感じる存在感
松山ケンイチ/チョンジフン(Rain(ピ))2人の若き才能ある俳優/歌手を応援しています
第47回『宿命の敗北』
2012年12月2日放送

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治承4(1180)年、源頼朝(岡田将生)がついに挙兵した。清盛(松山ケンイチ)は直ちに高倉院(千葉雄大)の名のもとに追討令を発す。頼朝は石橋山での戦いには敗戦するが、この挙兵をきっかけに各地で次々と反平家の武士たちが立ち上がる。平家一門内に不安が広がるが、清盛は一向に動じず、周囲の反対にも耳も貸さず福原への遷都を強引に推し進める。

同時期、頼朝のもとへは上総広常(高杉亘)ら有力な武士が続々と馳せ参じていた。力を得た頼朝は父・義朝(玉木宏)の悲願である本物の武士の世をつくることを胸に誓う。

10月20日、駿河富士川にて、平家・維盛(井之脇海)、忠清(藤本隆宏)軍と源氏・武田信義(永澤俊矢)軍が布陣するが、維盛軍は、戦いが始まる前に飛び立つ水鳥の音を聞いただけで、おびえて敗走し、源氏の一方的な勝利に終わった。

知らせを受けた清盛は怒り狂い、その姿を見せた忠清は清盛自身が、もはや武士ではない、と断言する。
深い心の闇に飲み込まれそうになった清盛。しかし頼朝の挙兵を知り、再び武士として甦った?しかし様々な問題を抱えはじめている平家一門、一体どうなるのか気になる第47回です。

1180年9月5日、福原に一門を呼び集め、頼朝を追討する総大将を重盛の息子・維盛と指名する清盛に不安を持つほかのメンバー。清盛は忠清にサポートをゆだねる。う~んなんだか空気が重い…。

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その数日前、8月23日、頼朝は東に向かう途中、石橋山付近にて大庭景親・伊藤祐親などの軍に挟まれてしまう。いよいよ戦いが始まりましたが、頼朝勢は苦戦を強いられます。惨敗し敗走する頼朝。
洞穴に身を隠していましたが、追っ手がすぐそこまで来て、ここまでと思っていたが、梶原景時は頼朝を認識しながらも見逃してくれました。

間一髪で助けられた頼朝。そして奥州平泉でも義経がその話を聞き、秀衡に兵を与えて欲しいと嘆願する。

「挙兵した我が兄・頼朝のもとへ、はせ参じとうござります。」
「ならぬ。」
「何故にござりますか?」
「おそれながら、主・義経挙兵の暁には、平泉の武力財力存分に使うがよいと…」
「今駆けつけたところで、そなたの戦の才をよいように使われ、捨てられるだけじゃ。下手をすれば、命さえなかろう。それより今しばらく、この平泉にとどまり、争乱の成り行きを見守るがよい。」

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秀衡様のおっしゃるとおりにしていたら、義経の運命も変わっていたのだろうか?
そんな秀衡様の言葉に対しても、いしばしやまでの頼朝が苦戦してる様子を聞き、兄を見捨てられないと言う義経に秀衡

「運も度胸もなければ勝てぬのが戦というものじゃ。」

何か思い立ったように突然、弁慶が的の前に立ちはだかり、度胸試しをすると言い出す始末。

弓を持ち弁慶の後ろの的に向かって矢を放つ義経。冷や汗か?弁慶汗が流れながらも義経の矢は見事、的の中央に当たる。それを見て、秀衡は義経を頼朝の元へ行かせる事に。そしてそれに安心した弁慶は気絶する。この弁慶の目を見開いた状況って後の彼の最期を予見させるものですね。

平家も決起します。
それぞれ持ち場につくために、ひとまず京へ戻って準備する事に。そして清盛様は戦いのことなど忘れたかのように福原の内裏の話をはじめる。その姿に呆れる宗盛たち。 

 
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「このまま、遷都を推し進めるおつもりにござりますか?」
「無論じゃ。」
「おそれながら、各地の謀反は此度のにわかな遷都と、無縁とは思えませぬ。ここでまた、新しき内裏のために財をなげうてば、ますます不安が募るのではござりますまいか?」
「今は戦の事のみ考えるべきと存じます」

子供たちも今はまず、源氏を追討する事に専念した方がいいのではないかと清盛様に訴えるんだけど、清盛様してみれば、コロンブスの卵の理論のようなものな訳で

「ここで都作りを諦めるは、戦に負けるも同じぞ!烏合の衆の挙兵なんぞに惑わされてはならぬ!我が国づくりを成し遂げる事こそが、まことの勝利と心得よ。武士とは勝つことじゃ。いかなる事をしても、勝ち続ける事じゃ!」

9月19日、下総の陣に、上総広常が頼朝に会いに来ましたが、馬から下りることない無礼な態度。家人が心配しますが上総広常は上から目線でたいした事ないやつだろうなんて言っております。おぉ!ようやっと藤九郎も烏帽子を付けるようになりましたか。ようやらやっと、人間になれてようございましたね~。

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上総の横柄な態度に対して頼朝は会いに来てその態度、信頼に値しないからさっさ帰れと言い放つ。食い下がる広常だが、幾らへイを沢山引き連れてこようとも、武士の礼儀もわきまえない人間は必要ないってさ。それを聞いて、馬から降り、改めて挨拶をする広常。少しずつ兵が集まってくる源氏軍。すべて義朝がいたからこそ。父が悲願した武士の世を作ること。

「これより我らは、相模国の鎌倉を目指す。かつて父・義朝、兄・義平が居を構えた地じゃ。鎌倉は山に囲まれ、攻めにくく守りやすい土地。我ら源氏の本拠地とする。そして…平家との戦に備える!」

俄然、源氏の皆々様のモチベーションがUPしてきましたぞなもし。
9月29日、京では、維盛と忠清は出陣の日についてああだこうだと議論中。

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維盛は今日にでも出陣じゃと忠清に言うんだけど、軍師として忠清は出陣の日柄が悪いと出陣を拒みますが、別にいつでもいいじゃんと言う維盛。今まで幾多の戦場を駆け抜けてきた忠清だからこその忠告なんだけど、そういう時代を知らずに育ってきた維盛にとっては、面倒くさい年寄りだなぁという感覚なのか、結局、忠清の話も聞かず、さっさと出陣してしまう維盛。複雑な思いで従うしかない忠清。

10月16日、鎌倉入りした頼朝のもとに政子もやって来ました。 政子様の眉毛がなくなりましたぞなもし(笑)
ゆっくりする間もなく、甲斐の武田と合流したいと言う所に、藤九郎が平家が駿河国に入ったと報告。

富士川の東岸に源氏軍。武田軍とも合流して活気満々。しかし、それに反して平家軍は、すっかり兵糧が尽きかけて兵の士気も落ちまくりです。兵士たちは空腹でおなかなりっぱなし…資盛が心配しております。兵たちも次々逃げてしまう始末。しかし、維盛は楽観ムード?弟のほうが戦況を客観的に見ておりまするよね?


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そこへ忠清、加勢軍たちがことごとく、源氏軍に阻まれていると。兵たちは空腹で苛立ってきているし、そんな状況なのに、維盛が突然、忠清に遊び女を連れて来いと言い出す始末。あきれる忠清と資盛。もう軍師なんていてもいなくても同じような感じで、誰も維盛の暴走を止められないっす(ーー;)

清盛様は盛国と厳島にやってきました。周囲は色々うるさく言うが今は速やかな内裏の完成を祈願しに来たと。景弘も春夜も今の平家の戦況など心配しております。

「それは一門に任せておる。わしは我が父の悲願を、成し遂げねばならぬゆえな。武士の世を作ることじゃ。福原に内裏を作り、そこに我が血を引く帝にお住まい頂き、その地で政を行う。そしてその政を、あやつに見せるのじゃ。」
「…あやつ?」
「あやつに見せてやる。わしの目指し続けた、武士の世を。我が友の子に…見せてやる。」

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単に武力だけで何とかしようとした義朝、その子に本当の武士の世を作る事とはどういう事なのかを身をもって知らしめようとしている清盛様なのです。

厳島の海を眺めながら、保元の乱の後、義朝と語り合った時の事を思い出す清盛様。
もうすぐ自分の、いや、色んな人が夢見た世が実現するかも知れないのに、そこにはもう懐かしい人達がいない、清盛様の寂しさや思いを思うと涙が出そうになってきます…(T^T)グスン

頼朝たちは夜討ちを提案。こっそり様子を見に行く武田たちだが、平家軍は賑やかに飲めや歌えと遊び呆けている。

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資盛は不安と不信な表情。タイミングを見計らう武田たちだが突然、水鳥たちが暴れだし、平家軍はパニック状態に。忠清が大事無いと必死でなだめても、もう手が付けられなかった。

昨夜の報告を受けるが、そんな平家の様子に頼朝はどうも腑に落ちない様子。
頼朝はこのまま京へ上り、平家を討ち、色々聞きたい事があると言うけれど、武将たちに、まだ時期尚早、まずは鎌倉で東国武士たちをまとめ上げることが先決ではないか言われてしまう。
そこへ、奥州から誰かがやって来ました。そう、弁慶と義経。

弟義経と頼朝との初対面。

「頼朝の兄上…にござりますか?」
「そなたは?」
「お初にお目にかかります。九郎義経にござります。」

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戸惑う頼朝、まぁ突然来られてもなぁ~。一節には再会したのはいいけれど頼朝は義経の東北訛りに全く何を言ってるのかわからなかったとか…(笑)戸惑う兄に対して義経は

「兄上!お会いしとうござりました!」
「よう来てくれた、九郎。共に鎌倉に参れ。積もる話を致そうぞ。」
「はい。」

兄弟の再会に、もう弁慶がだだ泣き状態…、周囲のなんとも言えない空気感…。

さて、そんなほのぼのとした再会の一方で、六波羅に戻ってきた維盛たち。時子をはじめ、一門たちのなんとも渋い表情。そして清盛様が慌ててやってきましたが、キョロキョロと周囲を見渡し、維盛を見つけた瞬間!有無も言わさず、ふるボッコにする。知盛様が止めに入るけれど、資盛も居たたまれない表情、忠清は無表情でそれを見ています。皆の複雑な表情…




「なんたるざまじゃ!戦に赴き、戦いもせずにおめおめと帰ってくるとは、それでも平家の男子か!?忠清!お前がついておりながら、何じゃこれは!?」
「面目次第もござりませぬ。死んで、お詫び致しとうござります。」

まぁまぁと盛国は言うけれど、清盛様は、よう言うたと、慌てる盛国、時子も必死で清盛様の怒りを静めようとするんだけど

「武士とは勝つことじゃ!いかなる事をしても、勝ち続ける事じゃ!此度の惨めな敗走、これまで築いてきたものを壊しかねぬ過ち!侍大将ならば、命をもってあがなうが、相当であろう。」
「殿。そればかりは…」

貞能も必死でお願いしております。忠清を斬るなら自分も斬ってくれと、すると宗清までも言い出す始末。家人たちが清盛様に必死でお願いしておりますが、それを止める忠清。静かに清盛様の前に向き合い座り、伊藤忠清、死ぬ前に言いたい事があると。言葉に出さないけど目で「言うてみよ」と清盛様。

「殿は今、維盛様に仰せになりました。「それでも、平家の男子か」と。」
「それがなんじゃ?」
「維盛様は、まごう事なき、平家の男子にござります。戦と言うものを、ご存じなく、出陣には、吉凶の日取りも選ばず、兵の進退も心得ず、陣中に遊び女を入れ、水鳥の羽音におびえて、戦場から逃げる。それこそが、まごう事なき平家の男子の姿にござります!」
「忠清!」

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「殿は、保元の戦、平治の戦を勝ち抜いてこられました。武士の世を夢見て、財をなげうち、公卿方、法皇様と渡り合い、一門を、公卿の家柄まで引き上げられました。音戸の瀬戸を広げ、大輪田の泊を整え、宋との交易をなさりました。厳島の社を新たにし、横へ横へと広がる世を目指されました。ご息女を入内させ、御孫君を帝となされました。そしてその帝を頂く新しき国を、福原に作ろうとなされております。」
「何を…当たり前の事を言うておる?」
「殿。平家はもはや、武門ではござりませぬ!殿ご自身が…もはや、武士ではござりませぬ。殿が目指した、武士の世は、武士のままではつくれぬものに、ござりました。ご無礼を…つかまつりました。どうぞ、この首、刎ねてくださりませ。」

忠清も、ずっと悩み続けていたんだと思います。でも、これだけは言っておかないと、マジで死ぬ覚悟で自分の思いを清盛様に、そして一門にぶつけましたね。清盛様も、かなりショックな言葉を聞かされて息も荒くなってくるし、涙目になるし…反論できないよね、認めたくない現実だから。

そして忠清は庭に出て行く。清盛様は宋剣を引き抜き忠清のもとに向かって行くが、それを宗盛、そして一門が引きとめようとする。忠清の目の前で宋剣を振りかぶるが、なんと!勢い付き過ぎてなのか?そのまま後ろに倒れてしまった!何たる醜態…。

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まさに忠清の言った言葉そのもの。もう清盛は武士ではなくなってしまった。武士世を作る事は武士ではなくなる事なのか…清盛自身もこの有様に戸惑った事でしょう。必死で作り上げてきた結果、あの大切な宋剣も今は、かつての輝きはもはや失われ、錆付いてしまっている。

父の言葉…自分にとって生きる事とはどういう事か?それが見つけた時、心の軸が出来る。今の自分は果たして心の軸と体の軸どちらも失ってしまってはないか?と色んな思い出が蘇る。大切なはずだった武士の命の宋剣は既にさびて心の軸も失われてしまった事を思い知らされた清盛。

でも、難しいです。戦国時代とかとちがって、武力だけでも朝廷との交渉は出来ないわけだし、かといって武力もなければ豪族を束ねる事も出来ない。本当に大変だったと思います。清盛様の残された時間もあとわずかどうなっていくのでしょう。

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