感じる存在感
松山ケンイチ/チョンジフン(Rain(ピ))2人の若き才能ある俳優/歌手を応援しています
2014.6.1記述
大阪日日新聞より

「徒労」も豊かな人生に
20140601大阪日日新聞001


 名カメラマンで映画監督の木村大作が「剱岳 点の記」に続いて発表した監督第2弾「春を背負って」(東宝配給)が、14日からTOHOシネマズ梅田ほかで全国公開される。「得意分野で勝負しなきゃ」「徒労でも豊かな人生」という“舌好調”の木村監督に話を聞いた。

2度目のチャンス


 -2本目の監督作で挑んだものは。 前作で初めて監督をやったが、「映画を作る」「映画に参加する」ということの中の、たまたま1人の「監督」ということだった。最初から監督をやりたいと思ったわけではない。それ1本で終わりと思っていたが、作品がヒットしたのと作品が評価されたことで、もう一回という機会を得た。

 -高山での危険な撮影が話題になった。

 「八甲田山」「鉄道員(ぽっぽや)」や南極ロケの「復活の日」などの仕事をして、僕には厳寒と雪のイメージが付いた。それもあって「剱岳」の仕事も回ってきたと思うし、それが得意分野と思われているのだったら利用しない手はない(笑)。自分の企画で映画が撮れるという機会は少ないし、2回もチャンスをいただいて幸せだ。

 -今回も富山県の立山連峰が舞台。 笹本稜平さんの同名原作では埼玉県の奥秩父の山小屋が舞台だったが、実際に営業しているそこでの撮影は無理だったので、「剱岳」の時に行ったことがあった立山連峰の大汝山の山小屋を思い出した。そこの標高3015メートルにある山小屋を映画の主な舞台になる「菫小屋」にした。

 -そこへ俳優、スタッフが集結した。

 前回は明治の男たちが危険な山で測量に挑戦する話で、俳優さんを厳寒で危険な山に連れて行って、そこで感じた感情を出してもらうことが目的だった。今回はファミリードラマなので、人情や人間の機微を出したくて、厳しいけど美しい大自然が背景としてほしかった。大汝山の山小屋は360度どこから撮っても美しかった。

3015メートルの覚悟


 -それでも3015メートルの高さは厳しい。

 幸い、主演の松山ケンイチ君をはじめ俳優のみなさんは「剱岳」の噂(うわさ)は聞いていたようで「覚悟」して臨んでくれたし、「怖かったけど、ここまで来て撮影できて本当に良かった」と感動していた。松山君は「剱岳」の後に予定していた「孤高の人」(新田次郎原作)に出てもらうつもりが流れたので「満を持して」ということになったのかもしれない。

 -テーマは親子や家族の絆。

 「孤高の人」は「剱岳」と同じ新田次郎さんの原作で、撮影は前回より命がけなところがあって、結局中止にせざるを得なかった。それでも今回は蒼井優さんと壇ふみさんら女優さんをそこへ連れて行くことを決め、山の男たちの生活、撮影の雰囲気も変わると思ったし、実際にとても温かみのある作品になった。

 -それぞれの人生の「居場所」を探す物語。

 人間、誰しも何かを「背負って」生きている。それが重いか軽いかは別にして、背負うことを覚悟するだけでなく、それを降ろすことも大事なこと。と同時に人生の「居場所を探す」ことも。僕自身、長くカメラマンとして映画界で生きてきたが、今でもまだ作るための「居場所」を探している。

 -俳優のせりふがとても哲学的で面白い。

 脚本は俳優さんをあて書きしており、僕が気に入ったセリフしか使っていない。例えば、豊川悦司さんが「徒労」という言葉を使うが、あれは僕が一番大事にしている言葉であえて脚本に入れた。「遠回りになる」「無駄なこと」といったイメージがある言葉だが、「遠回り、無駄」があるから人生は豊かになると思っている。

 -豊川さんは木村さん自身?。

 そう、僕がもう少し若ければ自分で演じたかったくらい(笑)。だから、もちろん、若い松山君と蒼井優ちゃんたちにもエールを送って演出している。米映画「ある愛の物語」のような若い気持ちで演出したシーンもある。若い人には未来がある。ラストシーンにはそんな希望を託した。


6台で一発撮り


 -今回も撮影と監督を兼ねた。

 「剱岳」の後、吉永小百合さんから依頼されて阪本順治監督の「北のカナリアたち」でカメラマンに戻り新鮮な気持ちになれて良かった。今回、山小屋のセット撮影で6台のカメラを使って撮影した。尊敬する黒澤明監督の撮り方から学んだもので、テストなしの一発撮りの長回しで松山君、蒼井優ちゃんらの息遣いが撮れていいシーンになった。

日本映画専門チャンネルでメイキングなどの番組が放送されておりますが、何かわからないけれど、木村監督の映画にかける情熱にかなんか涙が出てきちゃいまして(苦笑)自画自賛とみる人もいるかもしれないけれど、本当に後自分の作品を愛して、映画そのものを愛して、だからこそ他人に出来た作品を任せてプロモーションしてもらうのではなく、責任をもって率先して宣伝活動をして、直接観客と触れ合いたいというのがすごいなぁと。それが番組から伝わってきて涙が出てきちゃったのかなと。

これから、本格的にキャストたちも含めてプロモーション始まると思っております。
楽しみ楽しみ♪
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