感じる存在感
松山ケンイチ/チョンジフン(Rain(ピ))2人の若き才能ある俳優/歌手を応援しています
『遠い夏のゴッホ』公演感想
2013.3.15記述

いよいよ大阪公演始まりました。

20130307ゴッホ大阪初日001

これじゃ、大阪のTVに出演しても仕方ないよね~(笑)
寂しいけど、喜ばしい事ですよね。

入り口の満員御礼の幕がまぶしいですね。
舞台が低いので(東京は分かりませんが)最前列の観客はゴッホが座ってるシーンとかだと、本当に目の前に座長の顔があったと思います(笑)

最後は拍手と共に1Fはスタンディングしていましたね。(私は2Fでしたが上から見ると皆立っていましたね)私は立てないけれど心の中ではスタンディングオベーションでしたよ、勿論! 

ということで、レビューですが、一部抜けていたり、話が前後していたりする事があるかもしれませんがご了承下さいませ。
何せ1回しか見ておりませんし、記憶が定かでないので、しかしなるべく見たくても見れなかった方の為に少しでもその代わりにもならないけれど足しにでもなればと思っておりますので楽しんで読んで下さると有難いです<(_ _)>





2013.3.7  ようやくこの日がやってまいりました。
「遠い夏のゴッホ」大阪公演初日。


隣接している有料駐車場に車を停めて、バタバタと準備をしていざ、新歌舞伎座へ向かいましたが、開場前で人は結構待っておりましたので、とりあえず、パンフレットを購入する事に。遠方でこれない松友の分も無事GETん出来ました。

おぉ!入り口の扉には「満員御礼」「本日初日」の幕が…

なんだか嬉しいじゃないですか~。
特に「満員御礼」だなんて、きっと座長はじめカンパニーの皆さんもさぞやモチベーションUPしていることでしょう。ワクワク…

そしていよいよ開場。残念ながら劇場内の撮影は禁止ということで花の写真とか撮影できませんでした。華やかだった東京とはちがって大層シンプルでした(苦笑)

和田琢磨さんのブログより舞台から見た客席
(写真はスチュワート役の和田琢磨さんのブログから拝借させていただきました)


今回は2階の中央最前列ということで舞台が良い感じで見る事が出来そうです。(丁度こんな感じで観劇しました)
チケット販売当日、眼科の診察に行かないと行けないのにそれどころじゃない!必死で新歌舞伎座に電話しましたよ。
特別席はネットでは購入できないので(まぁS席だとしても歌舞伎座で取ったほうが好きな座席取れるからね)とにかく繫がるまで電話して何とか無事予定の日にちで座席が確保できました。


和田琢磨さんのブログより客席から見た舞台
(写真はスチュワート役の和田琢磨さんのブログから拝借させていただきました)


でも緞帳が開いたままで、ちょっと吃驚。でもあの舞台中央のキンイロケヤキがどっしりと構えている舞台。この時点でゴッホの世界へと観客は誘われているのかなと思いながら開演時間を待ちました。

静かに虫たちが舞台に集まっていよいよ舞台の開演です。
みんなの声が一つとなって風となり、木の葉となり、寒い冬をすごし、そして春がやってきました。

その様子はまるで飛び出す絵本のような感覚…
アリたちがせっせと女王アリのための餌集めをしております。

この時、座長が「アリです!アリも演ります!」
これに会場は笑いが…
皆、自分が収穫した食料をバンクォーに報告。ゴッホ…じゃなく、ケンちゃんアリも誰よりも大きな食料をもって帰ってきたと大はしゃぎ。そんな姿がとてもキュートなんです。

そんな中、変なことを言うアリもおりまして…(笑)
(手塚とおるさんが演じる飄々とした哲学的なアリ・ゼノンを演じてらした。ついこの間「ヒミズ」見たのでなんだかおぉ!って感じでした)

この辺のすったもんだな感じも面白いというか手塚さんと竹下さんのコンビが絶妙?(笑)

そしていよいよ、ベアトリーチェとゴッホが登場。
土の中で美味しそうに蜜を吸っているベアトリーチェに対してゴッホはなんだか落ち着きがないのです。ぬぐぐなっでる!夏が来るぅ!と何度も何度も上の様子が気になるようで、ベアトリーチェの話も上の空みたいな状態。そして何度も何度も地上に上がる準備をしている先輩セミたちの様子を見に行ってくると言って聞かないわけです。

そんなゴッホを心配するベアトリーチェに、きっと誰よりも素敵な歌を君の為に歌うよと嬉しそうに語るゴッホ。この時のゴッホもベアトリーチェも何故だか方言を使っておりまして、特に座長の下北弁は可愛いんだけど、早口でなかなか聞き取れない部分もあり、それがまた関西人にとって訳わかんないけどなんやら可愛くて、おかしくて、という感じで、これまた笑いが起きておりました。

餌の所で蜜を吸うベアトリーチェの所に餌の所で転げまわるゴッホの姿がそれはそれはキュートでね、きっと見ている観客の人達もニコニコしちゃっていたかも知れませんね。

この一連のシーンで2人が接近してるシーンがあるんだけど(キスしてるのか?)そこへ登場するのは「ゴッホの唇をやります!」「「ベアトリーチェの唇をやります!」と唐突に登場する物体(人間だけど唇?)それ必要か?と思わず突っ込みを入れたくなるけどおもろ過ぎますシャトナーさん。

ミミズのホセ



そんなところにやってきたのはミミズのホセ。慌てるゴッホ、思わず何を思ってか腕立て伏せなんかしてごまかしっております(笑)ゴッホはとにかく上の先輩セミたちが気になって仕方ない。ミミズのホセもそんなせっかちなゴッホを心配するけれど、ゴッホ自身はなんだかウキウキして、2人の言うことも聞かず先輩セミの所へ行っちゃいました。

とにかく座長の身体能力のすごさをまざまざと見せ付けられるというか舞台を動き回る動き回る。側転はするわ、どんだけ元気なんだと言わんばかりで、土の上の暖かくなってきた季節を体いっぱい感じているゴッホを見事に演じてくれております。
 
ホセとのやり取りの中で多分、今回はホセがエグザイルをやっておりました(笑)どうするのかと思ったら結局2人でグルグルしておりました(笑)

間近に孵化が迫っている先輩セミたちの様子をゴッホやベアトリーチェと同い年セミのスチュアートが見ておりますが、そこへゴッホもやってきましたよ。スタスキー教官の元、孵化の心得と準備に勤しんでいる先輩セミ達なんだけど、最初スチュワートと並んで見ていたゴッホなんだけど、なんだかゴッホの様子もおかしい?

少しずつ先輩セミたちの孵化が始まると同時に、何故だかゴッホも…気が付けば先輩セミたちと並んでいるじゃない?あれ?何故だかゴッホも孵化してないかい?って…おいおい!孵化が始まっちゃってるよ!驚くスチュワート、ゴッホも我に返って自分のこの状況にパニック状態!?

この時のスタスキー教官と先輩セミのやり取りの感じがまるでドリフや欽ちゃんファミリーのコントみたいで面白い(>0<)

実はゴッホは孵化する年を間違えていたようです。どうりでベアトリーチェたちと比べても体が大きかったはずです。孵化しちゃったらベアトリーチェと会えなくなる!必死で孵化を止めようと試みるゴッホなんだけどそんな無駄な抵抗をしてもダメです。どんどん孵化しちゃいます。ぶよぶよになってる~全身痒いよぉ~って感じで(笑)

ホセにベアトリーチェに伝言を頼むゴッホなんだけど、このホセがまたいい加減というか…

結局、ゴッホの抵抗も空しく、孵化しちゃいましたが、その途中アリたちに捕縛されそうになってセミ仲間のアムンゼンは木から落下してしまう。それを助けるゴッホ。しかしそのためにアムンゼンはセミとしては致命傷をおってしまうことに。

アリのほかにもカマキリが登場したり、トカゲがやってきてと地上の世界は大変。

しかし何よりも地上に出るということは自分の命が3週間と区切られてしまう事だとゴッホは改めて知る事となります。

3週間しか生きられない…ベアトリーチェと会えなくなる。自分の歌を聞かせてあげられなくなる、約束を守れない…絶体絶命なゴッホ。そんなゴッホが選んだ道は何としてでも命を延命させ、次の夏にベアトリーチェと再会して歌を聞かせる事。そのために歌も歌わない、飛ばない事を決意する。 

 

ゴッホ



そんなゴッホの事をまたもホセはベアトリーチェに伝言するんだけど、やっぱいい加減で、全然違う事を言っちゃう。この時のゴッホとベアトリーチェのホセに対する突っ込み具合が絶妙なんですよね~(笑)ホセのトボケ具合が。

ゴッホが自分の命は3週間だけど絶対来年、ベアトリーチェに会うために頑張ると伝えて欲しいのに、間逆の事を言うんですよね~。でもそんなホセの言葉を信じないベアトリーチェ。ゴッホはそんな事言うセミじゃないって。絶対自分を待っててくれるって。健気です。

そしてそんな飛ばない・泣かない・そして年を取らないセミがいるという噂は虫の世界でも噂になっていて、ナツリンゴの蜜の泉に住んでいるカブトムシのアンドレイがそんな話をクワガタのイルクーツクに話していますが、そこへ長寿の秘訣を聞きに本当にゴッホがやってきます。

今回、虫の物語で舞台装置などはとてもシンプルなので、観客の想像力を掻き立てられると言うのか、衣装や小道具などもとても凝っています。

セミたちは幼虫の時スモッグみたいなものを着ています。孵化していくうちにそのスモッグの背中が割れて完全に脱げると成虫になるという具合。(写真は左から幼虫時代のゴッホ・スタスキー教官・スチュワート)ゴッホやベアトリーチェは成虫に近づくにつれて訛りも消えていきます。

スタスキー教官



そしてオスのセミは歌を歌う為(劇中では胸のドラムという表現を使ったりします)にベストのような物を着ていてそれで表現します。羽は普段はポケットの中にあって、飛ぶ時にポケットから長い布のようなものをもって、子供が飛行機のマネするときみたいに「ブーン」という感じで走り回ると、飛んでいるイメージになるんです。

でも、流れ的に見てても特に違和感も感じず「あぁ、そうきましたか」ふむふむという感じです。京劇とかで房の付いている杖を馬に見立てるのとかと同じ感覚?


京劇馬


サーベルカマキリは、幼虫の時、鎌の部分が小刀みたいな物で、成虫になると槍みたいなものに変化していたり(衣装も若干変化してる?)カブトムシは頭が編みこんだリーゼントみたいになってて、それが角の役割だったり、ミミズは手がすっぽり隠れた袖の長いシャツに独特な動きとフィンガーボールとタオルを腰につけていたりなどなど…。

カブトムシとハチとクモ



そんな中でひときわオシャレな感じなのがダンガンバチのジンパチさん。アンドレイとあまり仲が良くないみたいだけど、会話の最中でも若い衆にせっせと蜜を採って渡しています。イルクーツクさんはとてもダンディな雰囲気。クモのラングレン姐さん(といっても実はオスですが奥さんを早く亡くして、今は奥さんの変わりに卵を温めているせいか女性化しつつある?)はガテン系な雰囲気、でも言葉はオネエな感じ?(笑) (写真左からツノカブトムシ、ダンカンバチ、シマシマグモ)

ゴッホは途中でアリに襲われたり、とかげに襲われたりといろんな困難がある中でも、何とか長生き出来る術はないかと色んな虫に尋ねます。

虫それぞれの戦うシーンもかなり見どころなんですよね。
 

カマキリのセルバンテス



サーベルカマキリのセルバンテスとアリの戦い。まだ幼虫のセルバンテスなんだけど、小さな太刀でアリたちを一刀両断(その中にはゴッホアリ(笑)もいます)していくんだけどそれがまるで「北斗の拳」でケンシロウにやられる悪者たちみたいに頭から真っ二つだったり、腰から半分に斬られたりとマイムで表現して行くんだけど、私的にはどハマり(姉が無類の北斗の拳フリークなので)。何じゃ?と思う人もいるかもしれないけれど、斬られた事すらわからず「あれ?死んでる俺?」みたいな感じがちゃんとわかるんですよね~(少なからず私にはちゃんとスパッと斬られているのが見えましたね)

あと、トカゲとの攻防もとにかくすごい!
照井裕隆さん、遠山大輔さん、遠山裕介さん、山名孝幸さんこの4名の方々はとにかく劇中の中で様々な虫たちを演じておられます。その中でも特にトカゲの表現力がすごいんです。動きもだけど、迫力もあって、特にゴッホが果敢にトカゲと戦うシーンとか。特に被り物をしてるわけではないんですけど、4人のコンビネーションがとにかくすごいとしかいいようがなかったですね。セミたちに襲い掛かる様子は見てるこちらも声が出そうになりましたね(いや小さく出てたかも?)

そんな無謀な戦いに挑んだり、自分のことではなく、人の為にうっかり鳴いてしまったり、飛んでしまったりするゴッホに呆れるほかの虫たち。

悲しいかな、そんなゴッホにも、ゆっくりと、そして確実に老いて行くわけです。少しずつ自分が何の為に飛ばないのか、鳴かないのかも分からなくなったり、大切な人を思い出せなくなったり、自分自身すらもわからなくなりながらもそれでも記憶の糸を手繰るように奮闘するゴッホ。

そしてアンドレイはカエルのブックハウスに食べられてしまうんだけど、このシーンも面白い。突然長いベロが出てきて(先端部分に人間がいて)虫を捕まえてクルクル~と巻いてぺロリ。と言ってもこのベロがとてもでかい!(笑)そして食べた後にブックハウスが登場します。(直接口が出てきて食べるというシーンはありませんが、変わりにブックハウスが登場した時、大きな本を抱えていてそれを"パタン"を閉めるとそれが食べたということになります。その後ゲップをするブックハウス)


ブックハウス舌

一時はゴッホやアムンゼンたちもブックハウスの餌食になるかもしれなかったのですが、この時ブックハウスが「だるまさんがころんだ!だるまさんがころんだ!」と言いながらゴッホたちのほうを振り向くんだけど、そこは関西人の私としたら心の中で「そうじゃないだろう…こっちでは、坊さんが屁をこいたやろう」と思っていたらすかさず「…でも関西では坊さんが屁をこいたという…そして西日本ではインド人の…」と言いながら去って行くのは嬉しかったです。

この後、アムンゼンがゴッホに何故自分もゴッホのように年を取らないのかということを話します。
それは孵化したての時のアリの攻撃で落下した時に、ドラムが傷ついてしまった為、鳴く事が出来なくなったのだと。
どれだけ一所懸命胸を震わせても鳴けない、一時はごまかしてメスに近づいたけれど、やはり鳴けなくてダメだったんだと。
あの時、ゴッホに助けてもらわずにアリの餌になっていれば、今、こんな悲しい事になってなかったかもしれないと告白するアムンゼンとそれを聞く複雑な思いのゴッホ…このアムンゼンのヘアースタイルが私は結構好きでした。筒井さんとてもお似合いでした。アムンゼンのなんとも言えないほのぼの感とマッチしていました。

そして季節は秋がやってきました。
ゴッホもアムンゼンも確実に憔悴しきっています。

ベアトリーチェ



ベアトリーチェは土の中で1匹寂しそうに蜜を吸っています。
ゴッホの事を考えています。そしてゴッホもベアトリーチェのことを考えています。
ホセもやってきて地上にいるゴッホの事をベアトリーチェに話したりしています、そんな中ゴッホはベアトリーチェの幻覚を見ます。

どんなに頑張ってもこの厳しい冬を越えることは無理なんじゃないか?ベアトリーチェともうあう事も出来ないんじゃないかととても弱気です。もうすぐ自分も死んでしまうんじゃないかと。この時の2人の動きが近いのに触れない、抱きしめられないという感じがとても見てて切なくて…

そんな所にセルバンデスがやってくるんだけど、前回ブックハウスに片方の鎌をやられてしまい、オスとしてメスと愛する事が出来ないと。木の上にメスが呼んでいてもそこに行く事すら今の自分に出来ないと。そんなセルバンデスにゴッホは彼を抱えて木の上にいるメスのところに連れて行ってあげる。そんな事をしたら更に自分の寿命が短くなってしまう事をわかっているはずなのに。そうしてセルバンデスはメスに食べられる事もなく、代わりにもう1方の鎌をなくしてしまいましたが本懐を遂げる事が出来ゴッホに感謝しますが、彼もブックハウスの餌となってしまいました。


ネムリガエルのブックハウス


ブックハウスに「生きる方法はわしに食べられる事じゃ」ということを言われて「食べられたら死ぬのと同じじゃないか!」とゴッホが言うんだけど「死ぬことと、食べられる事はぜんぜん違う。死んだらそれまでだが、わしに食べられるということは私の体の中でお前たちは生き続けるという事だ。」なんだか深いなぁ~。でもそんな事で納得出来ないゴッホ。

ブックハウスの本に何かヒントが描かれてないのかと探すゴッホに「四角い森がある、でもそこは見ようとしなければ見えないところだ」と意味不明な言葉を言う。アムンゼンと四角い森を探しに行くゴッホ。しかし途中でアリたちに遭遇。どうやら巣をこわされてしまい、新しい巣作りをしているがエレオノーラ女王の為の餌が足りないから生きた餌を探している最中だと。バンクォーがアムンゼンとゴッホを捕まえようとするが抵抗するゴッホ。この時のエレオノーラ女王(既に何度か登場していますが)はプルプル寒さに震えながら、アリたちに謝るシーンがこれまた切ないというか単なる"私、女王様よ"というタカビーな感じではなく、自分がのんびりし過ぎて、危機管理を怠った為に、皆にこんな目にあわせてしまって本当に申し訳ないと謝るんですけど、これぞ女王様という感じがしました。

エレオノーラ女王様



ゼノンは以前にゴッホに助けてもらった恩を感じているんだけど、バンクォーはあくまでも女王様に元気な世継ぎを生んでもらわなくてはいけないという使命があるので無常にもゴッホたちを餌として捕まえようとします。

必死で逃げる2匹そして目の前に見つけたのです。四角い森を。
そこを登るのもやはり四つんばいで前進する動きで表現しているんですけど、観てるこちらにはビルを登っているように見えるんですよね。必死で昇ってたどり着いたのは温かいダクトのある場所。四角い森と云うのは人間の住む所な訳です。

ゴイシクワガタのイルクーツク



秋と冬。他の虫たちもイルクーツクに別れの挨拶にやってきます。
なんだかこんな別れを何度も繰り返しているイルクーツクも寂しいですね。
特にラングレン姐さんとの別れは・・・しかしまた新しい命も誕生するわけです。

また季節が巡り、スチュワートがウキウキワクワクしています。
もうすぐ自分たちも大人になるから。

ふと見るとホセが土の上を見守っています。
ホセと言ってもこのホセは実はホセから分裂し誕生した新生ホセ2世なんです。
しかし、ミミズは過去の記憶をそのまま引き継がれるらしく、このホセ2世もちゃんとゴッホとベアトリーチェたちのことも知っているわけです。そして半分干からびそうになりながらも地上にいるのは、本当はまだ孵化には早いのに待ちきれないベアトリーチェがさっさと孵化しようとしているんだと。

驚くスチュワート!とにかく明るいスチュワートなんですよね(^_^)
必死で木の上に登って行くベアトリーチェ。今じゃないとダメなの!とまるでゴッホの命が尽きかけていることを知っているかのようにひたすらに孵化する為に力の限り頑張るベアトリーチェ。

そこへ森の虫たちもやってきます。
そして可愛いお嫁さんを見守っています。
そこへブックハウスがやってきます。皆一瞬緊迫感が襲ってきますが彼の背中からラングレン姐さんたちの子供たちが連れてきたもう半ば土となりかけているゴッホを背中に乗せて連れてきてくれたのでした。

Bunkamura NEWS006



自力で歩く事ももはや危ういゴッホですが、やっと孵化したベアトリーチェとの再会。
そして最後の命をかけてベアトリーチェの為に胸のドラムを高らかに鳴らすゴッホなのです。(T_T)ウルウル

ドラムを鳴らすゴッホ



丁度、フライングがあるんですけど、その高さが丁度私たちと同じ目線くらいだったので目の前にゴッホがいるという感じに見えて嬉しかったですね♪

そして抱き合う2匹に何故かみんなが「ベアトリーチェの唇をします!」「ゴッホの唇をします!」ってカンパニーのみんなが踊りながら2人の唇をします(この唇と云うのは何と表現すればいいのかな?声と言った感じ?)

最後拍手が鳴り止まず、そしてアンコールの時にはそれぞれポージングをしてくれるんだけど面白いです(^_^)
ブックハウスの田口トモロヲさんはズラを外しながらの挨拶(笑)

残念ながら座長の挨拶の言葉はありませんでしたが、最初に書きましたが前列の女性が立ち始めそしてみんなが立ち上がりスタンディングオベーションでカンパニーの初日公演を終える事が出来ました。

帰りには劇場内のあちこちでパンフレットを買い求める人達がいてなんだか心がポカポカそして今みたものの余韻というよりも真っ白な感じになって今みたものを少しずつ脳内で反芻してるという感じで帰宅しました。

初めての殿を生で見た感想は…舞台挨拶とかだとどうなのか分かりませんが、不思議な感覚でした。しかし双眼鏡で見ても本当に色が白くて(ドーランとかではなくて)うわぁ~と思いましたね。あとは本当に身体能力の高さ。舞台の両端には高さの違う台があるんですけどそれもひょいひょいと飛び乗ったり、降りたり。動き回っております。

20130307ゴッホ大阪初日002



レビューには書いてませんがエレオノーラ女王の歌の素晴らしさと美しさ、そして寒い冬を越えて新しい女王(これも安蘭さんが演じています)もとてもキュートで可愛かったんですよ~そしてその傍らには年老いたゼノンがいました。

イルクーツクの旦那は本当にダンディで皆をまとめるアニキという感じでしたし、ブリギッタは最初、スタスキー教官といい感じだったのに、完全に孵化しちゃったらさっさと振っちゃって、ゴッホに言い寄るんだけどダメで、でもトカゲの攻撃にあった時、ゴッホが助けた時に思わず鳴いてしまって、その声を聞いてうっとりしちゃったりするんだけど、結局、あまりのゴッホのベアトリーチェの気持ちに諦めて他のオスを探していったのはなかなかしたたかというか、キュートでしたね。

数年前まで、一時は虫が苦手だったんですけど、家の庭で家庭菜園を始めると、イチイチそんな事言ってられないわけですよ。ミミズがいたら土が良いという証拠だから喜び、バッタや蝶々が飛んでいたら害虫だと追い掛け回し、クモやカマキリがいればそういう害虫を駆除してくれるので頼りにして見たりという我が家なので、この物語を見ると今年の夏はそういう虫たちを見るとゴッホや虫たちのこととシンクロしちゃうなぁと思いました。

素敵な舞台を作って下さった西田シャトナーさんに感謝したいと思います。そしてそんな作品を選んでくれた座長にも感謝、そして出演して下さったカンパニーの皆様にも本当に感謝します。大阪で見る事が出来て本当によかった。

大好きなゴッホとベアトリーチェに私の大好きなこの曲を捧げましょう(歌詞が2匹のイメージにピッタリな1曲だと思います)


LOVING & LOVING/GODIEGO




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コメント
この記事へのコメント
こんにちは!

おっ♪
いよいよご覧になりましたね☆
そうですか・・・舞台の関係上、一階の方は相当お顔近かったんですか☆
そういう会場って、ファンにとっては嬉しいし堪らないですね☆

さ!
記憶を辿り、沢山感想書いてください☆
待ってます♪
2013/03/08(金) 06:32 | URL | kei #-[編集]
豊かな大地~♪
滑らかな石~♪
(中略)
それが世界でアリます~♪

お風呂に入ってる時、最近良く歌ってしまうエレオノーラ女王の歌・・・。

素敵なレポをありがとうございます。
まるで、もう一度ここで「~ゴッホ」を観れたかのような忠実なレポに感謝です☆

あああ・・・何度も何度も観たい、そんなゴッホ舞台。
回を重ねるごと色々感じる感覚が深まり強くなり、この舞台のホントに伝えたい事はとても深く強いメッセージです☆


ちなみに、私もダンガンバチのジンパチさんがこの舞台で大好きになり、彼が出て喋るだけで思わず笑ってしまうと言うある種の病に罹ってしまいまして。。。
少し今田耕司さんにちょーーーーっと似てて、笑いのセンスがある方でした☆

DVDを願いましょう。
2013/03/15(金) 17:35 | URL | kei #-[編集]
Re: タイトルなし
keiさん、こん**は。

> お風呂に入ってる時、最近良く歌ってしまうエレオノーラ女王の歌・・・。

いいですね~そんな歌えるまで覚えられて…羨ましす。

> 素敵なレポをありがとうございます。
> まるで、もう一度ここで「~ゴッホ」を観れたかのような忠実なレポに感謝です☆

いえいえ、抜け抜けです。何とか反芻して記憶の彼方から引き戻して何とか書きましたけど…

> ちなみに、私もダンガンバチのジンパチさんがこの舞台で大好きになり、彼が出て喋るだけで思わず笑ってしまうと言うある種の病に罹ってしまいまして。。。

小松さんは「GANTZ」でネギ星人に頭を踏みつぶされて死んじゃう人です(笑)(集団催眠か何かだと騒いでいた教師の役)最近では「高校入試」や「純と愛」に出演されていました(^_^)ハチ意外にも色んな役で大活躍でしたよね~♪

2013/03/15(金) 21:00 | URL | K&R #hTYNULE6[編集]
mayさんへ

超大作お疲れ様です。
自分用に記事を読みやすいように
編集したらA4用紙11枚
今までかかった。

自分で覚えていることと
照合できてうれしい。

『だるまさんがころんだ』の台詞は
東京も大阪も同じです。

演技的に大阪は
東京25公演終えてきてるから
安心してみれたし。
知人も東京より大阪が
よかったって。 

会場の音響もよかったのと
10日間、あいたから
気持ち切り替えて望めたのかも。
お顔もすっきりしていたし。
神席でみれたので
お顔も手も、じっくりみましたが、

知人がラストの方
演技に清盛が少し入っているとか
言ったんだけれど。

あと、美波ちゃんの演技が
東京よりよかった。

いい作品になったなと。

大阪ビデオまわして欲しかったなあ。

シャトナ-さんにも会えたんだけれど
ご機嫌でした。

座長をここまで、
引っ張ってくれてありがとう。


何より大阪でやってくれたのが
一番うれしい。
いつも、イベントは東京だもん。

2013/03/15(金) 23:44 | URL | ゆきこ #-[編集]
こんばんは!

そうそう!小松さんと言う方です☆
役の幅が広い方なんですね~・・・。

クモの姐さん演じられた方は「破壊ランナー」観たので知ってましたが、あの舞台には実際かなり有能な役者さんが勢ぞろいして居たんですね~♪

いや・・・思い出しただけでも素晴らしい舞台でした。
今日はここで、ゴッホを観た気になってますので、またイイ夢見れそうです。
ありがとうございます☆
2013/03/15(金) 23:44 | URL | kei #-[編集]
Re: タイトルなし
ゆきこさん、こん**は。

> 超大作お疲れ様です。
> 自分用に記事を読みやすいように
> 編集したらA4用紙11枚
> 今までかかった。

あはは~お疲れ様でした。
そんなに長々書いていましたか(汗)
どうもレビューを書くと伝えたい事が沢山ありまして長々となってしまうもので…
読むほうも大変かと思いつつも(^_^;)

> 自分で覚えていることと
> 照合できてうれしい。

抜けているところなど沢山あるとは思いますが…
(各役者さんの皆様の印象あるシーンもなかったりすると思いますし)

> 『だるまさんがころんだ』の台詞は
> 東京も大阪も同じです。

そうだったんだ。やはり流石のシャトナーさん。

> 演技的に大阪は
> 東京25公演終えてきてるから
> 安心してみれたし。
> 知人も東京より大阪が
> よかったって。 

そういう事もあったでしょうし、やはり(東京は見てないけれど)関西のお客さんのレスポンスの速さ(笑いとか)などもカンパニーの方たちにとってのモチベーションは上がったと思いますね。
もし、失敗しても笑いで応援してくれるというか、突っ込みも愛ですしね~(笑)

> 神席でみれたので
> お顔も手も、じっくりみましたが、

おぉ!それはそれは。

> 知人がラストの方
> 演技に清盛が少し入っているとか
> 言ったんだけれど。

そうですね。多分清盛クラスタのみなさんは同じように感じているかと思います(^_^)

> あと、美波ちゃんの演技が
> 東京よりよかった。

そうなんだぁ~。
2幕の1匹で寂しく蜜をチューチューしてるシーン、そしてホセにゴッホは他のメスセミと仲良くやってるからベアトリーチェのことなんて忘れたみたいな事をいわれて「ゴッホはそんな事言わない!」みたいな一連のシーンも好きですね。ドンだけホセ適当なんだよってね。でもちゃらんぽらんなホセだけど2匹のことは心配なんだよね、それが良いよね。

> シャトナ-さんにも会えたんだけれど
> ご機嫌でした。

私は2階だったので結局シャトナーさんに会うことは出来無かったのはちょっと残念…。

> 何より大阪でやってくれたのが
> 一番うれしい。
> いつも、イベントは東京だもん。

そうですね。多分、私が次生殿を見るのは…あるのか?
これも何かの縁があれば叶うだろう(笑)

2013/03/16(土) 10:03 | URL | K&R #hTYNULE6[編集]
Re: タイトルなし
keiさん、こん**は。

> そうそう!小松さんと言う方です☆
> 役の幅が広い方なんですね~・・・。

あの金髪がとてもお似合いでしたよね。

> クモの姐さん演じられた方は「破壊ランナー」観たので知ってましたが、あの舞台には実際かなり有能な役者さんが勢ぞろいして居たんですね~♪

皆さん歌などもお上手な方々だったりするので、そういうファンは「何故歌わせない!」という人も結構いるようでしたがそういう贅沢な使い方もいいですよね(笑)
ラングレン姐さんのクモの巣に引っかかっていた虫たちの「こちらの糸切れてます」「こっちも切れてます」ってあんたたちのんびり言ってる場合ちゃうやろうが?、餌でつかまってるつーの!と小さく突っ込みを入れておりました(笑)

> いや・・・思い出しただけでも素晴らしい舞台でした。
> 今日はここで、ゴッホを観た気になってますので、またイイ夢見れそうです。
> ありがとうございます☆

そういってくださると嬉しいです。でも見てない人にあのトカゲのフォーメーションを教えてあげたいけど難し過ぎます(ーー;)


2013/03/16(土) 10:09 | URL | K&R #hTYNULE6[編集]
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