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感じる存在感
松山ケンイチ/チョンジフン(Rain(ピ))2人の若き才能ある俳優/歌手を応援しています
「神童」

2009.5.30記述 

2008.10.21に記述した物を転載したものです

BS放送を録画して見て、そのあとCS放送で再度録画してもう何度も繰り返し見ています。(BS放送は途中CMが入って私的に、これは重要じゃない?と思われるシーンが色々カットされていたんだよね)

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ピアノが好きなのに弾くことに抵抗を感じている中学生のうたと、ピアノが好きなのに才能があまりない音大生の和音(わお)が出会う事でそれぞれにとってピアノとは?音楽とは?と考え、たどりつく答えは…

中学生のうたには母親や周囲の自分に対する期待を重荷に感じていた。そんな時に出会った音大志望の和音。彼と接することで少しずつピアノに対しての向き合い方に変化が出てくるのだがそんな時に耳に異変が…。

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 音楽は決して特別なものではなく日常的にそこにあるもの。だからこの作品も特別な何かがあるわけではない(変に感動させようとか盛り上げようということよりも、主人公2人の日常と音楽のつながりを大切にしてるように思われる。)「神童」と言われた少女と、平凡でピアノが大好きなのに決して特別な才能があるわけではない青年…でもお互いにとってお互いはかけがえのない存在…

最初、うたが和音に「耳の中にセミが入ってる」といった時には和音も気がつかなかったがその後、うたの変化に気がついたからこそ「今、あいつがピアノに向かうことはあぶないというか…」と言ったのかもしれないし、代役でステージに立つことも必要以上に心配したのだと思う。

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 「とうさんはきっと自殺した」という言葉は聴力を失いつつある自分がまさに父親と同じようだったからなのだろう。あのピアノのお墓でお父さんが言った「蝉が鳴いてるよ…」うたはその言葉の意味を理解したのだろう。

「父さんは音楽のままでいたかったんだよ」そしてうたは「私は音楽だから」と和音に言う…うたが音楽でいられる理由、それは和音という存在がいるからなのだろう。お互いの無いものをお互いが補うための存在。

ピアノの上にいつもいるガンちゃんはうたにとっては和音であり、和音にとってはうたなのだろう。

うたの唯一安心できる場所が和音なのだ。

コンサートで演奏をしてるうたを遠くから見守る和音の表情が時に穏やかであり、そして不安であり、心配であり…。(この時のケンイチの目の表情は鳥肌が立ちます)

うたがピアノのお墓に行くことも和音にはわかったし、どうして行ったのかも多分わかっていただろう、最後の連弾のシーンも実際、うたに和音の言葉が聞こえていたかどうかはわからない、でも2人は耳で聞こえない、言葉にできない、目に見えない心で感じる音楽が、そしてお互いの存在がある事が全てなのかもしれない。

最後の連弾のシーンの和音とうたの表情がそれを物語っているし、映画として未完成だという人もいるかもしれないけれど(はっきりとしたエンディングではないので消化不良な人が多いようだが)、そのあとからまた2人の新しい関係がスタートするのだろう。

松山ケンイチが演じる和音が良い。
ピアノが好きで仕方無いのに上手くなれない・・どれだけ練習してもそれが切ない。

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 受験の前のがむしゃらに鍵盤に向かう姿、緊張とプレッシャーのあまり試験会場から逃げ出そうとする和音、うたとがんちゃんに励まされ、必死に鍵盤を叩く和音の緊張感が見ている私にも伝わってきてドキドキしてしまった。(そして余りの必死さに笑いが…どう見ても21歳(当時)に見えないよ~爆)

大学生の和音よりも中学生のうたの方がませていて積極的なのが微笑ましい(でも和音はうたの事を女性とは見てないからねアハハ)

私が個人的に好きなシーン(沢山あるんだけど)001_20090530221104.jpg

・冒頭シーン静寂から突然うたに声をかけられて戸惑う和音の表情

・商店街の隣の衣料店の主人がバットで和音のピアノを壊そうとしてそれと止めている最中にうたの弾くピアノが流れて皆が一瞬固まるシーン(あの目が丸くなった表情が可愛い)

・うたを怒らせて歌の家で夜練習できなくなって必死でピアノの練習をする和音(悲壮感が漂っているのがねいい)

・試験のシーン、うたが冷たくなった和音の指を温めるシーン

・実技試験の形振り構わず一心不乱にピアノを弾く和音(口を尖らせたり髪が降り乱れている和音の表情がいい)

・うたが大学でピアノを弾いているとき、その音を聞いて突然音の方に走り出す和音の走り方(つま先で飛ぶように走る姿)

・夜中、和音が目が覚めるとうたが「今日はここで寝る」と言いながらピアノのお墓のお話やお父さんの話をして早朝寝ている和音にキスしてがんちゃんを置いて帰る

・コンサートのシーンでうたを不安そうに見守る和音の表情(関係者の制止を振り払ってうたのもとに向かうシーンからうたが倒れるまでのシーン)

・うたがいなくなってピアノに向っているときにうたの言葉を思い出す和音の表情

・そして最後の連弾の和音のうたを見る優しいまなざし

・色んな事に不器用なうたと和音をいつも温かく見守ってくれている、家族や友人や大学の先生たちの姿

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コメント
この記事へのコメント
ガンちゃんMY LOVE
ガンちゃんはうたにとってのワオ、ワオにとってのうた。
そう、私もおもった。
お互いがお互いのおまもり。

ほんとに、ふたりの関係がよいね。

音楽だけが、音楽こそが二人をつなぐ言葉であり、記号なんだよね。
うらやましいね。
そんな相手をみつけられたら、もうそれだけで生きている価値がある。

そんな、願望と羨望を映像化した作品だと思います。
わたしもいつか、映画館でみるぞ!
2009/05/31(日) 01:13 | URL | 熱情 #mQop/nM.[編集]
Re: ガンちゃんMY LOVE
熱情さん

> ガンちゃんはうたにとってのワオ、ワオにとってのうた。
> そう、私もおもった。
> お互いがお互いのおまもり。

ガンちゃんを通して2人が会話して繋がっているんだよね。
お互いがそばにいなくてもガンちゃんがいれば安心できる。

> ほんとに、ふたりの関係がよいね。

パンフレットにも素敵なことが書かれていました。

> 音楽だけが、音楽こそが二人をつなぐ言葉であり、記号なんだよね。
> うらやましいね。
> そんな相手をみつけられたら、もうそれだけで生きている価値がある。

その後の2人がどんな風に成長していくのかどういう風な関係になるのかわからないけれど、とにかくその時2人はなくてはならない存在だったことだけは確かだもんね。

> そんな、願望と羨望を映像化した作品だと思います。
> わたしもいつか、映画館でみるぞ!

何がいいかって和音が普通の八百屋の子供だということ。特別な家庭(サラリーマンとかなど)ではなく、クラッシック音楽というもの自体決して特別なものでも難しいものでもなく他のジャンルの音楽とおなじ何だということをドラマチックにもコミカルにも描いてないこと。

淡々とした流れの中の日常に存在するということがこの作品の素晴らしさだと思うし評価がどうであれ、私はとても好きな作品だな(笑)
2009/05/31(日) 11:15 | URL | K&R #hTYNULE6[編集]
こめんたり~
mayさん
頭痛いのなおりましたか?
ちょいと心配です。

「神童」のコメンタリーおもしろかった!
「青い勝負セーター、こんなのも松山くん似合うんだよねー」には大爆笑!
「松山くんには品があるから13歳とでも恋愛にはならない」には納得!
なまいきシャルロットの下りとか、いろいろおもしろかった。
舞台裏をのぞく感じ、たまりませんね!

それにしても、何回も見たのに、コメンタリーには
気がつかなかった、ウカツなわたし・・・
mayさん、教えてくれてありがと!
何倍もおもしろくなったよ^^
2009/08/03(月) 22:41 | URL | 熱情 #mQop/nM.[編集]
Re: こめんたり~
熱情さん♪

> 頭痛いのなおりましたか?
> ちょいと心配です。

すまんです(-_-)
頭痛は治まったんですけど、目の具合が悪くて…
もうにっちもさっちもです。
梅雨明けて一気にまた空気が乾燥しているのか…ドライアイは辛いっす。

> 「神童」のコメンタリーおもしろかった!
> 「青い勝負セーター、こんなのも松山くん似合うんだよねー」には大爆笑!

とにかくオープニングからあまり面白くないトーク(笑)
でもついつい最近は音声をコメンタリーにしてみてることが多い(爆)
LcWのコメンタリーやサイボーグのコメンタリーがあまりにもおもしろすぎるから神童のコメンタリーが何だか最初すごく物足りなさを感じてしまったんですよね。

妙に期待しすぎたからなのか…
でも何度も聞いてると慣れてきてなかなかこれはこれでこういう世界観だからいいかなんて思ったりしてね。

やたらケンイチの洋服の着こなしを絶賛してるでしょ(笑)
悔しいくらい何着ても似合うみたいな(^-^)

> 「松山くんには品があるから13歳とでも恋愛にはならない」には納得!

そうそう、品がある…♪いい響きだぁ~
でもあの青いセーター?服は変だ(笑)
あの手袋渡すシーン見るといつも恥ずかしくなる(>_<)

> なまいきシャルロットの下りとか、いろいろおもしろかった。
> 舞台裏をのぞく感じ、たまりませんね!

ロケ地色々みたいだから撮影も大変そうだったよね。

> それにしても、何回も見たのに、コメンタリーには
> 気がつかなかった、ウカツなわたし・・・

レンタルはないけどセルのDVDは音声・字幕はチェックしておいた方がいいよ
ホントはDMCにもコメンタリーつけてほしかったんだけどね…残念だ。

> mayさん、教えてくれてありがと!
> 何倍もおもしろくなったよ^^

熱情さんがこのことを知らなかったことに驚いたわたしでした(チャンチャン♪)
2009/08/04(火) 13:14 | URL | K&R #hTYNULE6[編集]
感想レポート
神童はwowowをビデオ録画して繰り返し観てたけど、やっぱり特典映像が観たい!そして何より高画像で観たいよー!というわけで今回K&R図書館でお借りしました。
ありがとうございます。やっぱDVDはいいの~(TдT) アリガトウ
これを映画館の大画面で観たかった。(でもその頃はケンイチの存在は知らなかったし・・)
リプリソングが大好きでラストうたとワオが連弾する場面を繰り返しリピって、いつか自分でも弾いてみたいと思ってたら、熱情さんが楽譜を送ってくれたんです。熱たんありがとうね。ほんとはワオが弾いた”熱情”を弾きたいとこだけど、それは私にはとても無理だもんで・・8年間もピアノ習っていて何一つまともに弾けないまま投げ出してしまった私ですが、神童観てたら、生涯一曲だけでもちゃんと自分のものとして弾ける曲にしたい、もう一度ピアノに向き合ってみたいと思いました。
ピアノを習った経験があっても、熱情はかなり難しい曲なのに、メイキング観てたらケンちゃんがほんとに弾いてるので驚きました!
役者ってそこまでやるもんなのか!璃子ちゃんも腱鞘炎になりながらも、弾けない自分に悔し泣きしながら練習してる姿に感動しました。オーケストラとのピアノ演奏はとっても自然でチャーミングですばらしい。”魅せる”という意味ではプロの演奏家を超えていたしさすがと思いました。
ワオとうたの関係が恋人とは違う、音で結ばれたソウルフレンドという距離感がとても心地いい。だからワオの部屋に泊まりこんでも、ワオの寝顔にチュっとしても全然いやらしくならないし、微笑ましい。そう思わせるのもやはりケンイチの特性なんだと思う。この映画では特異の人間ではないごく普通の男の子を演じていて、ワオというキャラクターはともすれば主役の神童の影に隠れて地味なままで終わる存在だったかもしれない。だけどケンイチのワオにはちゃんと存在感があった。天才にはなれない凡才としての悲哀、滑稽さ、表面には現れない天賦の才能、ワオなりの表現でいつか花開く時があるんじゃないかと思わせてくれるし、応援したくなるようなやつです。うたにはきっとわかってるんだよね。見える天才と見えない天才なのかもしれない。だから聴覚を失くしたうたにもワオの音はちゃんと響いてるんだね。



2009/09/04(金) 02:02 | URL | コップニ #-[編集]
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