感じる存在感
松山ケンイチ/チョンジフン(Rain(ピ))2人の若き才能ある俳優/歌手を応援しています
2014.6.17記述
日刊ゲンダイより

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「最近はいい映画を作っても儲かりゃしない。でも、東宝とフジテレビがカネを出してくれるというから撮った」

 これは毒舌でお馴染みの名カメラマン、木村大作(74)の言葉。自身2作目となる長編映画監督作品「春を背負って」の試写会で吐いたセリフだ。歯に衣着せぬ物言いが受け、12日には「アウト×デラックス」(フジテレビ系)にも出演しているが、14日の初日舞台挨拶では「これまで47都道府県の試写会を自家用車で回ってまいりましたが、試写会はあくまで試写会。きょうは、僕にとっては……」と声を詰まらせる場面も。黒沢明を師と仰ぎ、数々の名作を撮ってきた木村。この作品に対する思い入れの深さもハンパではないようだ。

 興行収入26億円を記録した前作「剱岳 点の記」(09年)は、山の過酷さを描いたものだったが、今回のテーマは対照的だ。

「前作が山の過酷さを見せた作品だったので、同じ路線かと思いきや、今回は登山の面白さを描いている。今年は『K2 初登頂の真実』など特に山岳映画が多いんですが、どれも山のすごさや恐ろしさを見せるものばかり。この作品のように『山っていいな』『登ってみよう』と思える映画は少ない。蒼井優のいつも通りの大味な演技はともかく、小林薫、松山ケンイチ、豊川悦司といった男性陣の演技がしっかりしていて“たばこと同じ。煙になってからその真価が分かる”など、男が共感したりカッコイイなあとうなってしまうような名言が随所にちりばめられている。

 本職がカメラマンなので、景色や映像美ばかりにこだわるのかなと思っていたら、さにあらず。そういうメッセージ性もきちんと用意していることに驚きました。木村監督はヘリコプターを使った空撮に頼らず、カメラを担ぎ、自分の目線から撮影することにこだわっている。それによって、登山の楽しさや臨場感がスクリーンから伝わってくるのです」(映画批評家の前田有一氏)

 劇中、父・勇夫の造った「菫(すみれ)小屋」を継いだ松山ケンイチ扮する亨に、豊川悦司演じる勇夫の親友・ゴロがこんなことを言う。

「この菫小屋にはヘリを飛ばして物を運ぶ余裕はないぞ。自分の足で運んだ食材で、愛ちゃん(蒼井優)が心を込めて作るからお客さんが喜んでくれるんだ」

 これは「自分の足で登って撮影しているからこそ山の魅力が伝わる」という木村のメッセージのようにも聞こえる。映画を見たら夏山へ登りたくなりそうだ。


一番の作品のテーマは山小屋とそこに集う人々との交流と自分にとっての居場所と家族とはということで、そこには必ずしも派手な遭難や怪我などアクロバティックな展開なんてそうそう起きない。第一そんな大変な事起きてはならないことですものね。最近は軽装備で気軽な気分で山に登る方たちも多いみたいだし、そういう気軽に山を楽しんでいる人達にも是非この作品を観ていただきたいですね。自分たちの軽い気持ちで山小屋の人達や関わる人達がどれだけ命をかけているのか。

ありふれた日常の中での物語が展開していく中、つじつまが合わないとか、古臭いとか、あなたの日常ってそんな毎日目まぐるしくドラマチックですか?きっと特に何がある毎日を送ってないのと同じでそれって古臭い事なのでしょうか?そんな事以上にこの作品には私たちが普段感じる色んな心の揺らぎを感じられるんじゃないかと思うんです。

お金があればヘリも飛ばせる、何でも出来るだろうけれど、そんな事は本当に珍しい事なのではないかと思います。
自分が感じる矛盾ばかり作品のかなで数え上げるんじゃなくてもっと観るべき部分、感じる部分がこの作品にはあると思うんです。

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