感じる存在感
松山ケンイチ/チョンジフン(Rain(ピ))2人の若き才能ある俳優/歌手を応援しています
第32回『百日の太政大臣』
2012年8月19日放送

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仁安元(1166)年、清盛(松山ケンイチ)は武士としてはじめて大納言にのぼった。前代未聞の出世に、貴族たちは反発するが、摂政・基実(忠通の子・上杉蝉之介)を後ろ盾とした清盛の勢いは止まらない。

後白河(松田翔太)はそんな清盛の動きを牽制する。一方、伊豆の頼朝は、豪族・伊東祐親(峰竜太)の娘、八重姫(福田沙紀)と恋仲になっていた。祐親は、大番役で京の清盛のもとに仕えており、その留守の間のことだった。そんな時、八重姫が頼朝の子を宿している事がわかる。頼朝は命にかえても八重姫とその子を守り抜くことを誓うが、それはさらなる悲劇の始まりであった。

京では清盛がさらに内大臣に就任、清盛はさらなる高みにのぼろうと、五節の会にて舞姫の舞を献上する事を思いつく。

そして五節の会の当日、貴族の嫌がらせで返された舞姫の代わりに、清盛と後白河上皇の前に現れたのは、乙前(松田聖子)だった。


1165(永万元)年、内裏清涼殿にて大納言になった清盛。

「公卿になって僅か5年、ここまでのぼれるとは夢にも思いませなんだ。大納言清盛、帝の御ため、摂政基実様のもと、一心に働く所存にござります。」

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といたって大真面目に六条帝に平伏す清盛だけど…相手は赤ちゃんじゃん!
何と茶番な…まぁ、実質的には摂政である娘婿の基実が動かすんだろうけど(帝の傍にいて話を聞いているわけですが)この時代などは(でも今の時代も下手するとそうなるとも限らないのか…?象徴としての天皇をとすると。この時代と意味合いは違うだろうけど)

そんなバブバブ~な赤ちゃん帝での政、他の公卿たちにとっては迷惑千万な事のようです。
とにかく変化が嫌いで清盛が大納言と言う立場になっている事自体も彼たちにとってはアンビリバボー!な訳ですからね。


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評議で清盛、早速温めている大輪田泊の開削の案件を申し出るんだけど、清盛を気に食わなく思う左大臣・藤原基房が清盛をシカトしてさっさと次の議題に話を持って行っちゃいましたぞなもし。(ー3ー;)このあからさまなやりように成親や基実も苦々しい表情。清盛も一筋縄では行かない事はわかっているんだろうけど、そんな義父の気持ちを慰める基実。まっこと、良いやつじゃないですかぁ~。

気を落さずに次期に大臣になるだろうからそれまでもう少し辛抱して欲しいって。気休めだったとしても(まぁ彼に関しては口先だけではないだろうけど)嬉しいものですが、さらに嬉しい報告が。出雲に流されていた時忠がご赦免になったと。これは清盛嬉しいと言うかホッとしました。

「万事私にお任せあれ。」

なんとも婿殿の心強い言葉…
しかしそこへ嫌味な弟たちがやってきましたぞなもし。
武士の清盛と仲良くしている兄を見ているのが気に入らない弟・元房と兼実の嫌味攻撃。
プライドばっか高くて、藤原摂関家の嫡男なのに、武士にへこへこしてからに…という感じ?

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でも基実にしてみたら亡き父が平家と手を携えろと言われた事を守っているだけと言っても、基房は摂関家が平家の犬に成り下がったと見えるらしいね。父はそんな風には言ってないだろうと反論。やってくれますね~家電俳優…いや、細川さん。ニヤッとした嫌味な笑顔不気味さがいい感じです。弟の兼実も、基実の兄上は平家に差し出された人質みたいなものでお辛いだろうなんて言っちゃったりして…そう言うお前たちの言動の方が辛いわちゅーねん(ーー;)相島さんも淡々とした口調でなんだか爬虫類的な感じが不気味ですが、今後、物語の中で面白いコンビになりそうですよね。

気になったのが、細川さんんはお歯黒のマウスピースを使っているように思うんですけど、相島さんはご自分のポリシーなのかどうなのかわからないのですがマウスピースではなくて実際お歯黒塗られているようですよね?何でなのか気になります(どちらでも良いといえば良いんですけど今度ツイッターで磯Pに聞いてみましょうかね?)

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さて、後白河上皇様といえば、久しぶりに「舞え~舞え~蝸牛~♪」と歌いながら紙に歌詞を書きとめております。これはもしや「梁塵秘抄」の編纂中ですか?そんな上皇様の周りで成親が先日の評議での事を報告しております。なかなか苦戦している清盛に対して上皇サイドももう少し歩み寄ってみてはと成親が問いかけるんだけど、朝子の表情そして上皇様はわしが歩み寄らんでもその内清盛のほうから自分に平伏すやろうてってその根拠なき自信は何なんだ?そう言ってまた作業を続けるんですけど朝子も成親も上皇様の考えている事が計り知れないという表情。

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清盛の館では盛国が官位が書かれている紙を広げて若君たちにレクチャーしております。
殿は今大納言と言う地位にいると、重衡は(父上が)武士では初めてだと聞いておると言うとそうだと盛国。そしてその紙を隠し次に偉いのはと指名されたのが宗盛なんだけど…宗盛応えられずにオドオドしておりますとすかさず助け舟なのか?知盛が「内大臣」と答えちゃった。すると負けず嫌いなのか宗盛お決まりの「今言おうとしてたのにぃ」と。そして負けじとその上も有るぞ何だ?と逆質問する宗盛なんだけども

「太政大臣じゃ。この国で一番偉いのじゃ。」

と自信満々に言うんだけど盛国にちょっと違うといわれちゃいました。

「確かに太政大臣は奈良の昔であれば地位としては人臣の極みではござりました。されど今は、実務を伴わぬいわば、名ばかりにて、かえって、政に口出しできぬお役目なのでござりまする。」

ちょっと罰の悪いという表情の宗盛だけど、そこに徳子が盛国に質問。最も偉いのは帝じゃないの?って。

「さようにござりまする。その帝のお傍近く、お支えする大臣に、殿は、のぼろうとしておいでなのでござりまする。」
「父上はまこと、偉いお方なのじゃな。すごいのう。」

と重衡が言うと兄弟みんなそうだそうだとワイワイ。そんな所に父上が戻ってきたようで、賑やかだなぁと。時子の生んだ子供たちは皆仲良いですね。そしてそんな子供たちに見せる清盛の表情も優しいですよね。重衡は「お帰りなさいませ大納言様」と言ったりなんかして調子良いんだか素直なんだか、でもそういう部分が清盛にしても可愛いんだろうねきっと。そして皆早くもっと上に上がってとお願いされて父としてもまんざらでもない清盛だったりしますね。子供たちの性格もそれぞれで興味深く描かれていますよね。

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清盛は上皇様の所にいるようで、青磁器を眺めながら大納言の務めに励んでいるかと。
摂政・基実のお導きによりなんとか新参者ではあるけど頑張っておりますと。

「摂政様には熱心に尽くし、上皇様にはこうして貢ぎ物だけとはあまりにもあからさまでは?」

成親がちょっと嫌味な発言に「大儀であった」といい残しその場を去る上皇様。
これは一体誰に言ったんだか…。成親の方に向かって言ったのかビクッ出なっていましたよね成親。
でもあからさまにと言われても他に何が出来るんだ?再び返り咲く事の手助けをしろってか?

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帰り際、廊下で朝子と西光と鉢合わせ。どうやら朝子が西光を呼び出したようです。
西光に声を掛ける清盛、複雑な表情で挨拶を交わす西光に

「西光殿。私はいよいよ信西殿の目指した、宋との交易を要した国づくりを、進める所存。」

しかしその言葉を跳ね返すように西光は清盛の言葉を信じる事が出来ないと。それは自分が頼んだにもかかわらず頼朝を殺さなかったことに対して少なからず恨みを持っているようです。笑って「相変わらず手厳しい」と答える清盛だけど、西光はマジですからね。朝子もやはり複雑な表情でこのやり取りを聞いておりました。

と言うかこのやり取りを見ているといじめ問題の事をふと思ったりしました。
いじめられたと思う人間は、大人になってもいじめたと思う相手の事を忘れる事が出来なかったりするけれど、いじめたと思われている人間は、自分が相手をいじめたということをすっかり忘れてしまうと言う図式に似ているなと。

でも清盛にしても西光にしても、信西の志を持って理想の世を作りたいと願う目標は同じはずなのに、それを西光はある意味、義朝と同じように、広い視野で、清盛の思いが何処にあるのかを見る事が出来なかったんでしょうね。ただただ、信西の最期の姿だけ、無念な思いだけ(でも信西が頼朝を殺して欲しいと本当に望んでいたのかどうか、それよりも目の前の理想を追求する事のほうを望んでいたのではないかと思うんですよね)それが清盛を許さないと言う方向に向かっていくのでしょうね。

去り行く清盛を西光が見ていると朝子が、西光に寺を出て上皇様にお仕えしてほしいとお願いされ戸惑うが朝子に

「私の言葉は、亡き、信西入道の言葉を心得よ。」

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こう言われちゃうともう従うしかない西光なんでしょうね(パブロフの犬状態?)。思わず朝子に平伏すけど実際は信西に向かって平伏しているんですよね。この言葉を最後に朝子も逝去されたようです。

伊豆では相も変わらずと言うか、藤九郎(一体いつになれば人間になれる?)はイモを焼き、頼朝は写経をしております…がやはりこちらにも変化が起きておるようで、ラブラブだった八重姫が最近来てくれないのはなんでだろう?藤九郎もそういやそうだなと。何か病気とかしてんちゃうか、藤九郎ちょっと様子を見てきてと言われ、藤九郎もガッテン承知!ということで早速、八重姫のもとへ。でも八重姫にあわす事は出来ないと門前払いになりそうなのを引き下がらずに踏ん張る藤九郎。八重姫様自ら頼朝様と会わないと言っていると言われ、納得できない藤九郎は夜、暗くなってから八重姫の部屋にやってくる!

部屋で泣いている八重姫だけど、突然、顔隠した男が入って来て八重姫もビックリ!
下手したら夜這いかなと思うよね(この時代ある意味ポピュラーだわな)
慌てる藤九郎。なんとか頼朝のもとに八重姫を連れてくることに成功。藤九郎曰く、2人の交際を伊東のお母さんにばれちゃったらしい。当然八重姫はお母さんからお付き合いしちゃダメといわれ、二度と会っちゃだめだと厳しく叱られたと。」

まぁ、当然ですわな。何で早く気がつかない頼朝。
自分の立場をわきまえなさいな、あんさんは同じ流罪でも時忠とは違うんですよ~ぉ。
流人の分際もわきまえぬ迂闊な振る舞いって言っておいてこれからもまた同じ事繰り返すでしょ?学習能力無いのですか?(汗)と思わず突っ込みを入れたくなりましたがそれはまだもうすこし先の話ということで(笑)。

謝って、じゃあお帰りをって…
突然八重姫泣き出すし…実は八重姫妊娠しちゃったってOMG!(◎o◎)そりゃマズイでしょうよ!
まぁ、毎日毎日写経ばかりして周囲にいるのは野郎ばかりの生活の中で、突然、うら若き女の子が現れたら、若さ故の欲望を抑えられないのは致し方ないかもしれないけど、相手を考えなさいってマジで。そんな事している立場でないのに(あぁこんな事ばかりループしちゃうわ)

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もし妊娠した事、それも相手が頼朝だと京にいる父・祐親に知れたら大変な事になるかもしれないからと、お母さんは何とかして他の人の所にお嫁に出して、そこの子供として出産させようと考えているらしいけど、ある意味、その相手に対して失礼でないかい?結構お腹も大きいだろうしねぇ。でもそれを断れば、ひょっとしたら生まれる前に…どうなるんだ?頼朝が殺される?自分が殺される?流産させられる?どうなんでしょう?

いつの世も、覚悟もないのに子供を作るな、ということですわ。
私が守るから子供を生んでくれって、これまた自分の立場を全く忘れたような事を言っております頼朝。
女からしたら、好きな男性にそんな風に言われると、勘違いしちゃいますよね~って2人とも勘違いカップルだったりするんでしょうけど、何だか全く共感できないこの2人(爆)でも頼朝の八重姫が好きと言う気持ちは痛いほど分かります。彼の立場が違うと本当にかわいそうな2人なんだろうけど…。

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1166(万永2)年7月、慌てて基実の館にやってきた清盛。
そこには既に基実が息を引き取った後。余りにも突然の死に、清盛も戸惑い、娘で基実の妻である盛子も悲しみの余り、ただ涙するばかり。「気をしっかり持て」と盛子に言う清盛に盛子も気丈に答えているのが痛々しいですよね。だって盛子まだ11歳くらいでしょ?11歳で未亡人だよ(T_T)グスン

ここで登場なのが、おぉ!草を食べる人(岡本信人さん)!いやいや、藤原家の家司の藤原邦綱さん。
家司って所謂、執事みたいなもんなのかしら?(間違っていたらごめんなさいね~)基実の嫡男・基通様はまだ6、7歳?。(基通様の生母はなんと信頼さんの妹だったようですね。)こちらも気丈に亡き父に手を合わしておりますね。でもそんな時に残りの兄妹コンビはここでも嫌味攻撃?

「心労が祟ったのでござりましょう。」
「武士になど肩入れするゆえ、かような事になったのじゃ。」

重盛と清盛の複雑な表情。基実の跡は弟の基房が継ぐ事になりました。さぁこれは予想外と言うか、基実が死んだ事自体が、清盛にとっては予想外なことだし、摂政が基房に引き継がれたということは、平家にとってかなり厳しい状況に追い込まれたと言っても過言ではないわけですね。

平家一門も早速家族会議。

盛国「基房様は亡き基実様と逆の考えを持っているだけに今までのように平家を取り立ててはくれないだろう」
教盛「それはまずいなぁ~頼み込んで何とかならんのかいなぁ」
頼盛「なんともならんやろうなぁ」
教盛「ほんだらどないするねんな」
時忠「そんなもん簡単なこっちゃ。基房様を娘婿にしたらええんちゃうん?」

相変わらずな時忠の発言に思わず盛国

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「出雲でのお暮らしは時忠様に何の変化ももたらさなかったものとお見受けいたしまする。」
「食い物も女子もなかなかであった」

おいおい(ーー;)全然罰になってないじゃんかぁ~。反省どころか、出雲ライフエンジョイしているじゃないかぁ~。でも時忠が言った事が今後、清盛の口から出てくるかもしれないんですよね。(高倉上皇がご逝去した後、徳子様を後白河法皇にと継がせるみたいな事を清盛が言い出す?)

経盛が核心部分を突く発言をしてくれましたぞなもし。
基実様の所領(荘園)はどうなるのかと。元房様の所に持っていかれちゃうのか?まぁ普通ならそうなるだろうなぁと貞能。そうなると、基房様の権勢は、並びない物のなるだろうなぁと宗清。さて清盛どうするどうする?緊迫したムードの中、突然重衡がとんでもなくノー天気な発言を…父上はまこと偉い人なんだからって。イヤ、そういう問題ではないんだよ~重衡様。思わず皆も笑い出してしまう。そんな息子に

「そうじゃな、なんとかなろう」と言っては見るものの…
そんなタイミングでお客人がやってきました。誰かと思えば藤原邦綱がやってきました。
なんでも、基実様の所領についてお話があると。基実様は広大な荘園を持っていて、それを盛子様のものにしてはどうかと。驚く清盛たち。基実様亡き後、摂政と氏の長者の実権は基房様に移ったけれど、本当は基実の嫡男の基通様が引き継がれるわけで、その事を考えると、基実の正室で、基通様の義母上である盛子様が、荘園を引き継ぐのは当たり前の事。盛子様もまだ11歳だけど、だからこそ、その父上の清盛が代わりに預かる大義名分が立つだろうと。

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「この莫大な財は生前の基実様に代わって、平家を支えてくれましょう。」

何とも心強いアドバイスに、清盛たちもその提案に乗っかる事にしました。
一時はどうなるかと思われた問題も、なんとか邦綱の助け舟で乗り切る事が出来たようです。
清盛も、自分たちも、それだけのことをしてきたからだと。危ない事が有ったとしても、そういうときには必ず、誰かが助けてくれる。財を投げうって武力を駆使し身を削ってそれだけの事を自分たちは築き上げてきたんだと。

「皆、わしに続くがよい。」

ある日、時子と清盛は滋子と憲仁親王と謁見しております。
滋子はわが子・憲仁を東宮にそしてゆくゆくは帝にしようと思っているらしいです。
その時が来たら、清盛にはぜひ東宮大夫(所謂秘書みたいなもの?)になって欲しいと。それは所謂、憲仁に仕えるということになるんだろうけど、滋子にしてみれば身内がサポートしてくれると何かと心強いし、安心だからお願いって。そんな事を妹から聞いた姉の時子はもう感激で思わず

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「滋子…いや、滋子様ご立派になられて…」

あっかんべーなんてしていた、気の強い女の子が、こんな事を言うようになったなんて、時子も本当に、感無量だったことでしょうね。しかし清盛はそのためには、大納言どまりでは朝廷にも、言いたい事もいえないから、何処までお力になれるかわからないって、この時の滋子の笑顔…その後、清盛は内大臣になりました。

いよいよ、自分の力を発揮できるチャンスが巡ってきましたね。皆お祝いの言葉を述べるけど、清盛はやっとスタートラインに付いたという感じ?清盛の計画では、ここから一息に右大臣にのぼるそうな。そのためにまずは、近く開催される五節にて重盛と宗盛には舞姫の舞を献上するという任務を受ける。(2人が舞姫をスカウトして当日までお世話する役目のよう?)これを成し遂げると武士でも公卿に劣らないほど雅な才能を持っていると知らしめる事ができるらしい。

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祐親は相変わらず緊張した毎日を過ごしているようです。寒い日も警固の務めに励んでおります。
突然、清盛に名指しで声を掛けられた祐親の「ハッ!(汗)」ビビリようったら(笑)どんだけ怖いねん( 一一)

清盛にしてみたら、遠路伊豆から務めとはいえ、来てくれて(家族と離れて)一所懸命頑張っているから、ねぎらいの為に声を掛けただけなんだろうけど、なんでそこまでビビるのか祐親(笑)下手に目を付けられたら難儀だなぁ~と思ってるのかなぁ。

印象的な熟れた石榴の実。
相変わらず落ち込んだ表情の頼朝は、北条時政に八重姫との出来事の話を聞いてもらってるのか?
藤九郎曰く、もう赤ちゃんが生まれているはずなのに全く連絡が無いみたいですね。
複雑な表情の時政。まぁ気安い事なんていえないわな。

「私は…まこと不幸者じゃな。一人生き延び、流人となる辱めを受け、ここでまた…罪を重ねておる。」

ちょっとこういう感じって、若き頃の清盛に似ていますね。ここまでネガティブではないけど、自分の存在意義を見出せないというか、孤独とアイデンティティの確立ができてない部分が。そんな頼朝に藤九郎や時政が

「罪…とは、お子をもうけた事にござりますか?何を世迷言を…。」
「いかにも佐殿。さような物言いをなされては、生まれてくる子が哀れにござります。祐親殿もきっと喜びましょう。おのが実の孫なのでござりますゆえ。」

まぁ、時政も今はまだ他人事だから、好き勝手に言えてますが…まさかその後、自分に降りかかってくるとは、この時は全く考えも及ばなかったのでしょうね。と、そこへ伊三郎がやってきましたぞなもし。気になるくせに、思わず背を向けてしまう頼朝。八重姫直々にやってきましたよ~それも生まれたわが子を抱いて。

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初めて見たわが子は男子。この時の頼朝のドキドキ感と、どうしていいのか戸惑うような表情。でも息子を抱いた時、思わず清盛が始めて清太(重盛)を抱いて涙した時の事とオーバーラップしますね。
家族がいても、自分はその中で孤独な気持ちを抱えていた清盛と、病や戦で家族を失ってしまった頼朝(実際は牛若や他の兄弟もいたと思われるが)に、自分の血が流れた家族が再び出来た事への喜び。ひと時の幸せをかみ締める頼朝や八重姫、そしてそこにいる人達の温かな眼差し。

都では五節の宴の当日です。
内裏に向かうこの雰囲気は殿上の闇討ちを思い出させる景色。しかし今や清盛はその父をも越えているわけですもんね。盛国が舞姫について重盛様と宗盛様がいい人を見つける事が出来たと報告し送り出す。 というか盛国が狩衣を着ておりますよ!狩衣じゃないとここまで入ること出来ませんもんね。感激です(T_T)ウルウル。
重盛たちの所に戻る盛国とすれ違う女性に「あれ…どこかで?」という表情の盛国。

いよいよ宴が始まりました。清盛も席について酒を飲んでおりますが兼実が立ち上がりどこかへ…
控え室は慌しく舞姫たちが準備中。しかしそこに慌ててやってくる宗盛。肝心の一の舞姫がいなくなったと。慌てる重盛と宗盛。舞姫は拉致・監禁されたようです。どうやら兼実が企んだ事のようです。

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清盛に恥をかかせようと言う魂胆なんでしょうね。
宴は進み、男性たちの舞が披露されています。とても幻想的ですよね。
こういう雰囲気でお酒を飲んでいると本当に気持ちよくなりそうですよね(^O^)
一方控え室では宗盛はオタオタしております。そこへ盛国がやって来たのはいいけれど宗盛に

「盛国、なんとかせよ!」

って突然ご無体な事を言い出して、思わず盛国も「はっ?」ですよね~。
何も知らずに宴を楽しむ清盛ですがそこへ静かに後ろから声を掛けてくる人物

お面を被っている後白河上皇。

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「どうじゃ?内大臣の座の座り心地は。」
「身に余る誉れと思うておりまする。」
「基実が死んだときはひやりとしたであろう。後ろ盾がなくなり、そのまま大納言にとどまるはめになるのではないかと。されどさような事にはならなんだ。良かったのう。邦綱がよき献策をしてくれて。さよう。邦綱に知恵をつけたはわしじゃ。あそこで平氏に落ちぶられては困るゆえのう。わが子、憲仁をもり立てるとなれば、金銀がいかほどあっても足りぬ。そなたを東宮にしたはそのためじゃ。だが次は、右大臣、左大臣じゃと?ウハハハハ~アハハハハ~!」

見る見る顔色が変わる清盛の表情、完全に余裕がなくなっているという感じですが決して後ろを振り返りはしないわけです。そして高笑いをした後おもむろに面を外して言うのがこの言葉…

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「ここはわしの世じゃ。朝廷をそなたの勝手にはさせぬ。そなたが次にのぼるは、太政大臣。名はあれど力は無い。(賽を清盛の目の前に落としてみせ)これであがりじゃ。」

静かに清盛の横に座る上皇様。一気に形勢逆転されてしまったか清盛…

「踊らされておったと?上皇様の…掌の上で。」
「いつか言うたはずじゃ。そなたたち武士は、どこまでのぼろうと番犬のまま死んでゆくのじゃ。」

悔しい表情の清盛。そんな清盛を見て喜んでいる後白河上皇。
しかしそんなどうしようもない気持ちの中で突然聞こえてきたのは聞き覚えのある歌声。
目の前の舞台で歌い踊っているのは懐かしい祇園女御様、上皇様も思わず「乙前…」

「遊びをせんとや~生れけむ~」と歌い舞う姿を見た清盛はそれまでの悔しさよりも懐かしさ、そしてその表情はまるで少年だった頃のような目の輝きで乙前を見ている。

乙前の舞と歌を聞くうちに、先ほどまでの悔しい気持ちや、憤った気持ちの変化が清盛の表情で分かりますね。まるでこの逆境も楽しみなさい、その先にある何かを見つけるのです、といわんばかりに。そして清盛の目が一層輝き、笑顔で

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「ぞくぞくいたします。治天の君の掌の座り心地。存じておるは、国広しといえど、この平清盛のみにござりましょう。修羅の道を歩んできたゆえこその、この心地。(上皇様の方を見て)存分に、味わい尽くしますぞ。」

この時の清盛の挑発的と言うか再び形勢を取り戻したと言うか、上皇様の仕掛けた事をも、自分に取り込んで利用されたなら、自分もをそれを最大限に利用しよう、と言う気持ちの切り替えができたと言うのだろうか、そんな表情に感じました。このニヒルな挑戦的な清盛の表情がとてもセクシーに見えます。

少し余裕ぶっこいでいた上皇様も、この清盛の言葉と表情に反対に「チッ!途中までうまく行ったと思ったのに」という感じ?(苦笑)

そして後日、清盛の屋敷に改めて乙前が挨拶にやってきました。
本当に懐かしい再会。田舎に戻って名前も今は「乙前」と名乗っていると。清盛が内大臣になったと聞いたと嬉しそうな表情で語る乙前に、いつしか清盛の表情もまた、キラキラした若き頃のようです。

「あの、犬ころのようだった平太が…と、お思いなのでござりましょう。」

盛国、笑いすぎじゃ有りません?でも重盛はただただ驚いているかもしれませんね。
いつになくリラックスした、にこやかで少年のような表情で、父が乙前と話している姿って。

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「これは」
「はい。都をお出になる折に頂いた、双六にござります。」

そして懐かしむように2人で双六をする。小さい頃に良く2人で双六をしていましたもんね。
唐果物を貰ったりして。 

「乙前殿。双六、は面白き遊びにござりますな。賽の目の出方一つで駒の動きが変わる。後れをとっていた者も、良き目を出せば勝ち上がる事ができまする。のぼり詰めてみせますぞぉ、この世の頂に。」

幼き頃のように、目を輝かせ、そういう清盛を乙前は温かくて優しい眼差しで見つめてて、その2人の姿を、これまた、盛国が嬉しそうに見ているわけですよ。聖子ちゃん言葉少なくとも凄く素敵です。清盛を見つめる表情が本当に、見てるこちらも温かい気持ちになりますよ。

1167(仁安2)年2月11日、清盛は太政大臣になりました。清盛の後には重盛が繰り上がりましたよ。しかし、それから百日後の5月11日清盛は太政大臣を辞任しちゃいました。しかしその間に身内の官位をあげるだけあげて自分の出来る事をやれるだけして、さっさと退任しちゃいましたよ。

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清々しい表情で、思わず帰り道に「遊びをせんとや~♪」と口ずさんだりなんかして…
おっと、忘れておったわ…伊豆では頼朝は八重姫と、そして生れたわが子千鶴丸と、自分のおかれている立場もすっかり忘れて、幸せごっこを満喫中。捕まえられてから、こんなに幸せそうに笑う頼朝って、なかったですよね。泣き出すわが子を優しい眼差しで見る頼朝だけど、ふと、玄関を見ると、無表情な祐親が八重姫と千鶴丸の方を見て立っています!視線を感じ、八重姫も視線をやる。

「父上。」

頼朝は祐親にこんな事になった事を必死で詫びます。伊東家に迷惑をかける事はしないと、源氏の名を捨ててもいいし、出家でも何でもするから八重姫を妻にして子供も3人で暮らすことを許して欲しいと。
それは余りにも調子よくないっすかね?頼朝さん?もう既に迷惑かけてるじゃん(ー3ー;)出来ちゃった婚で、相手は流人の分際で、自分のいない間に可愛い娘を手篭めにされて(両人の了解とはいえ)

父親の無表情な反応に、八重姫も産んだわが子を祐親に見せる。父上の孫ですよ、抱いてやってくださいなんて。孫の顔を見て抱いたりなんかしたら錨も収まるんじゃないかと、実際こうして子供が生まれてきているんだし無茶な事はしないだろうと何で思えるのだろうね?それだけ心根が優しい人なんだろうね八重姫って。おもむろに八重姫に近づく祐親。でもこの無表情はまるで氷のように冷たい感じがします。

頼朝は緊張してその様子を見ていますが八重姫は

「可愛いでしょう?父上の孫にござりますよ。」

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孫を抱こうとする祐親、しかし何かを感じてるのか、千鶴丸はぐずっております。
抱くと無言のまま、外に出て行く祐親、心配で思わずその後を追いかける八重姫。頼朝も追いかけようとするが、祐親の家人達に止められる。変わりに藤九郎がその後を追いかける。入れ違いに、いつものように野菜を持ってきた時政。

しばし泣いていた千鶴丸の声が消えたと同時に、八重姫の悲痛な叫び声!
トボトボと戻ってきた藤九郎の姿に、頼朝も茫然自失と言うか…思わず千鶴丸のいる場所に行こうとする頼朝を藤九郎が必死で引き止める

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「源頼朝の子だと!?さような事が清盛様に知れてみろ!我ら伊東一族など、ひとたまりもないわ!」

祐親にしてみたら、自分の留守の間に娘が、頼朝とねんごろになって、子供まで生んだなんて、青天の霹靂だったろうし、実際問題、清盛がこの事を知ったとして果たして、千鶴丸を殺しただろうか?(殺させただろうか?)そんなだったらきっと、それ以前に、頼朝を流罪なんかにしないと思うんですよね。殺した方がのちのち、安心だろうから。でもそうしなかった、だからもし、流罪先でそんな事が有ってもまぁ、家族仲良く暮らすということは、ひょっとするとかなわないかもしれない(子供と奥さんをどこかに嫁がせるまたは子供を寺に預けるとか)

でも祐親にとっては、あの二条帝の逝去の時の出来事や、直接会った、あの強烈で絶対的なオーラを知ってるだけに、彼自身、家族を守らなければと思ったうえでの決断だったんじゃないかと思います。とにかく、その子供は、自分や一族にとっての禍でしかないと、それだけでの行動それほど清盛と言う人間に対する恐怖を感じているわけですね。

何も無い、生きているのか死んでいるのかも分からない日々を過ごしていた頼朝に訪れたかすかな幸せの光が再び、いや更に清盛と言う人間に潰されたと思ったのでしょうね。最後のナレーションで
「一つだけ分かっていた事は、私の子を殺したのは、遠い都にいる平清盛であるという事だけだった。」

って、おいおい!それは違いますでしょう?えらい責任転嫁してません?
どんだけ自分のしでかした行為を棚に挙げるつもり?
清盛は全くそんな事知らないし、それを「あいつのせいだ」なんてどの口で言えるんだか…

確かに子供を殺された事は可愛そう打と思うけど、その前に色々考えて行動しなくちゃいけなかったんじゃないの?まるでこれだと清盛に逆切れしてるとしか思えないんですけどね。まぁこの事実を清盛は死ぬまで知らなかったのかどうなのか…
【いそPです】ラストについて、色々とご意見をいただきました。出来事自体については、曽我物語にある記述を元にしています。表現については、頼朝の痛みをどう表現すればよいのか、演出スタッフも相当に悩み、議論の末に、ご覧頂いた形になりました。

今回も様々なピンチが清盛に襲い掛かってきたけれど、何とかそれも乗り越え、新たなステージに向かって行こうとしていますね。なかでも、乙前の助け舟は、子供たちにとっても、清盛自身にとっても、本当に間一髪、助かったという感じですね。それに対して、悔しい思いをしたのは摂関家の2人。大恥をかかせてやろうと思ったのに、思わぬ助っ人登場に、それも只者ではない相手に、さぞ悔しかった事でしょうし、後白河上皇も、今回の勝負は、おれの勝ちだと思っていたのに、より清盛にパワーを与えてしまったと言うか…まぁ、それはそれで結果的には、これから清盛がどう言う手を繰り出すのか、上皇様も楽しみが増えてのではないかと思いますが…

今後の頼朝の動向も目が離せませんね。(何処まで遠い清盛の陰に追い込まれていくのか)



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