感じる存在感
松山ケンイチ/チョンジフン(Rain(ピ))2人の若き才能ある俳優/歌手を応援しています
『平清盛』語録 Part4
主人公『平清盛』31~40回までの印象的な言葉を集めました。

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(これ以外にも気になるセリフなどありましたらお気軽にコメントしてください)

【第40回】

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「西光殿。何か、気に入った品はござりますか?」
「では、これを。」
「うむ。さすがお目が高い。それは馬一頭に値の物。されど、宋銭にすれば、10貫。これだけにござります。」

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「これをお預けいたしまする。法皇様の側近であらせられる西光殿が、宋銭を値打ちを請け負ってくださり、その使いよさを、知らしめて下さいますれば、銭での商いも速やかに広まりましょう。」
「お肩入れくだされば、これほど心強い事はござりませぬ。」
「無論、亡き我が主が生きておれば、そうしたでしょうからな。」

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「兎丸。博多を都の隣に…持って来たぞ。」

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「そなたに来てもろうたはほかでもない。近く、厳島の社へ参詣を考えておる。粗相なきよう支度を進めよ。」
「どなたが参詣なさるのですか?」
「法皇様ならびに建春門院様じゃ。」
「この大輪田泊より唐船に乗っていただき、厳島まで渡っていただくつもりにござりまする。」

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「泊が出来、音戸の瀬戸を削った事により、唐船が自在に心地よく、西海を行き来する事を、御身をもって知っていただき、そして厳島の社で、祈願していただきたい。」

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「何を…?」
「まことに、武士が頂に立つ世となるために、欠かせぬものの誕生をじゃ。」

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「まこと、面白き趣向の社じゃ。古来、寺の塔などは、上へ上へとのぼるように築かれておる。されど、この社、横へ横へと広がっておる。」
「それこそが、私の目指す国の姿にござりますゆえ。この小さきものが西へ東へ行き渡れば、国はめざましく豊かになりましょう。そしてこの厳島明神のご加護があり、帝に皇子様がお生まれになれば、王家と平家の絆は、一層磐石。成親殿の義理の弟たる、嫡男・重盛は無論の事、ここにおります宗盛・知盛・重衡。我ら平家一門、どこまでもおそばにあって、お支えする所存にござります。」

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「盛国。気が付いておったか?年が明ければわしは、58になる。我が父・忠盛が世を去った年じゃ。時は過ぎたものよ。父上が世を去って21年。保元の戦より18年、平治の戦より、15年。時は移り、思い描く新しき国の姿も少しずつ、少しずつ変転しながら形づくられておる。今、わしにははっきりと見えているのだ。北は蝦夷地から南は鎮西まで、人や物が連なり、豊かに暮らすこの国の姿が。」

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「申し訳ござりませぬが、西光殿、わしは今、宮中行事にうつつを抜かしている暇はござらぬ。」
「「うつつを…抜かす」ですと?」

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「私のつとめは、この福原にて、宋との取引を一層盛んにする事。形ばかりの行事なんぞに投げ打つ財も時も、ござりませぬ。」
「「形ばかり」とは何事ぞ!」

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「内裏を安泰に保つ事は、何よりの大事と我が主・信西は…」
「さよう。信西殿が生きておられれば…。我が国づくりこそが、何よりの大事と、お分かり下されたでしょう。」

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「この度は、おめでとうござります。私に似ず、我が子や孫たちは、歌も舞いもよう致します。今後とも、何とぞ、お引き立てを…。」

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「この世に生れて50年。そなたと出会うて、40年近うなる。ようよう分かった事は、わしの目指す世に、そなたは欠かせず、そなたの目指す世に、わしは欠かせぬ。これより先も、共にのぼろうぞ。誰も見たことのない高みへ。」
「この上なき、誉にて。」

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「法皇様の世が、末永く栄えますよう、我が孫、資盛・維盛より祝いの舞を、献上し奉ります。」

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「盛国。建春門院様の死は、朝廷の在り方を大きく変えよう。だが、我が政は、断じて変わらぬ。変わらぬ道を進みゆくのみ。それこそが、我ら平家と、王家のつながりに心を砕いてこられた、建春門院様への弔いじゃ。」
【第39回】

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「この、おびただしいともし火は、そのままお手前の権勢の大きさを示すものにございましょう。」
「なに。あたりの民の世話をしてきたは、兎丸たちじゃ。あやつに進めさせておる泊の普請は、民の力があってこそ出来るゆえな。」

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「此度の万灯会、皆々、大儀であった。万の明かりをともし、これまでの罪や業を悔い改めた上は、大願の成就にひた走るのみ!国松・時松・蝉松も泊の普請への助力を申し出てくれておる。兎丸のもと、心して働くがよい。」

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「お前が悔い改めた罪っちゅうのは、禿の事か?あのたちの悪い赤い装束の餓鬼ども、あれでええと思ってんのか?」
「思うておる。禿を放ってから、表立って平家に文句を言う者は、おらぬようになった。それゆえ、こうして泊づくりができる。」

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「やれやれ。海賊の棟梁様は、義に熱過ぎて扱いにくいわ。」
「だからこそ、こうも長くつきおうていられるのでしょう。」

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「わしの目指す国の形は、既に若き日の兎丸が思い描いておったもの。その国の形が出来た時、全ては報われよう。」 

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「宋では、明州の長は我が国の国司など、比べ物にならぬ大権を持つと聞く。しかも此度、長官に任ぜられた趙伯圭というお方は、宋の皇帝の兄だと。宋の皇帝は、日本との交易を、認めたということよ!アハハハハハ~。」 

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「兎丸…泊の普請はいつ終わる?」
「そやな…早うてあと半年いうとこやな。」 

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「三月の後、宋国皇帝の兄、趙伯圭殿がおいでになる。この国と、わしに関心を持ち、名を伏せてくると使者よりの言づてがあった。きっと趙伯圭殿を新しき大輪田の泊に迎え、この国が侮り難い力を持つ事を見せる。そして、天下に示すのじゃ。この国の頂に立つは、この平清盛である事を。」
 
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「わしの命は動かぬ。期日どおりに普請をすませよ。」
「ふん!」 

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「ついにいかれたか?また次があるやないか!」
「次などない。一度負ければそれでしまいじゃ。」 

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「何の為の泊や!?民の為ちゃうんか!?」
「趙伯圭殿を迎えるは新しき泊。さもなくば、宋との交易はかなわぬ。わしがこの国の頂にのぼる事は出来ぬ。」 

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「うらぁ!目ぇ覚ませ!あいつの上に泊が出来て、国が出来てそんなもんに何の価値があんのんや!?」
「兎丸!」

「今こそ、長年我らを見下してきた、王家や、朝廷を見返す絶好の機会。さまつな事でこの機会を逃す訳にはゆかぬ!」 

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「何が申したい。今のわしは、白河院のようだと言いたいのか?分かるまい。お前にも、兎丸にも…。誰にも。」

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「時忠。禿は…始末せよ。」

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「仇を討ちに来たか。」
「それは何をしておる?」
「経文じゃ。人柱など立てずとも、こうして経文を書いた石を詰めた船を、沈めればよい。兎丸の志と共にな。兎丸の志こそが、新しき泊の…礎じゃ。」
【第38回】

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「盛国。今日は、東南からの風が、強いようじゃのう。」
「はっ?」
「波が高いようじゃ。兎丸。早う波よけの岬をつくる手だてを見つけ、泊を完成させい。それが出来ねば、宋と互角の商いなど出来ぬぞ!」

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「そやからあれこれやっとるやないか。」
「そろそろ、桃李と小兎丸を、こちらへ呼び寄せてやってはどうじゃ?父の背を見て子は育つものぞ。」 

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「おっ、来た!おいおいおい、ついに出来たで!」
「何が?何じゃ?」

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「ええか?これが海や(水盤)。ほんでこれが船(杯)やとする。これはもう使いもんにならんぼろいもんでええ。これの上に、石をいっぱい敷き詰めて、海にいれると…沈む。これをどんどん、どんどん沈めると…(皆も一緒にどんどん沈めていく)波除の岬が出来るちゅう寸法や!」
「殿。」
「面白い。」 

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「小兎。お前のお父は、すごいのう。」
「はい!」

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「よ~し。次こそは、宋の高官を迎えるつもりじゃ。きっとそれまでに完成させよ。これは、新しき国づくりの、正念場ぞ!」

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「さて、泊のめどはついた。次の一手じゃな。」
「次とは?」
「何や?」

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「時子。」
「まぁ、殿!おいで下さったのですか!?わざわざ福原から。」
「当たり前じゃ。男子より丈夫なそなたが、倒れたなど、ただごとではないゆえな。」

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「まぁ、なんて失礼な。」
「まぁ、思うたよりも達者そうで、安堵したぞ。」
「この暑さにやられたのでございましょう。」

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「まこと、暑いのう。」

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「ひとときも休まず、駆けてこられましたゆえ。」
「要らぬ事を言わずともよい。」
「はぁ…。」

 
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「起きて、大事ないのか?」
「もうすっかり、ようなりました。殿のお顔を見ましたゆえ。」

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「そなたも、福原に来てはどうじゃ?海風が吹き、涼しいぞ。」
 
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「時忠のしている事も、一門を支えるつとめにござりますか?」
「あれこれと気をもませてすまぬな。されど、今はこらえてくれぬか?何かを成し遂げるには、憎まれる事をいとわぬ覚悟が要る。」

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「されど、かつて信西入道は…」
「さよう。おのれの目指す国づくりに邁進し、憎まれ、そして討たれた。だが、我らは武士じゃ。比類なき武力と財力を誇る武門じゃ。誰にも邪魔はさせぬ。」

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「見事なものじゃ。」
「ありがとうござります。父上。」
「これならば、いずこの公達の妻にでもなれよう。」

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「うむ。」
「どなたかよきお方が?」
「まだ、少しばかりお若いが、この正月にご元服もおすみじゃ。」

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「父上。それはあまりにも大それた事では?」
「わしの目指す国づくりには、欠かせぬ事じゃ。」
「されど、帝の父君はあの法皇様でございますぞ。」

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「さてもさても。そなたの野心、どこまでも果てしがない。」
「はて。子を思う親の心に果てしがないは道理。お若く、賢明な帝の母であらせられる建春門院様ならば、同じ思いのはず。」

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「これを誰かれ構わず仕掛けるのじゃ。」
「なんでございますか、それは。」

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「暗闇を食いましてござります。」
「ほぅ~、それは大きい。」

「暗闇とは豪儀な。それに勝る答えはござりますまい。」

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「一体何と言い返しておられるのです?」
「ふふふふっ。さて、それは会うてのお楽しみじゃ。」

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「回りくどい事はよい。また何の悪だくみじゃ?言うてみよ。」
「ふっ、はははは~。娘徳子が、十七になりましてござります。是非、帝のお役に立てますれば…」

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「さような事よりも入道、いかに大きいものを食うたか、ほらを吹いてみよ。より大きいものを食うた方が勝ち、という遊びじゃ。申せ。」
「にわかには、妙案が浮かびませぬ。次にお会いするまで考えさせて頂きとうござります。まずはこの羊たちをお納め頂き、私の忠義をお分かり頂けますれば、幸甚にござります。」

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「法皇様は、羊の一件を理由に、入内を拒まれるやもしれませぬ。」
「時忠に申しつけ、よからぬ噂を流す者を探させよ。そして、法皇様と建春門院様を、 福原に招く手はずを整えよ。こうなれば、腹の探り合いなどをしておる時ではない。」

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「福原は初めて来たが、よき所じゃ。」
「お気に召したようじゃな。」
「はい。」

「ならば、この福原を、法皇様の御領に。」

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「何と言うた?」
「この地を、近辺の荘園3か所ともども、献上つかまつります。」

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「そこまでして、娘を入内させ、その先に何をたくらんでおる?いかなる野心を持っておるのじゃ?」
「それこそが、私の食うたものにござります。この海の如く果てしのない、我が心の内より湧いて出る野心。これより大きなもの、この世にあるとは、思えませぬ。」

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「そう言うそなたを、わしは食おう。これがわしの答え。いかに大きなものを食うた者でも、そやつを食えば、わしの勝ちじゃ。わしは、そなたの野心など、全て食い尽くせる者ぞ。」
「どうぞ、お召し上がり下さりませ。すぐにあなた様のおなかを破って、出てまいりましょう。」
【第37回】

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「周新殿、ひさかたぶりじゃな。」
「あやや!清盛様とは清盛様でござりましたか。」

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「間に一人や二人挟めば・・・。」
「もうよい、盛国。ほかにも船商人ははおる。長年にわたる周新殿との取引を取りやめ、よそへ頼めばよいことじゃ。」

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「兎丸。なんとする?」 
「そりゃ、金やで。」
「ほう。」

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「平家の領地の中で、黄金を産する土地はありませぬ。」
「金と言えば奥州であろう。」
「おう、そやそや。」

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「宋よりの品も取引しておるらしいのう。」 

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「都と離れておるをよい事に、好き勝手やっておるのじゃ。」
「おそれながら、殿も人のことは言えませぬ。」

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「あははは。今、秀衡の官職は?」
「確か出羽と陸奥の押領使かと」

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「重盛を呼べ。」
「はっ。」

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「よ~し、これらを貢ぎ物として宋の朝廷に贈る。再び周新を呼び、事を進めよ。」
「よっしゃ。任せとけ。おい、お前ら、忙しくなるで!」

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「張り切っておりますな。」
「うむ。あやつと海賊船で出会うてから40年近い。ようや面白き事が出来ておるのじゃ。さて次はいかにして宋の使者を招くかじゃな。」
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「国と国との取引でなければ、おいで下さりますまい。」
「う~む。法皇様にお出まし頂くという事か。」

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「さすれば、体裁は整いましょう。…が、王家のお方が宋人とじきじきにお会いになるなど異例の事。」
「何よりたやすく、わしの誘いに乗るまい。」
「たやすいことにござります。」

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「時忠。たやすいとはいかなる事じゃ?」
「その話にござりましたな。まぁ、私にお任せあれ。」

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「全く、口から生れてきたような奴じゃ。」
「敵に回したくはありませぬな。」

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「なるほど。重盛らしい裁断じゃ。」
「まこと、公明正大。実に正しいお考えと存じます。」
「されど、いささか正しすぎましょう。正し過ぎるということは、もはや間違うておるに同じ事にござります。」

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「時忠。わしはこれより先、いよいよ国づくりに本腰を入れねばならぬ。都に憂いを残しとうないのだ。わしがこの福原で、新しき国づくりにいそしめるよう、そなたは都でそなたのつとめを、果たしてくれ。」
【第36回】

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「本日はありがとうござりました。かしこくも治天の君をお招きしての千僧供養。これで福原は、特別な地となり申した。」
「京でもなく、南都でもなく、かように辺鄙な地で執り行うとは、極めて異例の事。一体、何をお考えか…いや、詮索は致しませぬ。相国入道様のご大願、成就あそばすよう、この明雲、叡山よりご祈願致しましょうぞ。」

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「わしを呼ぶため、財を投げ打ち、万全の支度をしたと見える。何を企んでおる?」
「本日は、上皇様をお迎えでき、身に余る誉れ。どうぞ今宵は、ごゆるりとおくつろぎ下さりませ。」

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「こうして新しき館も完成し、千僧供養もすませた。この先、よほどの大事の起こらぬ限り、わしが京へは戻らぬ。重盛。そなたはいよいよ棟梁として、一門を率いよ。」
「謹んで…承りましてござります。」

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「泊の普請やけ どな、これは厄介やで。」
「ん?」

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「唐船は、幅は広いし、底も深い。あれをひっくり返さんと入れようと思たら、西側の岬を削らなあかんし、東側には、風よけ、波よけの島でも、造るしかあらへんで。」
「ならは造れ。」

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「お前なぁ、古今東西、ど~っこ見渡しても、そんなアホな事してる奴おらへんで!」
「誰もやった事がないゆえやるのだ。万事先例が大事な朝廷におっては出来ぬ事をな。」

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「そやけど、そんなん、どないして…。」
「考えよ。餅はつかねば食えぬ。つく前に諦めるのか?ん?ん?ん?」 
「よっしゃ~!やったろうやないかい!」
「うむ。」
「行くぞ!」

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「なんとまぁ、伸び伸びと。」
「(笑)うむ。やはり海の事は、兎丸じゃ。」

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「殿にござります。京を若君様に任せ、安堵なされたのではござりませぬか?」
「安堵。さてそれはどうであろう?重盛…あやつは、心が清い。だが清いだけではつとまらぬが、武門の棟梁じゃ。」

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「ハッハハハハ~。ようは法皇様への嫌がらせじゃな。山法師に屈する事をよしとせず、思うままにしたいと言う野心をむき出しにしておるゆえのう。」

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「叡山としては、寵臣の成親様を退け、力をそごうとしておるのでござりましょう。」
「野心は結構だが、やりようがつたない。困ったお人じゃ。」

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「ご自身では手に負えなくなった法皇様は、今宵、この事を朝廷で議せよと命を下された由にござります。」
「はぁ~。」

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「我ら平家は、叡山との仲を、良好に保つ事こそ急務。断じて敵対してはならぬ。」

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「成親様は義理とはいえ、重盛様の御兄君。それをみすみすお見放しになるようなことは…。」
「流罪にしてから救う手立てはいくらでもある。重盛に伝えよ。今、平家のなすべき事は成親を救う事にあらず。この一件をうまく操り、平家の力なくして法皇様には何もなせぬと、思い知らせることだと。」

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「集められるだけの兵を六波羅に集めておけ。だが、断じて動かすでない。」

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「"断じて"とは、たとえ強訴が起きてもでしょうか?」
「そうじゃ。」

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「父上。」
「これは方々、何事にござりますか?」

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「そなたこそ、これは何事じゃ?」
「ん?"これ"とは?」

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「とぼけるでない。この兵は何の為に集めた?強訴を阻む為か?それとも加担す為か!?」
「これは異な事を仰せになる。武家館に兵が集まり、調練致すは、常日頃の事にござります。」

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「では、何故都へ戻った?」
「比叡山に参る為にござります。」

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「比叡山じゃと?」
「一体何用があって?」
「な~に、ただの山登りじゃ。毎日海ばかり眺めておっても、飽きるゆえのう。」

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「徳子。しばらく見ぬうちに、随分と娘らしゅうなったのう。」 
「もう16にござります。」
「16?そうか、もう…」

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「何か?」
「いや。では重盛。頼んだぞ。」
【第35回】

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「相国様におかれましては、病にお伏せりと、叡山にも聞こえて参りましたが。」
「死に損なったようにござります。」

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「本日、お呼び立てしたはほかでもござりませぬ。比叡山延暦寺天台座主明雲様に、この頭を丸めて頂きたく。」
「ご出家なさると?」

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「一度死んだも同じ身。死んだ気で、余生を過ごしたいと思いましてな。」

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「位人臣を極められたあなた様にとっても、やっかいなものにござりましょう?」
「賀茂川の水、双六の賽、山法師。あの白河院でさえも、これら3つには手を焼かれたといいまする。私はこれらと真摯に向き合い、また、手を携えてまいりたいと考えまする。」

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「おお、さっぱりしたわ。」

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「無論じゃ。」
「付き合わずともよかったのだぞ。」

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「清盛の兄上!」
「おぉ、頼盛・宗清。」

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「ご快癒なさったのなら結構にござります。結構にござりますが、その…お姿は!?」
「出家したのじゃ。」

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「それは見ればわかります。何故また?」
「うむ。皆々、わしは福原に住む事にした。ここじゃ。ここに館を建てて住まう。」

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「あのような寂れた場所にでござりますか?」
「風光明媚と言え。」

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「何故にわかに?」
「何故…そうじゃな。海に近いゆえじゃ。前々から言うておる、博多から大輪田への船路を整えるためじゃ。都と行ったり来たりするよりも、住んだ方が何かと勝手がよかろう。」

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「またいつ何時、此度のような事になるか、分からぬのですよ!」
「それゆえにこそじゃ。齢50を過ぎ、いつ何時倒れるか分からぬゆえにこそ、先へ先へ進めたいのじゃ。」

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「そう大袈裟に考えるな。福原まで、馬で1日じゃ。」

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「わが留守を預かり、棟梁の務めを果たすは重盛、そなたじゃ。頼んだぞ。」
「父上。」

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「せんだっての、滋子様の台始めの入内。大宰大弐頼盛が、ろくに仕えなんだはいかなる事かと。」
「面目次第もござりませぬ。」

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「以後軽々しき振る舞いは慎め。一人の過ちが、一門に及ぶと心得よ。わしはこれから福原へ旅立つ。新天地につまらぬ心配事は、持ってゆきとうないのだ。」

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「恐れながら、頼盛様は、都と大宰府を行き来する暮らし。その上、此度の如きつとめは、更に重荷にござります。」
「フッ、それが何だと申すか?交易をすすめる上で大宰大弐は何よりの重職。それだけ責務が大きくなるは道理じゃ。つとめを怠る理由になどならぬ。皇太后宮権大夫の職を失うたが、面白うないか?」

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「さようなことは…。一つ、お伺いしてもよろしゅうござりますか?私はいつ参議となれましょうか?重盛、宗盛それに時忠殿は既に参議にござります。」
「それはそなたの働き次第じゃ。此度のような事が続けば、推挙は出来ぬ。」

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「兄上は…いまだに許せぬのではござりませぬか?かの保元の戦にて、私が兄上のお考えに背き、敵方へ走ろうとしたことを。」
「そうだとしたらなんとするのじゃ?再び一門から離反するつもりか?」

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「さような事は…。」
「つまらぬ世迷言を言うておらず、おのがつとめに励め。」

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「ハハハハッ 。ここをそなたたちに手入れして欲しいのじゃ。賓客をお迎えできるよう立派なしつらえにせよ。」

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「賓客?」
「うむ。宋との取引を博多ではなく、ここでしたい。」
「おぉ!そりゃええ!」

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「それから…あれを。そこに見える泊の図じゃ。何故ここに大船が入れぬか、ようよう調べて欲しい。」

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「ちょっといいか?」
「今いる場所がここじゃ。」
「ここやろ?」

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「気がかりは頼盛様のこと。保元の戦の折の溝、埋まっておらぬ訳ではござりますまい。」
「頼盛…あれは優れた男子じゃ。頼盛がおらねば、平家の繁栄は保てまい。」

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「父上!」
「重盛、如何したのじゃ?」

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「頼盛の叔父上が全ての官職を解かれましてござります。」
「何?」

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「去る11月の18日の大嘗会にて、なすべきつとめを怠りましてござります!これまでも、滋子様や帝へのご奉仕を怠りがちでしたゆえ、それらが募りに募っての事かと。父上、どうか上皇様にお口添えを。頼盛の叔父上にとっては悲願の参議にござります!」
「いや、上皇様の仰せのとおりにせよ。」

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「はっ?」
「1年ばかり、頭を冷やすがよい。」

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「されど…」
「頼盛を、ここへ、福原へ来させよ。」

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「頼盛。海が見えよう。そこに見えるは大輪田泊じゃ。東側の風と波にあおられ、大船が入れぬゆえこれをしのぐ手だてを考えておる。音戸の瀬戸も広げた。海の守り神たる厳島の社も、来年には完成しよう。わしが何故、さようなことをしておるか、分かるか?」
「かねてより仰せのとおり、博多を都の隣に持ってくるためと存じます。」

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「賀茂川の水も、いずれはあの海に流れ込む。海を思いのままに出来れば、それすなわち、賀茂川の水を思いのままにできるという事じゃ。白河院でさえ、手を焼いた、賀茂川の水をな。」

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「頼盛。わしは、博多を都の隣に持ってくる。そして時をおかずして、都を海近くに持ってくる。我ら平家の都をな!」
「それは…」

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「一体なんでござりますか?平家の都とは。」
「京におったのではいつまでたっても上皇様の手のひらの上。それゆえわしは、その目の届かぬ福原に住まう。そして、大輪田を博多の如き場所にして宋や高麗、果ては天竺、南国の産物も取引し、富を得る。この富によって国を富ませる。」

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「それを…一門で行うと言うことにござりますか?」
「さようじゃ。」
「朝廷ではなく、一門で?」

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「さようじゃ。先例 大事の朝廷の枠にとらわれて国づくりをしている暇は、もはやない。国の形をひそかにつくりあげ、それをこの国のあるべき姿であると示す。それこそが、わしの見出した答え。」

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「答え?」
「武士が頂に立つ世の姿じゃ。」

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「頼盛。そなたは亡き父上と母上の遺した、たった一人の子じゃ。平家を思う気持ち、一門の誰にも劣るまい。父上の目指した世づくりに、そなたは断じて欠かせぬ!頼盛。これより先も、口うるそう一門を支えよ。」

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「殿の目指す国づくり、たやすくはゆきますまいな。一筋縄でいかぬ上皇様、依然、我らを目の敵とする摂関家。山法師とて、おとなくしはしてはおりますまい。」
「向こうがいかなる目を出してくるか。それに、いかなる目で応えるか。考えただけでぞくぞくとするわ。」

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「何とも美しい夕日じゃ。」
「明日も、晴れましょう。」
【第34回】

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「何じゃ?盛国?どうした?何をしておる?」

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「万一、殿が身まかられる事があれば、そんな世に未練などはない。」
「何じゃと?何を言うておる、盛国。何じゃ?何じゃ?ここは、どこじゃ?」

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「ここは狭く、暗く…あたたかい。」

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「母上!母上…母上!母上~!母上…。」

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「清盛。「どうじゃ。太政大臣の座の座り心地は。」
「早々に明け渡しました。あまりよい心地がしませなんだゆえ。」

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「やはり、流れておるのう、もののけの血が。」
「保元の年に、戦が起こりましてござります。時の帝と上皇様が敵味方に分れ…我ら武士も身内同士戦い…叔父・忠正を、斬るに至りました!続く平治の戦では、『共に武士の世を』と誓い合うた…源氏の棟梁を…義朝を、攻め滅ぼしました。私を上へ上へと駆り立てるのは…この身に流れる、もののけの血ではござりませぬ。(白河法皇をじっと見つめながら)この身に浴びてきた血こそがそうさせるのです。」

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「そちはまだ知らぬ。のぼりきったその果ての景色を。」
「何が見えると言うのです?のぼり切った果てに。」

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「私はあなた様を、追い越してみせまする。」

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「私はあなた様を、追い越してみせまする。」
「清盛。」

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「生きて戻ったか。」
「勝手に死んだりは、致しませぬ。まだ終わっておりませぬゆえ。あなた様との、双六遊びが。互いに…生れ出づる前より続く、長い長い勝負が。」

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「皆には心配をかけた。もう大事ない。重盛、何も変わりはなかったか?」
「賀茂川の水があふれましたゆえ、川沿いの館の修築が急務かと。また強訴の噂がござりましたが、ひとまず何事もなく。」

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「賀茂川の水、山法師、双六の賽、白河院の天下の三不如意。我が意のままに、してみせましょうぞ。」
【第33回】

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「おぉ、さようか。すぐに国司に命じ人を、集めよ。」
「かしこまりました。」

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「全くじゃ。朝廷に一人でも多く、一門の者を送り込めば、物事は動かしやすい。物事が我らの思いのままに動けば、更に多くのものを朝廷に送り込める。」
「さすが父上。」

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「殿。そろそろ、厳島へご出立の刻限にござりましょう。」
「うむ。では行ってまいる。」

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「さようか。よきにはからえ。」
「はい。」

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「して、誰の宴じゃ?」
「えっ?」
「誰が五十なのじゃと聞いておる。」

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「殿が…にござりまする。」
「ん?」

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「まことか?」
「まこと。」
 

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「さようか。もう50年も生きておったか。あまりに目まぐるしくて、気がつかなんだわ。ハハハハハ~(笑)」

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「こうして一門が栄えておるも、この厳島の社に経文を納めた功徳でござろう。御礼申し上げる。ついては景弘殿、この社、我ら平家一門に、修復させては頂けませぬか?」

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「その時、おすがりすべきは、海の守り神。厳島明神の御ためよき社をお造りしたい。お許し願えましょうか?」

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「兎丸。おぉ!生れたか。」
「どや?可愛いやろ?小兎丸や。」
「小兎丸。どれ。小兎丸。どれどれ。よぉし…。」


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「この子が大きくなる頃には、この国も変わっておろう。今とは違う景色が見られよう。のう?」

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「頼政・仲綱。つとめにて来られぬと聞いておったが。」

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「皆、よう集まってくれた。今日は無礼講じゃ。存分に飲み食いせい!」

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「重盛、宗盛。そなたたちは数多い平家の男子のうちでも要となる身。兄弟力を合わせ、一門を支えよ。」

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「よう来たな、牛若。」
「父上、此度は、おめでとうござりまする。」

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「ほら、唐果物じゃ。」
「ありがとうござりまする。」

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「牛若、遊んでまいれ。」

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「若君、お待ち下さりませ!」
「おぉ、すまぬ。早う兄上たちにお会いしとうてな。お初にお目にかかります。忠度にござります。」
「忠度?」
「忠度?」
「忠度?」

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「はい!」
「はて、誰であったかのう。」

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「ない。」 「なんと!殿も経盛様も教盛様もご存じないと?」


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「…おぉ!おぉ、おぉ、そういえば聞いた事があるのう。」

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「忠度、よう来たな。」
「清盛の兄上…にござりますか?」

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「果ては厳島の社の修復をなさるとか。」
「さよう。あそこにおわすは、海の守り神ゆえ。」

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「さて、それはいかがなものにござりましょうか。」
「ん?」

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「右大臣殿、摂政様、くだらぬ話はそのくらいに致しましょうぞ。」
 
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「我らはさようなつもりは…」
「せっかくの宴じゃ。存分に、楽しんでくださりませ。」

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「いかがにござりましょう?ひとつ舞など、献上致しとうござりますが。」
「おぉ、それはありがたき事。」

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「忠度。」
「はい?」
「右大臣の歌のお相手、そなたが致せ。」


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「しかたがないのう…盛国。あれを持て」

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「まだ誰にも見せぬつもりでおったのだが…うむ。皆も来るがよい。」

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「潮が引いておる時には、この大鳥居まで歩いてゆく事ができますが、満ちておる時には、このように、さながら社殿と回廊が海に浮かんでおるかのように見えまする。」

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「これは…これは、誰の思いつきじゃ?」
「それがしにござりまする。これまでの公卿方は、寺社のしつらと申せば、上へ上へとのぼる意匠ばかりを凝らしてこられた。されど私はこれを、横へ横へと広げてゆきとう存じます。それが私の思い描く、国の姿にござります。」

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「訳などないわ。ただ、忠度に賭けただけじゃ。アハハハハ~」

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「賭けに勝つわまこと痛快じゃ。愉快じゃ。実に愉快じゃ!」

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「あ~愉快じゃ。愉快じゃ。かように愉快な日が、終わってほしゅうない。アハハハハ~」

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「面白や。面白や!」
【第32回】

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「公卿になって僅か5年、ここまでのぼれるとは、夢にも思いませなんだ。大納言清盛、帝の御ため、摂政基実様のもと、一心に働く所存にござります。」

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「さて方々、都近くの泊の大がかりな改修をお許し願いとうござります。これにより、大船が行き来でき、朝廷の貢ぎ物も、速やかに運べましょう。大輪田泊あたりがよろしいかと存じます。まずは、これをご覧頂きたく…。」
「もうよい。次、おぉ、重陽の宴の事でおじゃるが…。」

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「おぉ、そうじゃ。出雲に流された前右少弁時忠は、ご赦免となりました。」
「おぉ…。」

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「ありがたき幸せ。では。」

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「にぎやかじゃのう。」

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「お帰りなさいませ、大納言様。」
「なんじゃ。」

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「まぁ、見ておれ(笑)」

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「はっ。摂政基実様のお導きにより、新参者の私にも何かと役目がござります。」

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「ご無沙汰を。」
「まこと久しい。西光殿。私はいよいよ、信西殿の目指した、宋との交易を要した国づくりを、進める所存。」

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「ハハハハッ、相変わらず手厳しいのう。では、これにて。」

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「盛子。気をしかと持て。」

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「大事ござりますまい!父上は、まこと偉いお方ですゆえ。」
「そうじゃな。なんとかなろう。」

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「邦綱殿。よき献策、痛み入る。」

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「我らは、それだけのことをしてきた。危うい事になっても、常にこうして助けてくれる物が現れる。財を投げ打ち武力を駆使し、身を削ってそれだけのものを、我らは築き上げてきたのじゃ。皆、わしに続くがよい。」

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「ここにおる我が子憲仁は、近く東宮となり、やがては、次の帝となる。その暁には、そなたに東宮大夫となってもらいたい。」
「すなわち、憲仁様にお仕えせよと?」

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「無論、上皇様をお支えするは、我らの当然のつとめ。されど大納言どまりでは、朝廷でもの言えず、何処までお役に立てるか甚だ心もとのうござります。」
 

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「おめでとうございます。」
「なに、ここからじゃ。よいか?ここで一息に右大臣にまでのぼる。重盛、宗盛。近く行われる五節にて、舞姫の舞を献上せよ。」

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「財はいくらでもなげうってよい。我ら平家とて、公卿どもに劣らぬみやびやかな趣向を仕立てられると、しかと示してやるのじゃ。」

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「では殿、ごゆるりと、お楽しみ下さりませ。」
「うむ。」

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「どうじゃ?内大臣の座の座り心地は。」
「身に余る誉れと思うておりまする。」

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「踊らされておったと?上皇様の…掌の上で。」

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「祇園の女御様…」

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「ぞくぞくいたします。治天の君の掌の座り心地。存じておるは、国広しといえど、この平清盛のみにござりましょう。」

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「修羅の道を歩んできたゆえこその、この心地。(上皇様の方を見て)存分に、味わい尽くしますぞ。」

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「あの、犬ころのようだった平太が…と、お思いなのでござりましょう。」
「これは…」
「はい。都をお出になる折に頂いた、双六にござります。」

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「乙前殿。双六、は面白き遊びにござりますな。賽の目の出方一つで駒の動きが変わる。後れをとっていた者も、良き目を出せば勝ち上がる事ができまする。のぼり詰めてみせますぞぉ、この世の頂に。」

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「遊びを~せんとや~生まれけむ~♪」
【第31回】

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「どうじゃ?兎丸。よい考えであろう?」

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「お前はアホか?」
「ん?」

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「作ればよい。」
「えっ?」
「大輪田辺りを考えておる。」

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「あのなぁ~、こないだも見たやろ?ここらへんの瀬戸はめっちゃ狭いねん。唐船みたいなもんが通れるか!」
「広げればよい。」

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「広げるとは、瀬戸をでござりますか?」
「そうじゃ。」

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「いかにして?」
「掘ればよい。」
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「あとは先だって一門の経文を納めた、厳島の社じゃ。あそこには海の守り神がおわすゆえ。兎丸。妻の桃李と力を合わせてしかとお守りせよ。」

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「無論、それは見越しておる。まずは、のぼる事じゃ。」

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「この平清盛に、お任せあれ。」

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「では、おそれながら…。」

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「いずれ折を見て、港づくり、瀬戸の開削について、朝議にかけるつもりじゃ。その時には重盛、きっとそなたも力を尽くせ。」
 

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「蓮華王院を上皇様に献上なさったのは、そのためにござりますか?」
「さようじゃ。」

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「政において何かとお考えが合わぬとは申せ、上皇様は帝のお父君。」
「重盛。」

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「控えよ!申し訳ござりませぬ。ご無礼をお許し下さりませ。」

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「何たる差し出口を!わしがいかに気を張って帝と上皇様それぞれにお尽くししておると思う!?お前の迂闊なひと言で、それが台無しになるところだったのだぞ!」

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「戯言を!前にも言うたはずぞ!上皇様とはつかず離れずよい間を保つが吉!我らが支えるべきは帝の政じゃ!」
「わが妻・経子の兄、成親様も上皇様の近臣!それを無下にせよとはあまりな仰せ!」

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「重盛。わしの考えが分からぬか?」
「わかりませぬ。」
「ならば分からぬままでよい。それでよいが…邪魔立てだけはするでない!」

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「ふん!わしはあのように青臭うはなかった。」
「はっ?アハハハ、これはこれは。」


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「何じゃ!?」
「いえ。」

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「父上!重衡。父上!重衡にも見せてやってくださりませ。」
「何をじゃ?」
「いつぞやのこの国の絵図にございます。」
「おぉ、よし。」

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「伊東祐親。伊豆の国よりはるばるよう参った。」
「ねぎらいのお言葉など、もったいのうござります!」

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「何事にござりますか?」
「弔問じゃ。」

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「やめよ!やめよと言うておる!」

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「やめよ~!」

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「相も変わらず、赤子の如きお方にござりますな。お若き日と同じく、自分はここにいると、腹を空かせて泣いておると、母を求めてわめき散らしておられる。帝が『親などおらぬ』と仰せになったも道理。あなた様は、手のかかるやっかいな赤子にござりました。赤子にこの国を託すわけには行かぬ!それが、亡き帝の、悲痛な思いであったと心得ます。」

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「この平清盛、全身全霊をもって、亡き帝のお志をお守り致す所存!お引き取り、下さりませ。」

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「微力ながら一心につとめまする。」

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「母上。お喜びくださりませ。私は、大納言にのぼりましてござります。」

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「武士が頂に立つ世まで、あと一歩にござります。」
「さようか。」

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「清盛。」
「はい。」
「あとは頼みましたぞ。断じて…絶やしては…ならぬ。」
「母上!」
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