えばいいという感じでいるのだろうか…。
そんな公卿たちの心配を他所に双六遊びに興じている信頼なのです。
 
幽閉中の上皇様は今様三昧…上西門院様は上皇様の可愛がっていた信頼は謀反を起こし、そして信西が殺されたと言うのにのんびり今様を歌っている場合なのかと言うんだけど…
【いそPです】後白河が幽閉されているのは一本御書所(いっぽんごしょどころ)。政治施設があつまる大内裏にある、書籍を保管、管理する場所です。

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そんな上皇様の表情を見た上西門院様。上皇様のその表情はいつに無く寂しげに見えましたね。もしかすると、あの「長恨歌」を何故信西が自分のところによこしたのかと言う真意を今、改めて感じているのかもしれません。信西が上皇様に伝えたかったことの本意を。

清盛はといえば、とにかくお腹いっぱいご飯を食べております(笑)
最近、食べ方がお上品になったと思ったら今日はワイルドだぜぇ~♪という感じでバクバク食べておりますよ。やっぱ家のご飯がサイコー!って感じで、膳を同じくしている清三郎に弟たちの面倒を見たかと聞かれ元気いっぱい答えております。

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【いそPです】清三郎とは、後の宗盛です。清盛の三男、時子との間にできた初めての子供です。

「清三郎は年が明けたら元服ですゆえ」
「おう!そうであったな、アハハハハ~、そうであった、そうであった。」

皆そんな清盛の姿に戸惑いの表情を見せております。父の真意が分からない重盛の厳しい表情。

清盛が動かない為、義朝軍も緊張の糸が緩みかけていると言うか、疲れがそこここに出てきております。
きっとこの数日、いつ平氏が攻めてくるか分からないからきっと昼夜ゆっくり寝る暇も、食事を取ることもままならないんじゃないかなと。義平はイライラ、思わず居眠りをする兵士や、朝長もついあくびをしてしまい、それを見た義朝に叱咤されてしまいます。

焦る義朝。
そんなところに正清が清盛の使いの者が中納言の所に来るとの報告。
慌てて信頼のもとに向かう義朝。
そんな様子を見た信頼は兵士が攻めてきたのかと慌てふためき思わず義朝に

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「播磨守、私を守れ!きっと守れ!」
頷く義朝。なんだかこのやり取り…保元の乱での頼長と為義のやり取りみたいですよね。
一瞬、緊張感に包まれるがやって来たのは…丸腰の家貞(笑)皆ちょっと拍子抜け?

「平氏が棟梁・清盛の名代、平朝臣家貞にござります。中納言様にこちらを 奉呈致したく参りました。」

差し出された巻紙を恐る恐る受け取る義朝。
それは清盛を筆頭に平氏一門の名前が書かれた名簿だった。
【本郷です キリッ】名簿(みょうぶ)とは、忠誠を誓うときに出すもので、二字とも言います。なので本来は「清盛」とだけ書くという説もあります。
「名簿にござります。我ら平氏は、中納言様を、この国の位人臣を極めたるお方と敬い、忠義を尽くします事をお誓い申し上げまする。」

ホッとした表情の信頼。しかしこれに納得できないのが義朝。あんだけ信西と親密だった平氏が敵ともいえる中納言に忠義立てするなんてこれにはきっとなんか裏があるに違いないと言うんだけど、そこは家貞

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「これは、同じ武門の棟梁とも思えぬお言葉。我ら武士の本分は、お上をお守りする事。この思いに裏も表もござりませぬ。」
「信西を討たれた事に遺恨はないと申すか!?俺の知っておる平清盛は、さような男ではない!」

この家貞の言葉は清盛の義朝に対して伝えたかった言葉のように感じます。
でも今の義朝はそんな言葉に耳を傾ける余裕もないし、清盛がどうしてこんな行動をしているのか信じられない、それは自分がもし清盛の立場だったらこんなことはせず、怒りに任せて攻めてくるはずと思っているからなのでしょう。

義朝をたしなめる信頼。まぁそんなカッカせんとこうして年寄りが丸腰で来てるんだし信用してあげようよって感じ?成親もちょっとほっとした様子。信頼の言葉に家貞は

「一朝事あらば、我ら平氏3000騎、すぐさま馳せ参じまする。いかなる事でも、お申し付け下さりませ。」
「頼もしいのう」

家貞の言葉を胡散臭そうに見聞きしている経宗と惟方。
納得いかないが家貞を見送るしかない義朝。

でもこれもさりげなく、自分の所には3000騎の兵が待機しているんだぞと言うアピールだったりもしますよね。何かあればそれだけの兵がいるんだぞってね。

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写経をしている清盛に、家貞は向こうの様子を報告。
こちらの思惑通りに計画が順調に運んでいるようですでご満悦な清盛。
家貞はそろそろこの計画のことを皆に伝えたほうが良いんじゃないかと。

ということで一門揃ってミッション開始ということで連日飲めや歌えや大宴会で大盛り上がり。
そんな中、重盛は少し離れた場所で1人いると、そこに経子がやってきました。

「義父上にお目通り願いとうて…」

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経子は兄・成親が裏切った事に対して謝りたいと。そんな経子に重盛は

「どうやら、それには及ばぬ。」

この時の意味が良くわからないんです。
単に重盛が心配しなくても何とかなると思って言っているだけなのか、清盛の計画の中に既に成親の処遇も含め何か言われているということなのかどうなのか…。
宴の席に基盛がやって来て

「父上。おいでになりました。」

この言葉にその場にいた面々は一斉に宴会を終え片付けました。
そこへやって来たのは経宗と惟方の両名。

【いそPです】清盛に会いに来た貴族、経宗(つねむね)は大納言、惟方(これかた)は検非違使別当。大納言は今で言うと大臣クラス、検非違使別当は警視庁のトップです。とにかく政治家の大物です。このシーンで注目していただきたいのは、偉い人が来ても清盛が上座を譲らないところ。武士と貴族の力関係が変わってきました。
そうなんです。この時、普通なら清盛は大納言の経宗に席を譲るはずなんだけど今回、清盛はそのまま棟梁の席のままでやり取りをしているんですよね。もう完全にパワーバランスが逆転しております。それに対してこの2人も何も言えないわけです。

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まずは2人で今回の謀反に対して謝ります。意外と素直と言うのか優柔不断と言うのか…
それを嫌味で応える清盛。それに反応して必死で今回のことはあくまでも中納言信頼と義朝が中心に起こしたことで自分たちは巻き込まれただけだと、このままだと都は野蛮な奴ら(東国武士)の好き勝手になってしまうと。だから、平氏の皆様のお力でもとの都にして欲しいとお願いしましたぞ。

2人の詭弁を「ほう。」「して?」と一見穏やかに聞いていた清盛ですが薄笑いながら

「フッ(笑)巻き込まれただけとは片腹痛い。公卿どもがかたらって信西殿を亡き者にした事は分かっておるのだ!(怒)」

一気に清盛の怒りが爆発!宋剣を抜き2人を強烈に威圧。その迫力に圧倒される公卿たち。
マジ清盛殿怖いっす。そして経宗と惟方の2人の表情も見ものですよね。(笑)

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「まことならば、叩き斬ってやりたいところ!だがこうして自ら俺を訪れた度胸は見上げたものよ。それに免じて此度ばかりは許してやる。そなたたちの望み、叶えてやろう。その代わり、いかなる事でもすぐと約束せよ。」

鬼の形相とはまさにこのような感じと言わんばかりの清盛に対して、お歯黒を見せ弱々しく「ひぇえええ~」な公卿たちのコントラスト。そしてそのまま声が出せずふんふんと頷いているだけを見て

「返事は!?」
「はいぃ~!」

清盛の恐ろしさに大声で返事してひれ伏す様子。こんなことで怒りがおさまることなんてないけれど今は個人的な怒りよりも今の状況を何とかする事が先決問題な清盛なのです。

正清も平氏たちの連日の宴の報告であの名簿はやはり本気なのではと義朝に言うけれど、信じきれない義朝。そんな事はない絶対清盛は何か考えているはず。そこへ、久しぶりに常盤がやってきた。
久しぶりに会った常盤はお腹が大きくなっていて驚き戸惑う義朝。

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「申し訳ござりませぬ。お知らせするつもりはござりませなんだものを…。されどお伺いせずにはおられませんでした。何故かような大それた事を…。」
「避けては通れぬ道だったのだ。清盛と決着をつけるために。」

常盤もこんな場所にあんな状態でよくきたなと思うけど、少しでも生きる希望を持ってもらいたい、自分の子供が生まれることを知らせることで死に向かうのではなく、生きてもらいたいと彼女らしい思いがあったんじゃないかと思います(事実はこんなこと会ったかどうかわかりませんけど)

そんな常盤の気持ち、義朝は痛いほどわかっているだろうけど、死んだ由良は清盛と袂を同じくして一緒に何かを成し遂げることよりも(もし一緒に何かを成したとしても立場的に同等にはなれないだろうし平家に従うことはのぞんでいなかった)自分が破滅に向かっても正々堂々と清盛に立ち向かいたいと言う思いを貫きたいんですよね。

清盛もやはり考えていることは義朝の事。
静かに時子がやってきて

「義朝様の事でござりましょう?いつか殿が、お待ちになると仰せになったは。よろしいのですか?このままゆけば…」

「これが定めなのであろう。」
「これが定めなのだ。」

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「源氏と平氏」
「2つの武家の嫡男として出会い…」
「棟梁となった。源義朝と。」
「平清盛の。」

父の代からの約束を今、こうして自分たちが決着をつけなければならないこと。清盛にとってはまだまだ2人で成し遂げたかったがもうそのチャンスは訪れる事がない寂しさ。義朝も心情的に追い込まれ道を見失ってしまったのかもしれないです。源氏の棟梁としての意地とプライドの為。
そういう2人の心情をそれぞれ照明やセリフを通して対称的に魅せていますね。

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そしてそんな悲壮な決意をしている2人がいると言うのに首謀者が一番緊張感がないんだな。
白拍子に扮装した男子と歌い踊っている白豚野郎信頼。
【かずDです】ちなみに、今日の放送で塚地さんと踊っていた白拍子は…男です!(ウホッ
しかしそのチャンスを狙って清盛からのミッションを実行する経宗はさりげなく信頼に武士たちも疲れているだろうからここで少し緊張をほぐす為にもお酒などを振舞ってあげたらどうだろうと投げかけてみる。信頼の答えは兵に関しては義朝に一任しているからといわれ、そこを更に惟方がそういわずに、近衛大将自らの差し入れとなると兵たちもさぞかし喜ぶんじゃないかと頑張ります。経宗も今は誰もが信頼様を偉大だと思っているんだし、その人からなんだから見張りとかいなくても大丈夫じゃないかって、うまい事信頼をヨイショしておりますね。この時のおとぼけた表情、その言葉にまんざらでもない信頼の嬉しそうな表情、経宗や惟方はそんな信頼を見て内心は「ホンマアホちゃうかこいつ」ってな感じだったのでしょうかねぇ~。

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この時の信頼がニコニコして(一応OKという感じ?)再び遊びに興じ始めたのを見てニヤリとする経宗のあの満面の作り笑顔とその後来れ方に向かってのアイコンタクト絶妙ですな。とりあえず清盛からのミッション第一段階終了という感じです。

清盛は2人のミッションの報告を静かに双六の賽を振りながら待っています。
賽を振っては転がしまた振ってはをただ繰り返す。この乱がまさに双六のように自分が勝つ為、賽を振りどんな目が出るのかと言うように。

この時やはり、指フェチの私にはケンちゃんの綺麗な指に目が吸い寄せられちゃいます(爆)

そして清盛の計画通り、兵たちが酔いつぶれたのを確認した経宗は上皇様と上西門院様を奪還して仁和寺へ、そして惟方は帝を女装させ牛車に乗せて脱出しようとしたその時、義平に呼び止められてしまう。ヤバいぞ惟方…。しかしこの時代夜だし松明の明かりだけ出し女装して顔が良くわからない(多分義平自身も帝の顔を見たことはないだろうし)ので「いい女じゃ」で何とかごまかすことが出来無事、内裏から脱出成功です。

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【いそPです】二条帝を奪還した清盛の戦術ですが、女装させて連れ出させたというくだりは、「平治物語」「平治物語絵巻」(国宝)にも描かれています。
この時の上皇様のニヤリとした顔はその後の賊軍になった者たちへの処罰の時に何か影響を起こすのかなぁ~。二条帝の女装はもう少しはっきり見たかったですね。この為にキャスティングされたようなものですから(笑)

忠清が無事に帝が脱出したことそして清盛邸に向かっていると報告。
いよいよ、清盛が動き出します。まずは都中に帝は六波羅にいることを触れ回れと。
それを聞いたのでしょうね。慌てて信頼の所にやってきた義朝だが、兵たちが酔いつぶれている光景を目の当たりにして呆然…そんな義朝を冷めた目で見ているのが頼政。そして思わず酔いつぶれていい気持ちで寝ている信頼は胸ぐらを掴まれそれにビックリして目が覚める。怒りMAX!な義朝

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「この…日本一の不覚人が!」

あれれ~と言うまもなく投げ飛ばされてしまう信頼なんともブチャイクな…

【本郷です キリッ】日本一の不覚人ですが、日本一の大バカ者、という意味です。平治物語が出典です。
慌てふためく信頼に向かって更に義朝

「わかっておるのか!?これで我らは、賊に成り下がったのだぞ!」

いくら殴ってもこの失態を取り返すことなんて出来ない。信頼も突然のことで何が何だかよくわかってない感じ?でも義朝の尋常ではない怒り方で「やばい!」と実感?正清は平氏が内裏に攻めてくるかもしれないということで慌しく指示を出します。

相変わらず客観的に頼政は平氏は最初からこうなる事を狙っていたのだろうと。その言葉を聞いて不安な頼朝、義朝も「してやられた」と思いつつも、これで清盛がやっと攻めてくる、自分と真っ向勝負できることへの喜びで笑っていたりするわけです。

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「それでこそ貴様だ。清盛!」

この時の義朝の常軌を逸した目。すごい迫力ですよね。
【いそPです】二条帝の六波羅行幸です。これまで「犬」扱いされていた武士の屋敷に帝が入る…まさに歴史の大きな変わり目です。しかも、帝が直々にお声掛け。この瞬間、清盛が官軍に、義朝が賊軍に逆転したわけです。
平氏一門は帝の到着を静かに待っています。このシーンでは庭にいる鶏たちの演技も効果的に使われていて見どころです。着替えを済ませ、他の公卿たちも六波羅に集合ということで、帝が清盛の館に臨幸しました。そこには関白・藤原忠通様、藤原経宗・惟方の姿も。

まずは清盛から帝に対して今回の事に関しての話をして、六波羅にいる間、平氏一門が命を掛けて帝をお守りすると誓いを立てます。その言葉に対して

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「大宰大弐清盛。朝敵を討つがよい。中納言信頼、ならびに播磨守義朝を追討せよ!」

待っておりましたそのお言葉。なんだか帝カッコイイじゃありませんかぁ~。
これで大義名分全て揃って思い切り官軍として源氏と戦うことが出来ますね。この時、庭では黒い鶏が茶色の鶏を追いかけて攻撃しているんですよね。まるで平氏(黒い鶏)が源氏(茶色の鶏)を追討しているかのように。

ようやく、思い切り戦ができると大張り切りなのが忠清や教盛たち。
そして、清盛は何かを書いておりますがそこに時忠に連れて来られたのは清三郎。鎧をつけられて何が何だか状況が分からず挙動っております。そして清盛に突然今から元服だと言われ、忠清に抱きかかえられ無理やり座らされ烏帽子を付けられてしまう清三郎。そして先程書いていた紙には清三郎の新しき名前「宗盛」と言う文字が書かれ、清三郎は宗盛となりました。そして元服してすぐ初陣となりました。

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【いそPです】清三郎が宗盛となりました。元服して初めて一人前、これで平氏の一員となります。
この時の元服シーン、状況は違うけれど清盛の元服シーンを思い出しましたね。あの時も反抗していた平太を忠清が突然はがいじめにして無理やり加冠されましたよね。宗盛の場合は反抗と言うんじゃないけど心の準備も無く「あれ?あれ?」と言う間にでしたからね。

そして皆に向かって清盛

「義は我らにあり!内裏に立て籠る逆賊どもを討ち取れ!」

義朝もそれぞれ配置を指示します。義平は待賢門(こちらには重盛)、朝長は東門、頼朝と正清は郁芳門(こちらには宗盛と忠清)こうしているうちにも平氏軍が近づいてきております。義朝の号令がかかり各々それぞれの持ち場に向かいます。そして義朝はオロオロしてる信頼に向かって鎧を投げつけ「そなたも命を張って戦え!」と一喝!ただオロオロしてる信頼。だって鎧の着け方もわかりましぇん(ー0ー;)

慌しく廊下を走っていると突然、常盤が目の前に。驚く義朝。義朝に近づく常盤を制止し、お前はもう自分の妻ではないと言い放つ義朝。しかしそんな言葉も臆することなく義朝の目の前にやってくる。そして義朝の手を掴み自分のお腹にあてる。

「きっと、勝って下さりませ。そして…この子を抱いてやって下さりませ。常盤はずっと、あなた様だけの妻にござります。」


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険しい表情だった義朝の表情が何ともいえない寂しそうな切ない表情に変化しますね。静かに愛しむ様に常盤のお腹に顔を近づけ「牛若と名づけよ」と。男か女かも分からないのに、女の子だったらどないするんですか?牛若子とか?(って冗談ですけど)

「きっと、男子じゃ。強き源氏の武者となる子だ。行ってまいる。」

女子は強いですね、と言うか母はかな?
これで今生の別れかもしれないと分かっていても、あえて勝って帰ってとあなた以外に夫はいないと言う常盤。自分が負けるかもしれないことは分かっている義朝も戦後処理で自分の妻ということで常盤や子供たちの命の危険を考えてお前は妻じゃないと言ったのも切ないですね。
【いそPです】義朝と常盤のシーン。牛若と名付けられたお腹の子は、のちの源義経です。
待賢門院では重盛勢が丸太で門を打ち破ろうとしております。そして

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「年号は平治なり!花の都は平安城!われらは平氏なり!平の字が三つ揃って、此度の戦に勝たん事、何の疑いやあるべき!いざ、参る!」

打ち破られた門から平氏たちが入って行きますが待ち受けている義平たちも弓で相手平氏を討って行きます。そして重盛が名乗りを上げます。それに応えて義平先程の「年号は~」のアンサーなのか?

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「平の字が三つと言うたか?我こそは源義朝が子、鎌倉悪源太義平。四つ目の平の字は我が名にあり!いざ、戦わん!」

普段と違って重盛の名乗り、力強くて頼もしかったですね。そしてその返しの義平の名乗りもお見事!若武者同士の戦いのシーンはワクワクしてきました。
【いそPです】年号は平治なり、花の都は平安城、われらは平氏なり。平の字が三つそろって…これは平治物語にあった名セリフですね。
清盛は静かに戦況報告を待っていると家貞が重盛と義平の一騎打ちの報告。義朝も同じく静かに時を待っている。重盛と義平の戦いそして頼盛も今回は頑張っております。父・忠盛から授かった抜丸で時に宗清を助けながら戦っております。そして初陣の宗盛はというと…やはりオロオロして忠清の後ろに張り付いております。

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そんな戦いの陰で中途半端な兜と鎧を着けた信頼が「私を守れ…守らぬか」とビクビクしております。忠清は宗盛の前で応戦しておりますが頼朝がそんな宗盛に向かって矢を引いております。それを呆然と見てる宗盛、放たれた矢は忠清が太刀で叩き落してくれたけど宗盛は腰を抜かしてしまう。アァ、何処までもヘタレなわけですなぁ~。
【いそPです】内裏での戦い。重盛と義平の長男対決。そして、宗盛と頼朝の一騎打ち。この二人は20年余りのち、源平の合戦で再び戦うことになります。
そんなあちこちでチャンチャンバラバラしてる時にどこからとも無くやってきたのが鬼若。
ある一室に入って行くとそこには常盤と侍女たちが。思わず常盤は短刀を出し鬼若に向けるがヘラヘラした鬼若は怪しいもんじゃないからって言われても見た目も十分怪しいですからぁ~。

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【いそPです】ここで、鬼若登場!彼は、のちの弁慶です。この二人の関係は、のちの弁慶と義経のエピソードに繋がりますので、ぜひとも覚えておいてください。
重盛が義平に矢を放つけどそれを何事もないかのように平然と太刀で払いのける。でも近過ぎない?(笑)空を見て重盛、兵達に向かって撤退の号令。頼盛もそして忠清も同じ時期にやはり兵を撤退させる。

正清が平氏たちが退却して行くと報告。それを聞いて義朝はあとを追って一気に攻めると。一方清盛サイドも重盛の命令で兵たちが撤退したことを報告。手はず通りと清盛。いよいよ棟梁2人が戦闘モードに入りましたぞなもし。

賀茂川に向かう源氏勢。川を挟んだ向こう側には平氏の陣らしきものがあるが兵が1人もいない。
この時点では源氏サイドは平氏が敗走下と思い込んでいるので自分たちが優勢だと思っているんですよね。しかしこの誰もいない平氏の陣は気になるわけです。そして義朝は攻撃の声をあげます…がそこへゆっくり馬に乗った清盛がやってきました。と同時に平氏の陣から次々と赤い幟が掲げられ大勢の兵が一斉に出てきました。余りの兵の多さに源氏勢もビックリ!(@_@;)

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映像で見ても平氏と源氏の兵の数の差がはっきり分かりますね。
そして忠清の号令で一斉に空に向かい弓を引く。あまりの兵の数に正清たちも焦る。そして頼政は

「やられましたな。まんまと誘き寄せられたということにござります。」

といい、馬で去って行く…ってどーよ?(笑)オイオイそれで良いのか?まぁ頼政は三条殿でのあの非道な殺戮を見て源氏に対して「どーよ?」と思っていたし離反するからまぁいいかっ(笑)でもあんな緊迫してる状態でのんびり馬で去ってるけど矢が飛んできたら下手したらあんさんにもあたるよ?(汗)

義朝をじっと見ている清盛。そして忠清が号令をかけ一斉に弓矢が放たれる。空に向けられた矢が雨の如く源氏勢に降り注ぐ。少しでも余所見でもすると弓が当たってしまうので義平も正清も頼朝みんな空から降ってくる矢を太刀で叩き落すが相手からの矢は次々と源氏を襲い、兵達が次々倒れて行き、そして朝長にも弓が…。油断をした義朝の体を弓がかすめる。

「殿!ここは我らにお任せあれ!後ほど落ち合いましょう!早う!」

この言葉に義朝、いよいよ清盛との決着をつけるべく対岸の清盛に合図を送りそれを受けるように清盛も陣から離れ義朝について行く。この義朝を追う清盛が競べ馬の勝負で義朝の背中を追っていた姿とオーバーラップします。誰もいない場所に到着した2人。もう、清盛様の乗馬姿萌ぇ~♪です(>_<)

六波羅からだとまぁ四条の手前辺りくらいまで走らせると2人きりでいられるでしょう。(勝手に予想)

向かい合う2人…清盛が名乗りを上げます。続いて義朝も名乗りを上げます。
2人ぽっちなんだから別に名乗りを上げずともと思うけれど、2人の中でちゃんと武士同士としての決着を付けたかったんだろうね。

おもむろにそれぞれ剣や太刀を抜き鞘を河原に投げ捨てる。吐く息が緊張感を高ぶらせます。
そしてお互い馬を走らせ清盛が義朝の胴に剣を突き刺そうとするけれどそれを太刀で交わされてしまいます。再び今度は清盛剣を両手で持ち思い切り振ると義朝髭切が飛ばされてしまう。
【かずDです】松山さんの両手を離して、剣を振る馬術。あれはプロ並み、それ以上の腕前です。黒澤映画で三船敏郎さんが同じような演技をしてましたが、その豪快さを彷彿させます。

【かずDです】第4回の流鏑馬のシーンでは、清盛は的を外して失敗していました。ところが実際の松山さんは、収録に5回チャレンジして3回命中させてしまったのです。もちろん本編では外れた方を使いました。あまりの運動神経に、指導の先生方も度肝を抜かれていましたね。
清盛と義朝馬を降り相手の所にもうダッシュ!これ大変だよね。大鎧重いし、でもあのスピード感は一体なんなんだ?

義朝髭切を取ろうと、まずは清盛に向かって脇差を投げつけひるませて無事拾う事に成功。
この戦いのシーンが、韓国とか中国の時代劇のように無意味に空中回転したり(それ何の意味あるんだといつも突込みを入れちゃうんですけど)アクロバティックとは程遠い、ある意味モッチャリした戦いのように感じえられる人もいるかもしれないけれど、あの重い鎧を着けてそして戦っているだけで大変そうだけど、清盛は重力に任せて剣を振りかざしたり、胴を突いたりしてるんだけど、鎧で有効な打撃を与えられない。
一方の義朝は日本刀の特徴を活かして清盛の腕などや足や脇の辺りの隙を狙って攻撃をしていますね。

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太刀で無理な時はお互い頭突き攻撃をしたり、清盛は剣を下にして義朝の目に向かって砂を掛けたりして義朝を油断させたりあれこれ考えていますね。胴に当てても切れないんだなぁ~(ー3ー;)戦っている間も義朝は何だか嬉しそう。まるで保元の乱での忠正と清盛の時みたい?

そして結果、最後は力業で義朝を押し倒し、義朝に短刀を向ける清盛。競べ馬の時からの長い長い勝負がつきました。
 

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「武士とは勝つ事じゃ。いかなる事をしても、勝ち続ける事じゃ!お前は負けたのじゃ!」

途中短刀を捨て、髭切を持った清盛はそう言って思い切り義朝に突き刺す。覚悟をした義朝だけどよ実際は顔の横の地面に突き刺した。この時の義朝のやられる!という感じの表情。見ているこちら側も眉間が思わず寄ってしまいます(ー0ー;)

「義朝!次などない戦に…負けたのじゃ。」

殴ろうとこぶしを振り上げるけれど結局そのまま座り込んでしまう清盛。
この時の馬乗りといい、場所と言い、思い出されるのが義朝が思わず自分の父と清盛の父を交換しないかと言う前、義朝が清盛に北面の武士の務めをちゃんとしろと殴りかかったシーンと思い出します。

背を向け座る清盛に義朝ゆっくり起き上がる。
 

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「源氏は滅びぬ。我が身は滅びても、源氏の魂は断じて滅びぬ!清盛…また会おう」

目から涙がポロポロこぼれる義朝はなんだか幼き子の様であり、二度と会えないと分かりながらもまた会おうというその気持ちが切ないです。髭切を残したままゆっくりと清盛のもとを離れ馬で去って行く義朝の姿が切なくもあり、哀れでもあり…。結局清盛は言いたいこともじっと耐えて自分の感情を飲み込んでいるのかひたすら我慢をしてるような表情で去って行く義朝を無言で見つめているけどこらえきれない涙がポロッと流れ落ちる。

この最後のシーン、競べ馬の時と同じ様に清盛が義朝の後姿を見送ってるんだけど、あの時とはもう違う。
それが無性に悲しい…

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太刀を背に座っている清盛になんで義朝は斬りかからないのかと言う人もいるけれど、義朝は別に清盛を本気で殺したいとは思っていないと思うんです。もう2人の中での決着はついているし、本来ならは自分は清盛に殺されていてもおかしくないわけで、と言うかもうあの時点、倒され太刀を向けられた時に死んでいるんですよきっと。
【かずDです】清盛と義朝の一騎討ちいかがでしたか?鎧で覆われていない首や足首、右手などを狙う戦術。清盛の宋剣の力強さや義朝の剣さばきの速さなどの特徴を活かした殺陣です。松山さん、玉木さんがアイデアを出しあいながら、ロケの合間で稽古を重ねて作り上げました。

【いそPです】玉木さん演じる義朝も最期が迫ってきました。若い頃の回想シーンが入るとよくわかるのですが、玉木さんが年令に応じた義朝をきちんと演じ分けていたことに驚かされます。年を取るに従って太ったり、体重をコントロールしながら、演じていたそうです。
いよいよ、次回義朝の最期なんですね。清盛は一気に信西・そして義朝を失うことで、彼らの果たせなかった思いを1人で受け背負って生きて行く事になりますね。それだけじゃなく一門も背負ってだから本当に苦しく茨の道かもしれないですね。

来週この戦の戦後処理をしかと見届けなくちゃ生けませんね。




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