感じる存在感
松山ケンイチ/チョンジフン(Rain(ピ))2人の若き才能ある俳優/歌手を応援しています
2014.6.19記述
赤旗より

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5年前に「劔岳 点の記」を初監督した映画カメラマン・木村大作の監督・撮影の2作目。原作は笹本稜平の小説。

トレーダーとして何十億円もの金を動かしてる長嶺亨(松山ケンイチ)。父・勇夫(小林薫)急死の知らせで富山県に帰郷。葬儀のあと亨は民宿を営む母・菫(檀ふみ)たちと父の山小屋に向かった。

立山連峰、標高3千メートルにある、勇夫が妻の名をつけた菫小屋。勇夫に救われてからここで働いてきた高澤愛(蒼井優)の明るさ、母の気丈さ。亨は大金を左右する仕事のむなしさから山小屋を継ぐと決めた。父の友人で世界を放浪する多田梧郎(豊川悦司)も現れ、亨に山の生き方を教えてくれる。

山小屋の仕事はすさまじい。早朝4時の起床。ふもとから60キロもの食材など荷物を背負って山道を登る。登山者の食事、宿泊対応。遭難者の救出。愛と梧郎に支えられて亨も山の人間らしくなっていく。

山小屋から見渡す四方の山々の絶景。美しさは自然の脅威と背中あわせで、思いあがれば山のいましめに見舞われる。みんなそれぞれ人生の荷物を背負っている。愛がその重い"荷物"を語るシーンに熱くなる。

これは、山によって家族のようになっていくつながりのドラマである。
山小屋は人々の心の避難所でもあり、心の荷物をここで開けて次の人生を歩んでいく場として描く。

父の遺産のように見える山に残り、愛する者とともに生きようとする若者がすがすがしい。(石子順・映画評論家)

素敵なレビューを紹介してくださった方に感謝。(赤旗なんて読みませんから日頃)
儲けにもならない山小屋の仕事、父の登ったあの時の寒さと恐怖。そこから逃げるように都会の高層ビルから臨むビルから見た風景。単なる反抗心で今の仕事に生きがいを感じようとする亨が父の死をきっかけに、自分の知らなかった父の姿そして存在の大きさを改めて感じ、改めて自分の居場所を見つけようと奮闘する姿。そしてかけがえのない人たちとの出会い、四季を通してゆっくり成長していくこの作品が本当に素敵ですよね。


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