感じる存在感
松山ケンイチ/チョンジフン(Rain(ピ))2人の若き才能ある俳優/歌手を応援しています
第39回『兎丸無念』
2012年10月7日放送

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承安2年(1172)、福原では万灯会の儀式が華やかに行われていた。清盛(松山ケンイチ)は兎丸(加藤浩治)とともに着々と大輪田泊の工事を進めていた。来るべき宋からの使者を迎え入れ、宋銭をはじめとする交易を大輪田泊で始めようと清盛は考えていた。都の貴族たちは、前例のない所業に反対するが、後白河法皇(松田翔太)は、使者を迎え入れることを認める。

清盛は、兎丸に命じて、大輪田改築をさらに急がせ、一刻も早く完成させることを望む。しかし、兎丸は「かつての志を忘れ、自らの利に走っている」と言って清盛を責める。

そしてある晩、兎丸と清盛は、言い争いから決定的な決裂を迎えてしまう。浴びるほどの酒を呑んだ兎丸の前に、時忠の放った禿が姿を見せる…。


五条大橋。遮那王は急ぎ足で僧都様にお願いされた笛を吹く為に、会場に向かっておりますが、その先で道をふさぐ男。BGMで流れるのは琵琶、そして平家物語(だと思うんですけど?)。そう、義経と弁慶が出会うあのシーンですね。

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赤いかづきで顔を隠し、弁慶の前を通りすがろうとした遮那王に対して、弁慶が声を掛ける。
そしてかづきを振り払おうとする弁慶に対して、スルリと交わす遮那王のしなやかな動き。

「その年恰好、そして赤い衣。さてはうぬ、禿じゃな。」

思わず遮那王の「はっ?なに?」ときょとんとした表情。しかしそんな遮那王の表情もお構いなく、勝手に禿と思いこんでいる弁慶は

「とぼけるでない。褒美ほしさに都で悪さをしておる平家の手下、禿であろう!この武蔵坊弁慶が千人目の餌食にしてくれるわ!」

もうやる気満々の弁慶ですが、その姿もようやく日本人なら誰もが知るお馴染みの姿になりましたね。後ろに担いでいた物もほうきとか掃除道具からバージョンアップして、刀などになりましたね(笑)そんな事はさて置き…

かかって来いと意気揚々な弁慶の行動に戸惑う遮那王。だって、初めてのお使いに間に合わなくなっちゃうじゃないよぉ。こんなところで油売ってる場合じゃないのに、なんなんだよこのおっさん、という表情の遮那王だけど、そこはやんわりと、急いでおりますのでお許しくださいとお願いするんだけど、そんな事言った隙に攻撃してくるんちやうかという感じの弁慶、聞く耳持ちません!攻撃開始する弁慶をひたすら交わす遮那王。そして弁慶の提げている太刀を抜いて応戦するか?

「奢る平家は、身の程を知れ!」

そういうとまたも本気モードで遮那王に攻撃する弁慶。しかし一瞬の間に遮那王の姿が消える!あれ?何処だ?とキョロキョロ周囲を探す弁慶がふと見ると橋の欄干に遮那王が立っています。なんと言う軽い身のこなし。

「急いでおるというのが分かりませぬか?」
「ふん!」

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そんな2人の所に、ホンマもんの禿たちがやってきましたぞなもし。
禿に取り囲まれる遮那王と弁慶。この時の遮那王の「なんじゃこいつら?」と言うような表情。
弁慶、薙刀で禿たちを蹴散らし、遮那王も太刀で同じく禿たちを蹴散らす。一旦後退する禿たちだけど、再び2人と取り囲む。終始歌いながら、そして一瞬にしてその場から立ち去る不気味な禿たち。

再び、2人きりになった遮那王と弁慶。思い出したように再び遮那王に斬りかかる弁慶に、自分は禿じゃないと何度も言うんだけど、全く聞く耳な~し!な弁慶に思わず遮那王は薙刀を脛にお見舞いする!そりゃ痛いわな~思わず弁慶その場でのた打ち回る(笑)

自分でやっときながら「大事無いですか?」ってどの口で言う(笑)大事あるやろうて。
しかし、負け惜しみを言いまくる弁慶。急いでいるのに関係なく、自分は今まで999人の武者と戦って勝ったのだと自慢話に遮那王もこれらの太刀もですかと、ますます調子に乗って話す弁慶、なんで自分がこれだけの太刀を集めているか教えてやろうかと、

「いえ、特に…」
「冥土の土産に聞かせてやろう。」
「まだ冥土へは参りませぬ。その前に聞かぬと言うております。」

何だかコミカルなやり取り。まるで漫才みたいですね(笑)

「いずれ源氏が、挙兵する為じゃ。」

源氏と言う言葉に何故か引き寄せられる遮那王。

「うぬは何にも知らぬのう。」

そういって平治の戦で清盛が源氏の棟梁義朝を滅ぼしたのだと。
その言葉に目をキラキラ輝かせる遮那王。清盛のことは流石に知ってるのかと弁慶に、5歳まで父のように育ててもらったと言うと驚く弁慶。

「されど、私が5つの時に我が母常盤は、実の父は他におると申し、私を鞍馬寺に入れたのです。」
「常盤…ん?い、いま常盤と言うたか?」
「はい。」
「ほえっ!?牛若!」



禿と思いこんだ男子が、赤子の時に別れたあの牛若とわかって大喜びの弁慶。思わず嬉しさのあまりに遮那王を抱き上げ、高い高~いってしてしまう。何事が起きたかわからず驚き、戸惑いなされるがままになっている遮那王。思わず足も上がっちゃいます。これが後の2人の関係の始まりなのです。

1172(承安2)年3月、福原の清盛の屋敷では万灯会が催されております。1万の灯を点じ罪を懺悔する法会。
このために多くの民が寄進をしたそうです。兎丸や小兎丸、そしてそこにいる皆が穏やかな表情をしながら灯篭を置いて行く様子を見ている清盛と西行の姿が。ライティングが素敵ですよね。

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「消えぬべき 法の光のともし火を かかぐるわたの とまりなりけり」
(消えることのない仏法の光りのように 灯明が夜通しともされている和田の港の万燈会)

立派な万灯会だと西行。

「この、おびただしいともし火は、そのままお手前の権勢の大きさを示すものにございましょう。」
「なに。あたりの民の世話をしてきたは、兎丸たちじゃ。あやつに進めさせておる泊の普請は民の力があってこそ出来るゆえな。」

この時はまだ、清盛自身も心穏やかで民の事を思いやる余裕もあったようですね。そんな言葉に西行もホッとしたような表情。

しかしそんな表の穏やかな日々の裏には、京で時忠が禿を使って平家の悪口などを言う人達を断罪していたからなのですね。そしてそんな時忠のしている事を見た兎丸は時忠に異を唱えている。禿たちの追及は日増しに酷くなっているようです。

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摂政家ブラザーズも清盛の行動に何をしたいのか理解できないとブツブツ。
しかし、そんな場所にも禿たちが密かに聞き耳を立てているわけで…おちおち平家の話なんて出来ない状態。怖いっす(>_<)この時の基房様の"ギョッ"とした表情ったら…。

兎丸たちに万灯会が無事に出来たことに感謝する清盛。久しぶりに国松・時松・蝉松も泊の普請のお手伝いに参加するようです。意気揚々と作業に向かう皆の中、やはり禿の事が気になる兎丸。

「お前が悔い改めた罪っちゅうのは、禿の事か?あのたちの悪い赤い装束の餓鬼ども、あれでええと思ってんのか?」
「思うておる。」
一番聞きたくなかった返事かもしれませんね。この時の兎丸の「あかんわ」と言うような表情。清盛は実際、京で禿たちがどんな事をしているのかということは見てないですからね。兎丸にしたら、禿たちのしている行為云々ではなく、子供たちをそんな事に利用しているという行為に憤りを感じているのに。

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多分、時忠が禿を使って実際どんな事をしているのか聞いてないし、見てないのでわからないと思うんですよね。だから意外と軽いノリで兎丸に、禿を放ってから表立って平家に文句を言う者がいなくなって泊の工事も順調に進んでいるんだと喜んでいるけれど

「わかってへんな!あんな年端も行かん餓鬼に、あんな働き方さして、まっとうに育つと思ってんのか?あんなもん、野放しにしとったらな、いつか偉い目遭うで。」

義に熱い兎丸の忠告に対して、やれやれな清盛だけど、自分が思い描く国づくりは若きころの兎丸が思い描いていたもの。それが出来た時にすべてが報われるだろうと。兎丸にも重盛にも同じように多くを語らず、ひたすら自分でことを進めてその結果、それらが完成した時、みんなの夢が叶い理解してくれるはずだと思う清盛。でも、もう少し話した方がええんちゃうんとちゃう?と思うねんけどね。

工事現場にやってきた桃李と小兎丸に笑顔で応える兎丸だけど、そんな2人にしばらく京に戻れという兎丸。なんだか不安に思う桃李。

徳子は中宮となった。それに伴い、時忠は中宮権大夫、重衡が正四位下中宮亮に昇進など、そのお祝いもかねてか久しぶりに賑やかな平家一門。そこへ西行が時子の元へやってきました。

賑やかな宴の様子に時子

「福原の殿より仰せつかっておりますゆえ。」
「仰せつかって?」
「歌や舞いに親しみ、贅を尽くして宴を楽しむ事は、公卿たる一門のたしなみ。常々行えと。」

清盛がそんな事を言ったのかと言うような感じですよね。
なにせ歌もちゃんと詠めない・理解できないような時からの清盛を誰よりも知っている人ですもんね。

「ふふっ。いや…人は変わるものだと。」
「まこと。」
「されどいささか心配にござります。近頃の入道様は、どこか、生き急いでおられるようで。」
「それでも常に、平家は一蓮托生。いかなる修羅の道も、共に歩く覚悟にござります。」

時子の覚悟の言葉は重みを感じます。西行も清盛、そして時子の覚悟の重さを感じ取ったことでしょう。
時子にしてみれば、たとえどんな事があろうとも、何処までも清盛を信じ付いて行こうと。スゴイですね。

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福原には清盛が待ちに待っていた宋からの手紙と荷物が届く。
清盛は大喜び。少しずつ夢が実現に向かうのが嬉しすぎて笑いが止まらない?
この時の清盛のどや顔の笑いったら…

反対に朝廷は福原から贈られた贈り物と手紙を吟味中ですが、兼実はんが贈り物に対し、実に無礼千万だと。でも成親はんは何が無礼なの?って。

「何もかも。古よりのしきたりから外れておる。」
「賜うという文言もけしからぬ。上の者から下の者への言いようじゃ。」

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ということで、こんなもん返しちゃえってな具合な摂関家ブラザーズに対し、成親が上皇様に報告したら、上皇様は相変わず堅苦しい奴らやなぁ~、つまらん奴らや、折角くれたんやから貰っとけばええやんって感じ。ほいで返事を書いて送りなさいなってな具合。え~っ、返事いるかなぁ~。それも法皇様の言葉としてって、そんな屈辱的なことをって成親に、交易の取次ぎをしてるのは清盛入道やねんから、清盛に書かせればええんちゃう?ほいだら公卿たちもああだこうだ言わんやろうしと西光。

泊の工事は大変です。作業をしている皆も疲れ切っております。兎丸は清盛に泊の完成は早くて半年くらいかかると言うが、3ヶ月で完成させよと無茶振りな清盛。3ヵ月後に宋から皇帝の兄の趙伯圭がお忍びで来る予定だから、それまでに何としても泊を完成させ、「日本ってすげえ」って見せ付けてやりたいって感じ。ほいでもって、それを作った平清盛こそ、国の頂に立つ人間なんだと、知らしめてやるんだって。そんなことを言う清盛に兎丸、納得いかずな表情。

京では禿たちが貴族の庭に潜んだりしながら、連日、平家の悪口を言う人をひたすら捕まえております。

2ヵ月後、蝉松が怪我を負ってしまいました。
兎丸は皆疲れている。このままだったら死人も出てしまうから無茶振りなこといわんでと、清盛に言うけれど、清盛は期日までに済ませろと、まるでブラック企業化しております。

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流石の兎丸もキレます。また次があるやんと言うけど、次はないと清盛。
緊迫したやり取りの中、突然、蝉松が自分を人柱にして欲しいと。清盛の夢が叶うなら人柱になる事を喜んでやろうと。

兎丸は清盛に殴りかかるが、もう清盛はそんな言葉よりも、泊を完成させる事が自分の夢だと。
兎丸はもうやめだと、義と悪をひっくり返そうと清盛に付いてきたけど、結局、悪と悪が引っくり返っても結局悪になるだけだと、こんな事やってられない、お前の国づくりは盗賊が物盗むんと同じやと言って出て行ってしまいました。

盛国は清盛に、海を見ると昔を思い出すと。漁師だった頃、亡き父と魚をとって暮らしていた事を。
白河院の為に父は禁を破って命を亡くしてしまったとき、清盛が白河院にとりなしてくれたと。
清盛は今の自分は白河院のようだと?自分の気持ちは誰にも分からない、盛国にも兎丸にもと。

そんな事言っちゃダメだよね。
あまりに悲し過ぎるじゃない、清盛も兎丸も盛国も…。
兎丸も盛国も分かってると思う、痛いほどに清盛の思いを。

京に戻った兎丸は文句を言いながら皆と酒盛り、そこへ桃李がやってきて、何で仕事を途中でやめて戻って来るんだと?父の敵であっても清盛の生きる道が面白いと思ってついてきたんだろって。だから腹が立つんだと兎丸、結局平家がのし上がる事しか考えてなかったんだと。

まぁ、本気で思ってなくても言いたくなる時ってあるよね。
ちょっと愚痴りたい時って。でもそれが本当に本気なのかどうなのか…
きっと、気分を変える為に京へ戻る事で、清盛をちょっとばかし困らせてやろうかな、そして自分も愚痴を言って桃李や小兎丸の顔を見て、そしてまた、ちょっとリフレッシュして、清盛の元へ帰って泊の仕事を続けようなんて思っていたんじゃないかと思うんですよね。

桃李には、朝には戻るから今日はここで飲ませてと言い、その言葉を信じて桃李は戻っていったけど、兎丸はこれからどうしようかと言う話で皆で大盛り上がり。酒が切れたと兎丸はみんなに酒の調達に行かせる。そこへ歌いながらやってきたのは禿のリーダー羅刹。

多分わざと禿たちを呼び寄せようと、大きな声で清盛の悪口を言っていたのかもしれない。
なんとか彼らをこんな汚い仕事から手を引かせるためにと。それは彼らのためでもあり、清盛のためでもあると兎丸は思っていたと思います。

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来たかと兎丸。こんなことせず、まともに生きろと羅刹の肩に手を置く兎丸に、無言で羽根を突き刺す羅刹。一瞬何事かと驚く兎丸。

刺されながらも、羅刹を追って橋の上に向かう兎丸、そこへ沢山の禿たちが兎丸を取り囲み、各々鳥の羽を兎丸に一気に突き刺す。それも2度も。そのまま倒れる兎丸。この時一体何を思っていたんだろう?清盛のことを恨んだのだろうか?それとも助けを求めたのだろうか?どんな景色が見えたのだろう…

翌日、福原に兎丸の子分たちが慌ててやってくる。兎丸が居なくなった、こちらに戻ってきてないかと。
それを聞いた清盛も急いで京へ戻って兎丸を探す。空から何かが降ってくるのを見て、そちらの方向へ向かう清盛。五条大橋…まるで導かれたかのように、兎丸のはっぷりだけが遺され、橋の下に民が手を合わしている様子が見えた。慌ててそこへ向かうと、そこには赤い羽根が体中に突き刺さった兎丸の無残な姿が。

人ごみを必死で掻き分け、視線をやる清盛。腰が抜けたように這い蹲りながら兎丸の屍に駆け寄る清盛。無我夢中で突き刺さった体中の鳥の羽をむしり取り、兎丸を抱きしめる清盛。

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盛国も声を出す事も出来ぬほどにショックを受け、清盛もまた、この受け入れがたい現実に声を出して泣く事も出来ないほどにショックを受けています。まさか、禿たちが兎丸をこんな風に殺すだなんて…自分にとってかけがえのない大切な人間を自らの手で始末してしまったと清盛は思ったんじゃないかなと思います。たとえそれは直接的に清盛の命令でなかったとしても、兎丸が言っていたことの現実がこういうことだったのかということを改めて知る事になった清盛。

そんな清盛と兎丸の元へようやく桃李と仲間たちがやってきました。
無残な兎丸の姿を見て、駆け寄ろうとする桃李を盛国が必死で止めます。
清盛の姿が痛々し過ぎます…。

六波羅の屋敷も兎丸の事件に、一門の空気も重苦しいです。
そんな中、清盛は兎丸の葬儀は一門を挙げて福原にて盛大に執り行うと。そして何気に庭の茂みに目をやるとそこには、そんな清盛の姿を禿たちが「殿!私たちは言われるがままに良い仕事をしたでしょ?褒めてくださりませ」と言わんばかりに、純粋な瞳で見つめています。この時の禿たちの、本当に嬉しそうな表情と、嫌悪感をも感じるような表情の清盛のギャップが痛々しくもあり、切なくもあります。


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そして、時忠に禿たちを始末しろと告げる清盛。
複雑な心境の時忠、そして褒められてるのではと嬉しそうな表情の禿たち…

福原に戻った清盛は庭から見える海をボーっと眺めています。
「全ては殿が邁進する為に起こった事。どれだけ欲しても、兎丸は戻りませぬ。それでも…進みまするか?この修羅の道を。殿のお心の中にだけある国に向かって、進み続ける覚悟が、おありにございまするか?ならば、盛国も共に。命を賭して殿に、食らいつき…この修羅の道を、共に参りまする。」

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と盛国。盛国も溢れそうになる悲しみをこら清盛に語りかけ、そして清盛自身も盛国の言葉に必死に声をこらえ、笑顔を見せようとするが溢れる涙をこらえる事が出来ない。

時忠も禿の服を焼きながらやるせない気持ちでいる。

ふらっと足が向いてか、五条の橋の袂へ向かう清盛の目の前には、小兎丸と桃李が兎丸の屍のあったところで名前を叫び続けている。桃李と目が合う清盛だが声を掛けることも出来ず、ただ2人の姿を見てるしか出来ない。

その後、福原に戻った清盛は、石に何かを書いている。と、そこへ兎丸の仲間たちがやってきた。
斬りつけようとする仲間たち、しかし思い立ち、清盛のしている事をたずねると

「経文を書いておる。人柱など立てずとも、こうして経文を書いた石を詰めた船を、沈めればよい。兎丸の志と共にな。兎丸の志こそが、新しき泊の…礎じゃ。」

皆。兎丸のいなくなった現実にただただ悲しみ泣くしかない。
その悲しみを受け止ようとする清盛。

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そして桃李、小兎丸、仲間たちと船に載せた経文を書いた石を沈める清盛。
あの日、宋船で兎丸に出会い、そしてここまで一緒に過ごしてきた思い出と共に船を沈める。
結局、泊が完成したのはそれから1年後であった。

最初の頃に加藤さんが「兎丸は死ぬといわれているけれど、どんな風に殺されるのだろうか」とおっしゃっておりましたが、こんな風な最後だなんて…父親のように盗賊・海賊だったけれど、義に熱く、清盛に対して正直に物を言い、ぶつかっていけるかけがえのない人でした。清盛も自分の夢の国づくりに向かって更に周囲の事も顧みず、突き進んで行く事になるのでしょう。

そして、禿たちの処遇もどうなったのか…仕事を奪われた彼らが、野に放たれ生きていけるのか心配でもあります。

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