感じる存在感
松山ケンイチ/チョンジフン(Rain(ピ))2人の若き才能ある俳優/歌手を応援しています
2016.3.2記述
3/1日本経済新聞夕刊より

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将棋を題材にした映画や漫画が相次いでいる。「地味」「動きがない」と敬遠されがちだったが、インターネットを通じて興味を持つ人が増え、その“熱さ”が再認識されているようだ。



今秋の公開に向け、このほどクランクアップしたのが映画「聖の青春」(配給・KADOKAWA)。「東の羽生、西の村山」と羽生善治王座と並び称され、病と闘いながら勝負師として29年の短い人生を生き抜いた棋士、村山聖九段を主人公にしたノンフィクションの映画化だ。原作は作家の大崎善生氏。撮影は東京と大阪の将棋会館や、実際に多くの名勝負が行われた名物旅館「陣屋」(神奈川県秦野市)などで行われた。

 「僕にとって一生に一本の作品になるだろうと思った」。村山九段を演じたのが、自らも将棋好きという俳優、松山ケンイチ氏。原作を読んで出演を志願。当時の村山九段の風貌に近づくため、大幅に体重を増やし撮影に臨んだ。「命を燃やして勝負する村山聖は、生身で健常の僕が思いきりぶつかっても足りない。僕の限界の先にあるものを見せてくれると思った」


プロ棋士が協力


 監督は映画「宇宙兄弟」「ひゃくはち」の森義隆氏。本作の映画化は6、7年ほど前から検討されていたが、将棋の地味さなどが懸念され、なかなかゴーサインが出なかった。「おそらく(自主製作などを除けば)将棋映画は『王手』(阪本順治監督、1991年)以来。だが『ニコニコ生放送』等、ネットで将棋を見る人が増えた。地方にいてもネットで対局できる。そういう環境になり、今なら将棋映画を作っていいんじゃないかという機運になった」と森氏は明かす。

 「動きがない」という心配にはどう応えるか。森氏は俳優の表情などを通して「静の中の動」を撮ることに挑んだ。「普段優しそうな羽生さんも、対局の時は鬼のような顔をしている」。俳優陣には撮影前、対局中のプロ棋士をとらえた写真集を渡したという。

 特殊な世界だけに、将棋を題材にした作品ではリアリティーを出すために棋士の協力が欠かせない。「聖の青春」では、金井恒太五段、伊藤真吾五段、藤倉勇樹五段という3人のプロが監修にあたった。修業時代に村山九段の記録をとったこともある藤倉五段は「セリフやしぐさなど、違和感のある部分はささいなことでも指摘させてもらった。非常に一体感のある現場で、もう一度やりたいと思うくらい幸せな時間だった」と撮影を振り返る。

 最近相次ぐ将棋漫画でも、プロ棋士の協力が一般的になっている。実写映画化とテレビアニメ化も決まった「3月のライオン」(羽海野チカ著、白泉社)は先崎学九段が、「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載中の「ものの歩」(池沢春人著)と「或るアホウの一生」(トウテムポール著、小学館)は橋本崇載八段が監修。「別冊少年マガジン」(講談社)で連載中の「将棋の渡辺くん」は、渡辺明竜王夫人の伊奈めぐみ氏が渡辺家の日常を描く。

 「ものの歩」の場合、作者の池沢氏が決めたその回の大まかなストーリーを、橋本八段が確認。「ここで主人公が逆転の一手を放つ」といった状況に合わせ、適切な棋譜や図面を橋本八段が用意するという流れで制作されている。担当編集者の門司健吾氏は「毎週なのでかなりハードな仕事。この漫画は橋本さんがいないと成り立たない」と語る。


シラケ空気一巡


 将棋を扱った作品が相次ぐ背景を、門司氏は「一生懸命頑張るのは格好悪いというシラケた空気が一巡して、一つのことに全力でぶつかる“熱さ”が読者から求められるようになってきた」と分析する。

 村山九段を演じた松山氏は映画「聖の青春」についてこう話す。「本気になれない人や、本気になっている人を端から見て笑っている人に見てほしい」(文化部 柏崎海一郎)

試合の後、対戦して人たちが再度振り返って解説する内容なんてはっきり言ってちんぷんかんぷんです。それでもそのわけのわからない自分と解説しているご両人のわけのわからない会話がなんか聞いてるとおもしろかったりします。(だから何度も言いますが内容は全く理解できません。宇宙語で会話してるようにしか聞こえない)

わからない中でもなんか不思議な居心地のよさみたいなものを感じる時もあります。だから、将棋のことがわからないからと言ってこの作品を見ることに対して敷居を高く思わないでほしいし、敬遠しないでほしいなと思うんですよね。

映画化したいと思ってから、約10年近くかかったことも、きっと今の松山ケンイチが村山聖さんになるための時間だったんじゃないかと思いたいのです。


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