2013.3.11記述
セミたち
トカゲを演じた4人が、ベアトリーチェの羽化に呼応して踊り、倒れるゴッホを支え、そして膝を抱えて座りながら、ふたりの再会を見守る。
ゴッホが実体でない場合でも、しかし、ベアトリーチェとゴッホはキスをする。
残念なことに、ベアトリーチェとゴッホの子供(おそらく誕生する)には、イルクーツクは生きて会うことはできない。彼らが地上に姿を現すのは、7年後だからである。ただ、ホセ8世あたりが、地中にゴッホの子供たちがいることを、イルクーツクに知らせてはくれる。
う~んギリギリ間に合わなかったのかぁ~。あわせたかったなぁそこまで長生きしたんだったら…
会わせたかったですね、ほんと。
ちょっと奇妙な話になるが、ベアトリーチェとゴッホの間に、多分、子供は生まれる。「多分」というのは、戻ってきたゴッホが、ゴッホの実体なのか、実体ではないのかが、明らかではないからだ。僕の設定の中には、一応、答えはあるのだけど、描いていない。
ブリギッタはその後、ちゃんと恋をしてキンイロケヤキに卵を産んで死んだ。そして、奇跡的にも、スタスキーを食べたトカゲも、キンイロケヤキの根元で死んだ。ブリギッタとスタスキーとアムンゼンは、キンイロケヤキの養分になって、その樹の中で再会する。
スチュアートは美声に恵まれ、この夏をモテモテで過ごし、超笑顔で命尽きる。
もう、この森の誰も知らないくらい昔のことなのだが、実は一匹、真冬近くまで生きた「ジョー」という名のユウダチゼミが、かつて、いたのである。ジョーは、誰よりも大きな声で歌うことに執念を燃やしていたセミで、真冬にたった一度、土中にまで届く大音量で歌い、そして死んだという。
ナツリンゴの蜜の泉の住虫たち
イルクーツクは、成虫になった最初の年に、恋人がいたのかもしれないが、それについてイルクーツクはあまり語りたがらない。美しい恋だったようだ。
僕の設定では、「3回か4回か、その程度さ」と言っていたイルクーツクは、その後さらに生き、6回の越冬に成功する。そして7回目の越冬のあと、目覚めることはなかった。…という未来が待っている。
ラングレン(クモ)の網が破れた時、その網に囚われていたコメツキムシやコガネムシが、囚われの立場なのに、「姐さん、こっちも破れてます」って言ったり、その彼らにラングレンが「そっち押さえてよ」と言ったりするのが、僕は好きなのである。
ラングレンの姐さんは、奥さんを鳥に食われて亡くすまではフツーに男らしい棟梁だったんだけど、育児に専念することに決めてから、卵に母の愛も注ごうとして四苦八苦してるうちに、なんかが目覚めてしまって、「姐さん」になってしまったのだ。
ダンガンバチは大型の肉食性のハチだが、樹の蜜も重要な食糧。樹の蜜を集める担当者には、そこに集まるムシたちとイチイチ喧嘩せずともやっていける、「貫目」のあるハチが選ばれる。ジンパチは適任。
もしも、サーベルカマキリとダンガンバチ5回戦えば、3勝2敗くらいでダンガンバチが勝つ。
でも、セルバンテスは、相当強い個体なので、ジンパチも躊躇しただろうね。
ブックハウス
もともと、めったに目撃されなかったブックハウスは、ますます姿を現すことが少なくなる。もしかしたら死んだのかもしれないし、別の森に移住したのかもしれないと噂される。ただ、数十年たったあとも時折り、ブックハウスが歩く姿を目にする虫はいて、実際彼の行方は謎である。
セルバンテスとアンドレイは、ブックハウスの体の中で、かなり仲が良い設定。セルバンテスの子供は、この夏も「順調に」狂暴な剣士に育ち、皆に恐れられる。
アリたち
エレオノーラ女王が産んだ新しい若い姫は、ヴァスコ家史上最も聡明な姫。おそらくエレオノーラの代が随分厳しいサバイバルを経験したために、遺伝子中に眠っていた能力が最大限に発動したものと思われる。
この森には、ヤマアリのほかに何種類かのアリがいて、中でも「タイガーアント」と呼ばれる獰猛なアリは、他のアリの巣を襲うことで恐れられている。ヴァスコ家はまだタイガーアントの一族に遭遇したことはないが、僕の設定では、この若姫の代で、タイガーアントと遭遇、戦争になるエピソードがある。
トカゲ
トカゲは、この森に一種類しかいないので、ムシたちからは単に「トカゲ」と呼ばれてる。多分、人間が分類したら、3種類くらいいるんだけども、見た目で分類できる感じではない。
…とかね、いろいろ設定があるのです。
セミたち
トカゲを演じた4人が、ベアトリーチェの羽化に呼応して踊り、倒れるゴッホを支え、そして膝を抱えて座りながら、ふたりの再会を見守る。
ゴッホが実体でない場合でも、しかし、ベアトリーチェとゴッホはキスをする。
残念なことに、ベアトリーチェとゴッホの子供(おそらく誕生する)には、イルクーツクは生きて会うことはできない。彼らが地上に姿を現すのは、7年後だからである。ただ、ホセ8世あたりが、地中にゴッホの子供たちがいることを、イルクーツクに知らせてはくれる。
う~んギリギリ間に合わなかったのかぁ~。あわせたかったなぁそこまで長生きしたんだったら…
会わせたかったですね、ほんと。
ちょっと奇妙な話になるが、ベアトリーチェとゴッホの間に、多分、子供は生まれる。「多分」というのは、戻ってきたゴッホが、ゴッホの実体なのか、実体ではないのかが、明らかではないからだ。僕の設定の中には、一応、答えはあるのだけど、描いていない。
ブリギッタはその後、ちゃんと恋をしてキンイロケヤキに卵を産んで死んだ。そして、奇跡的にも、スタスキーを食べたトカゲも、キンイロケヤキの根元で死んだ。ブリギッタとスタスキーとアムンゼンは、キンイロケヤキの養分になって、その樹の中で再会する。
スチュアートは美声に恵まれ、この夏をモテモテで過ごし、超笑顔で命尽きる。
もう、この森の誰も知らないくらい昔のことなのだが、実は一匹、真冬近くまで生きた「ジョー」という名のユウダチゼミが、かつて、いたのである。ジョーは、誰よりも大きな声で歌うことに執念を燃やしていたセミで、真冬にたった一度、土中にまで届く大音量で歌い、そして死んだという。
ナツリンゴの蜜の泉の住虫たち
イルクーツクは、成虫になった最初の年に、恋人がいたのかもしれないが、それについてイルクーツクはあまり語りたがらない。美しい恋だったようだ。
僕の設定では、「3回か4回か、その程度さ」と言っていたイルクーツクは、その後さらに生き、6回の越冬に成功する。そして7回目の越冬のあと、目覚めることはなかった。…という未来が待っている。
ラングレン(クモ)の網が破れた時、その網に囚われていたコメツキムシやコガネムシが、囚われの立場なのに、「姐さん、こっちも破れてます」って言ったり、その彼らにラングレンが「そっち押さえてよ」と言ったりするのが、僕は好きなのである。
ラングレンの姐さんは、奥さんを鳥に食われて亡くすまではフツーに男らしい棟梁だったんだけど、育児に専念することに決めてから、卵に母の愛も注ごうとして四苦八苦してるうちに、なんかが目覚めてしまって、「姐さん」になってしまったのだ。
ダンガンバチは大型の肉食性のハチだが、樹の蜜も重要な食糧。樹の蜜を集める担当者には、そこに集まるムシたちとイチイチ喧嘩せずともやっていける、「貫目」のあるハチが選ばれる。ジンパチは適任。
もしも、サーベルカマキリとダンガンバチ5回戦えば、3勝2敗くらいでダンガンバチが勝つ。
でも、セルバンテスは、相当強い個体なので、ジンパチも躊躇しただろうね。
ブックハウス
もともと、めったに目撃されなかったブックハウスは、ますます姿を現すことが少なくなる。もしかしたら死んだのかもしれないし、別の森に移住したのかもしれないと噂される。ただ、数十年たったあとも時折り、ブックハウスが歩く姿を目にする虫はいて、実際彼の行方は謎である。
セルバンテスとアンドレイは、ブックハウスの体の中で、かなり仲が良い設定。セルバンテスの子供は、この夏も「順調に」狂暴な剣士に育ち、皆に恐れられる。
アリたち
エレオノーラ女王が産んだ新しい若い姫は、ヴァスコ家史上最も聡明な姫。おそらくエレオノーラの代が随分厳しいサバイバルを経験したために、遺伝子中に眠っていた能力が最大限に発動したものと思われる。
この森には、ヤマアリのほかに何種類かのアリがいて、中でも「タイガーアント」と呼ばれる獰猛なアリは、他のアリの巣を襲うことで恐れられている。ヴァスコ家はまだタイガーアントの一族に遭遇したことはないが、僕の設定では、この若姫の代で、タイガーアントと遭遇、戦争になるエピソードがある。
トカゲ
トカゲは、この森に一種類しかいないので、ムシたちからは単に「トカゲ」と呼ばれてる。多分、人間が分類したら、3種類くらいいるんだけども、見た目で分類できる感じではない。
…とかね、いろいろ設定があるのです。
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この記事へのコメント
こんにちは。
おもしろ~~ぃ♪
楽しく読ませて頂きました☆
DVDにもしこの舞台がなったら、こういった件も特典に入れて欲しいです。
あと!
このお話はぜひ絵本にして欲しいです。
絶対買いますっ!
シャトナーさんにそう語ってこよっと!(私の唯一の武器・・・それは「行動力」さ☆)
おもしろ~~ぃ♪
楽しく読ませて頂きました☆
DVDにもしこの舞台がなったら、こういった件も特典に入れて欲しいです。
あと!
このお話はぜひ絵本にして欲しいです。
絶対買いますっ!
シャトナーさんにそう語ってこよっと!(私の唯一の武器・・・それは「行動力」さ☆)
2013/03/16(土) 15:57 | URL | kei #-[編集]
keiさん、こん**は。
> おもしろ~~ぃ♪
> 楽しく読ませて頂きました☆
シャトナーさんの中にはまだまだ色んなゴッホたちの世界があるようなので、不定期だとしても楽しみにしたいなと思いますね♪
> このお話はぜひ絵本にして欲しいです。
> 絶対買いますっ!
> シャトナーさんにそう語ってこよっと!(私の唯一の武器・・・それは「行動力」さ☆)
あはは~(^_^)
> おもしろ~~ぃ♪
> 楽しく読ませて頂きました☆
シャトナーさんの中にはまだまだ色んなゴッホたちの世界があるようなので、不定期だとしても楽しみにしたいなと思いますね♪
> このお話はぜひ絵本にして欲しいです。
> 絶対買いますっ!
> シャトナーさんにそう語ってこよっと!(私の唯一の武器・・・それは「行動力」さ☆)
あはは~(^_^)
2013/03/17(日) 09:22 | URL | K&R #hTYNULE6[編集]