感じる存在感
松山ケンイチ/チョンジフン(Rain(ピ))2人の若き才能ある俳優/歌手を応援しています
2014.6.15記述
日本経済新聞映画レビューより


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原文は
こちら

「劔岳 点の記」以来5年ぶりに、今年74歳の木村大作が監督・撮影した、笹本稜平の山岳小説の映画化。原作の複雑なドラマの枝葉を取り払い、シンプルに映像化された、立山連峰にまつわる人間ドラマだ。

 彼は黒澤明組のカメラ助手から「八甲田山」「復活の日」「駅 STATION」等々の重量級作品のカメラマンを経て、監督にも進出してきた人である。

 人間集団歴史ドラマである「劔岳 点の記」の、俳優やスタッフを自分の足で山岳地帯の大自然の中に踏みこませ、厳しい撮影に追い込んで、映像に生命力を吹きこむ映画作りが、今回もユニークに継承・発展させられている。一軒の山小屋を背景とした、少人数の主人公男女と、その家族にまつわるドラマである。

 大都会の高層ビルの投資銀行で働く男(松山ケンイチ)が、急死した父(小林薫)の後を継いで山小屋の運営に挑み、世界を放浪してきた年上の山男(豊川悦司)や、活発で魅力的な若い女性(蒼井優)などに支えられ、生きることに前向きに踏み出していく話だ。

 カメラマン専業だった頃の木村大作は、凝った構成のシナリオとか、流麗な映像演出とか、俳優の作為の演技といった一切のものを信じず、なぜ日本映画はもっとシンプルに、日本の風土の中に人間を置いたドラマが作れないのか、といつも思っていたに違いない。

 監督・撮影した第2作で彼は、その実践をさらに押し進めて、小さな家族のドラマに、爽やかな人間讃歌(さんか)を復権させた。

 一昨年と昨年の「キネマ旬報」ベストテンで、60人を越す選考委員たちは、特撮大作や文芸映画の話題作などをきらって、あえて「かぞくのくに」と「ペコロスの母に会いに行く」という、小さな家族のドラマを、ベストワンに選んだ。日本映画の新時代が、始まる気配がする。1時間56分。

★★★★(映画評論家 白井 佳夫)

初日、木村監督は1日中、富山などで毎回映画上映後に舞台挨拶をされておられるようです。明日の再び上映後に舞台挨拶をされるようです。もう、それだけで胸が一杯になってしまいます。どれだけ頑張るんですか監督。そんな監督の頑張りにどうにかして答えたいと思わせてくださるほどの映画に対する深い愛、そしてこの作品をなんとか多くの人に観てもらいたいと思う強い思いが一部の人には重く感じてしまうのかもしれないし、私のように感動となってかんじさせてもらえる人がいるんだろうなと。

でもそれは、そういう強い監督の思いが映像を通して本当に伝わってくるんですからどうしようもないのです。
見る事を迷っている人には是非見に行って欲しいと私も勧めたいと思いますね。
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