感じる存在感
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2015.6.7記述
週刊女性6月16日号より

”画面が汚い””院政体制を「王家」と呼び賛否が渦巻く”などなど何かと話題を呼んだ2012年大河ドラマ『平清盛』。時代考証を担当した本郷先生は、その影響力とスタッフの並々ならぬ熱意に圧倒されたという

本郷先生


原文はこちら

そもそも時代考証という仕事は、ひとりでするわけではないです。『平清盛』でいえば、源氏に詳しい人、平家に詳しい人、当時の儀式や格式に詳しい人といった具合に分かれている。

 プロデューサー、脚本家、ディレクターをはじめとしたスタッフとわれわれ研究者が一丸となって正否を判断していく場がありますから、ドラマとして成立していても時代背景として明らかにおかしいものはNGになる。

とはいえ、清盛の時代は白塗りにお歯黒がスタンダードだからといって、忠実に再現しすぎるとせっかくの美人な女優さんのお顔が見えないし、ドラマを見ている人にも不気味に映ってしまう。ですから、現代的なアプローチとして許されている範疇も当然あるわけですね。

 あくまで僕たちは時代背景についてアドバイスをするだけですから、ドラマ作りや脚本作りにまで言及することはありません。ですが、NHKのスタッフのみなさんの熱意はすごく、プロデューサーをはじめ、非常に僕の意見に耳を傾けてくれました。

 例えば、「平清盛は平等な社会を目指したのではないか?」という研究上での僕の持論がありました。清盛が建立した厳島神社は、それまでの寺社仏閣と違って横に広がっていく回廊だったんですね。高さを求めない建造物を作った清盛は、新しい時代のあり方として平安貴族のサラブレッドな縦社会ではなく、横に広がる平等な社会を目指そうとしたのではないか、と。そのことをお話ししたら非常に興味を持ってくださって、脚本に反映していただいたこともありました。

 僕たち研究者は「よい研究だけをしていればいい」と思いがちなんだけど、多くの人に知ってもらう、社会に伝えていく、という点も加味しないといけないんだなと、自分の研究態度を見直す刺激的な機会でもあった。視聴率って言い方を変えれば”社会に浸透した数字”。そのために努力を惜しまないスタッフのみなさんの姿は、本当に信用できるものだったし、改めて感謝したいです。

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「一騎打ちはナンセンスだ!」、「平安時代にオウムがいるわけないだろ!」……いろいろツッコまれた本作ですが(笑い)、みなさんに理解してほしいのは、決してドラマを盛り上げるための演出ではなく、たくさんの文献や資料を読み込んで研究し、そのうえで画面に表現されているということです。

 大河ドラマというのは、われわれにとっても研究の結晶や成果を伝えられる機会でもあるんです。否定的な見方ではなく、「えっ!? 本当にそういうことがあったの?」と興味を持ってもらって、そこからご自身で歴史を調べる機会につながってくれれば研究者としての冥利に尽きるんですけどね。

常にアウェーな感じでいろんなバッシングを受けながらも、スタッフもそして俳優人達も最後まで良くぞ貫いてくれたと思います。
何度も言いますが、今までの自分が感じていた時代劇での様々な事をこのドラマを通して本当に色々知る事が出来たし、今まで苦手だった源平に関して、摂関家に関して本当に様々な事をさりげなく、ドラマの中で見せてくれました。そんなドラマ今までなかった。

本当に改めて歴史の面白さを教えてくれたのがこのドラマでした。(それまでも大河ドラマは観ていたけど)
同じように他の大河ドラマも同じように時代考証の人がいるのにどうして?とおもうのはどうしてなんだろう?何が違うんだろう?
謎です・・・

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