感じる存在感
松山ケンイチ/チョンジフン(Rain(ピ))2人の若き才能ある俳優/歌手を応援しています
2016.2.26記述
T-SITEニュース エンタメ より

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伝説のコミック「珍遊記~太郎とゆかいな仲間たち~」がついに映画化された。同漫画を執筆した漫☆画太郎の作品(「地獄甲子園」など)をこれまでも実写化するという暴挙を達成してきた山口雄大監督が満を持してメガホンをとり、主演はまさかの松山ケンイチ。坊主頭で半裸の主人公、山田太郎が「西遊記」によく似ているが、あとには何も残らない大冒険を繰り広げる。


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山口:次やるなら『珍遊記』かなという話は10年くらい前から出ていたんですけど。ただ、漫画のキャラクターをそのまま(実写で)やると、三頭身の子供になる。子供が主役のギャグ映画なんて笑えるわけないなと。そんなこともあって敬遠してた。無理だなって。ただ、今回、紙谷(零)プロデューサーからやりましょうという話があって。画太郎作品って僕しか実写化してないんで、僕以外の人に映画化されるのが嫌だったんですよ(笑)。なので、やり方もわからないけど、ちょっと開発してみましょうかと。どうしていいかわからない状態が1年2年つづいていて。最終的に「実写版の『珍遊記』ってこんな感じ」と気づいたのは撮影の後半ですよ(笑)。

松山:画太郎さんの画が持ってるインパクトやパワーは、生身の人間では表現できない(笑)。僕が最低限必要だと思っているのは、人間性というか。(主人公)山田太郎という人間がそこにいるということ。いるためにどうしなきゃいけないのか。顔の表情ではなく、たたずまいみたいなところがまず大事だなと思っていて。そこはすごく悩んでましたね。で、監督と話していくなかで、歩き方はこういう感じかな、とか、キャラとしては三船敏郎さんが演じる『七人の侍』の菊千代みたいな要素が入ってきてて。野生の生きものみたいな感じ。そういうのを少しずつ見つけていきましたね。

山口:撮影最初のほうはかなり手探りだったよね。松山君も「声が決まらない」と言っていて。「とりあえずやってみよう」と。声だけなら、あとでアフレコで入れ直したらいいからと。漫画の画とかなり違うじゃないですか。でもビジュアルは違っても、山田太郎のキャラにいかにしてなれるか。漫画読んでた人が「見た目違うけど、山田太郎だよね、これ」というものを築ければいいんだよねと。ただ、なかなか難しいキャラクターで。何かを成し遂げるキャラではないので。成長もしないですし。目の前で起きたことに対して、ただ単にウザイからやっつけるとか、そんなだけのキャラなんで。そいつを動かすっていうのがなかなか難しかった。主役なのに、何もしないんですよね。『七人の侍』の三船敏郎も主役じゃないんですよね。物語を進めていくのは志村喬のほうだったりして。ストーリーテラーは違う。作品の構造が近いかもしれないと思って、彼に提案してみたんですけどね。

実は、山口監督、オムニバス『ユメ十夜』の一編で松山と組んでいる。夏目漱石原作ではあるが、脚色は漫☆画太郎だった。

山口:彼だったら、内面から山田太郎を演じられるんじゃないかなと。画太郎の世界観は特殊なので、役者さんはそれを理解してくれないといけないんですよね。そういう意味では『ユメ十夜』のときに理解してくれていたと思って。おそるおそる訊いてみた。

松山:雄大さんとやりたいというのと、画太郎さんのファンだったので、「ぜひ」って感じですね。なかなかできる機会もないですからね、こういう猿みたいな役は。いまの映画の流れからすると、この『珍遊記』って、ちょっと異質なんですよね。

松山はこれまでも『デスノート』や『デトロイト・メタル・シティ』『カムイ外伝』『GANTZ』、そしてドラマ「ど根性ガエル」など、実写化不可能に思えた漫画世界のキャラクターを見事に体現してきた実績がある。

松山:今回の作品は、(演じる上で)原作の漫画をあんまりアテにできないんですね。なので、モデルが必要だったんです。いままでの作品だったら、漫画からの流れでなんとなく演じることもできたような気がするんですけど。だから、三船さんとか、千原せいじさんの存在とか、そういうものが僕にすごくヒントを与えてくれたんです。

山口:急にメールが来たんですよ。「見つけました、山田太郎。千原せいじさんですよね」と。たしかに、と思って。

松山:あと、修造カレンダーの松岡修造さん。

山口:その顔を写メでいっぱい撮ってきて。「この顔ですよね!」と。撮影中もずっと研究してましたね。「この台詞言うときは、このトーンにしたい」と言って、アニメの1シーン見せてくれたり。いろんなところから吸収してる感じはありましたね。

松山:『天元突破グレンラガン』ですね。カミナさんの「反螺旋ギガドリルブレイク」ってあるでしょ。必殺技のあの言い方。あの人たち、必殺技はしょぼいんですけど、魂からしゃべってる感じがしたんです。その真剣さってこの作品には必要で。『グレンラガン』のカミナさんも魂が口から出るぐらいの勢いで喋って、必殺技を放ってる。それをやりたかったんです。

山口:こういう作品は躊躇しちゃうとダメですよね。やるならやらないと。そういう熱みたいなものが僕にもあるし、役者さんたちみんなあって。そういう熱みたいなものが(映画に)見えてればいいなと思いますね。

しかし、失礼ながら、よくもまあ、こんなリスクの高い役を引き受けたものである。

松山:脱ぎたかった、というのはありますね。

山口:あ、そうなんだ。

松山:衣装(というか、ほとんど全裸だが)もそうなんですけど、精神的な部分で。いろいろ“着てきた”なと。一回脱いで解放してみようかなと。そういう作品だったような気がするんですよね。だから、終わってスッキリしたし(笑)。

山口:ふっきれないとできない役だよね。バックボーンの話とか一個もしてない。別に、してもしょうがないと思ったんでしょう(笑)。僕も訊かれても答えられないし。どうやっていいかわかんない役をよくやったなあと。

漫☆画太郎の世界を熟知している山口監督は、松山の資質との一致を次のように指摘する。

山口:チャイルディッシュな下品さ。あの人(漫☆画太郎)の中の根本にピュアな感じとか、小学生レベルの“うんこちんちん”的な感覚がすごくあるんですよね。大人に成りきれてない大人、みたいな。その感じを出せたらいいなというのは狙いとしてあったんですよ。で、松山君って、どんな役やっても嫌われないという印象があるんです。彼がやると鬼畜な役も嫌われないという確信が僕のなかにはあって。それが『ユメ十夜』だった。なんだろう、天性の可愛さがあるのかな。可愛いなと思うんですよね。

山田太郎はとんでもない無法者だが、可愛気がある。

山口:可愛気がないとダメなんですよね。屁をこいたりするけど、その屁が臭そうじゃない、っていうのが大事なんですよ(笑)。

やってることは下品。なのに、映画は下品ではない。それが映画『珍遊記』の美徳である。

山口:巻きグソ(のマーク)ってあるじゃないですか。あれ、本物では作れないんですよ。だけど、ああいうデフォルメの仕方をすることによって可愛く見える。誰が発明したのかわかんないんですけど。下品なものを可愛く見せる。それは昔から脈々と引き継がれたものなんじゃないでしょうか(キリっ)。

(取材・文:相田冬二)

ユメ十夜、いろんな物語があるけど途中どうしても眠気が…でも庄太郎の登場の物語はちょっと作品の中でも異質?とても悪い奴だけど、あの色気を見せつけられると許しちゃいますよね(笑)最後は宇宙飛行士となって宇宙へ行っちゃったけどアハハ。

雄大監督もよくケンちゃんのこと理解されていて本当にタイトな撮影期間だったろうけど、楽しかったんだろうなぁ~。
でも、今回ほとんどテレビメディアでのプロモしてませんよね。強気なのか?あのビジュアルだから放送できないのか…
こんばんはニコ動だ!たくさんの人が参加できるといいよね。


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