感じる存在感
松山ケンイチ/チョンジフン(Rain(ピ))2人の若き才能ある俳優/歌手を応援しています
2016.5.22記述
東京新聞より

20160225スポニチアネックス


将棋界を舞台にした大作映画が相次いで製作に入っている。ノンフィクション小説を原作とする「聖(さとし)の青春」では松山ケンイチさんが、人気漫画を実写化する「3月のライオン」では神木隆之介さんが主演を務める。これまで将棋が映画になったのは数えるほど。長らく「地味」と敬遠されてきたテーマに挑む製作陣は、いかに映画ファンの心をつかむか工夫を凝らしている。 (樋口薫)

 「やっと将棋映画を作っていいという機運になった」。七年前から「聖の-」の映画化を目指してきた森義隆監督が万感を込める。

 二十九歳で亡くなった村山聖九段の生き方に心打たれ、東京・千駄ケ谷の将棋会館の近くに引っ越して取材を始めた。しかし「対局に動きがなく地味」などの理由で、スポンサーの理解は得られない。実際、何度もリメークされた「王将」のようなヒットはあったものの、将棋映画はほとんど撮られてこなかった。

 状況はここ最近で変わった。「ネットで将棋の中継を見る人が増え、『3月のライオン』というヒット漫画が生まれたことも追い風になった」。原作に感動した松山さんが「一生に一本の作品になる」と、逆オファーの形で主演を熱望。ようやくゴーサインが出て、今春に撮影が終了した。

 将棋を知らない観客にも訴えるため、森監督がこだわったのは「表情」と「指先」だ。対局中の棋士を写した写真集を出演者に配り「これだけ激しい表情を顔に出していいんだ」と伝えた。また、駒を指したり成ったりする手元に寄って撮影。「将棋は美しいということを見せたい」と意気込む。

 一方の「3月の-」は大河ドラマ「龍馬伝」や映画「るろうに剣心」を手掛けた大友啓史監督がメガホンを取り、現在撮影中。五年越しの企画を実らせたアスミック・エースの谷島正之プロデューサーは「原作のように、将棋を分からない人も感動できる作品にしたい」と語る。

 やはり課題となるのが「動きのない世界でどう躍動感をつくるか」。当初は冗談交じりに、指先から火が出る、盤上に映像を投影する、といった演出案も出たが「小手先の芸」と監督に却下された。出た答えは「棋士の人生を描く」ことだ。「盤の前に座るまでのドラマを丹念に撮れば、棋譜を細かく説明しなくても、棋士の緊張感や表情で盤上の勝負が描ける」と谷島さんは説明する。

 また、出演者には指し方の練習を徹底させた。「細部にリアルさを欠けばドラマが上っ面になる。『時代劇の殺陣と同じつもりでやってほしい』と伝えた」

 将棋界も協力を惜しまない。両映画とも複数のプロ棋士が撮影に立ち会い、対局時の所作を徹底的に指導した。日本将棋連盟の谷川浩司会長は「どちらの作品も『将棋界をきちんと描きたい』という情熱が伝わってくる。主演の二人は広い層に人気があるので、映画を入り口に『こんな面白い世界なんだ』と関心を持ってほしい」と期待を寄せた。

<「3月のライオン」> 漫画家の羽海野(うみの)チカさんが2007年に連載開始した将棋漫画。15歳でプロ棋士になった桐山零(れい)の成長を描く。講談社漫画賞、手塚治虫文化賞マンガ大賞などを受賞。コミックスは白泉社より既刊11巻。

<「聖の青春」> 重い腎臓病を抱えながら棋士として活躍し、1998年に29歳で死去した村山聖九段の生涯を描いたノンフィクション小説。著者は作家大崎善生(よしお)さん。2000年に刊行され漫画やドラマ化もされた。

◆「妙手」あるロケ 本紙記者、エキストラに


 新聞各社の将棋担当記者に「聖の青春」へのエキストラ出演が打診されたのは撮影開始まもなく。「村山さんの指し手に驚く観戦記者」という役どころを、記者(樋口)=写真=も二つ返事で引き受けた。

 時代設定は村山さんの死の前年である一九九七年。当時の雰囲気に合わせて髪形を直され、眉毛を書き足された。他の記者はネクタイも替えていたが、自分はそのままでいいと言われ、少し複雑な気持ち。ちなみに主演の松山ケンイチさんは、村山さん本人のネクタイを使ったという。

 出演シーンは記者や関係者が詰める控室でのわずか三カット。しかし照明やカメラのチェックが入念に繰り返され、撮影は進まない。駒の指し方や配置を換えて撮り直しが重ねられ、監督のこだわりが感じられた。

 棋譜は実際の羽生善治名人とのものが使われた。確かに村山さんの一手は誰にも浮かばない妙手で、驚く演技は自然にできた気がする。OKの声がかかり、胸をなで下ろした時には日が暮れていた。

 その後、松山さんの出演シーンも見学した。役作りで体重を増やし、少しずんぐりした松山さんは、対局後に歓談する周囲との間に薄い膜を張るような独特の雰囲気をまとっていた。撮影の合間も駒を手にし、扱い方を練習していた。

 対局シーンを取材できなかったのは残念だが、松山さんは秒読みの対局中、集中するあまり「駒が光って見えた」という。いち将棋ファンとしても完成が楽しみになった。

◆過去の将棋をテーマにした主な映画
(公開年、タイトル、主演、内容の順)
1948年 王将 阪東妻三郎 伝説的棋士の阪田三吉を描く
  62年 王将 三國連太郎 リメーク
  73年 王将 勝新太郎 リメーク
  91年 王手 赤井英和 大阪の真剣師の生き方を描く
2002年 とらばいゆ 瀬戸朝香 女流棋士姉妹の恋愛を描く

原文はこちら

少しずつ、盛り上げていこうという作戦?
確かに地味なんだけど、これがルールとかわからなくても見ていると棋士たちって本当にいろんな表情をしているんですよね。
動きとかも面白いです。さて、「聖の青春」はさておき、「三月のライオン」神木君どう見せてくれるのか(といっても原作読んだことないんですけどね)こちらにも村山聖九段をモデルとしたキャラクターがいるそうですけど、そういうのも楽しみ。

でも、いい加減「聖の青春」のほかのキャストを出してほしいなぁ…




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