感じる存在感
松山ケンイチ/チョンジフン(Rain(ピ))2人の若き才能ある俳優/歌手を応援しています
2016.11.16記述
日刊ゲンダイより

日刊ゲンダイ



デビューして今年で15年、俳優の松山ケンイチ(31)がまた覚醒した。今週19日に公開となる映画「聖の青春」(森義隆監督、KADOKAWA配給)で主役を演じ、「2016年はこの役を演じるための一年だった」と力を込める。

 モデル発掘のオーディションでグランプリを受賞し01年に芸能界入り。高2の夏に青森から上京してまもない頃の自分は、今になって思えば「人とコミュニケーションをとれない不器用な人間だった」と振り返る。

「あまりにしゃべれないもんだから、同じ媒体の取材をもう一度受け直すなんてこともありました。なんだそれって心の中では思っても、実際、しゃべれないのだから自業自得ですね。この仕事は、欠陥だらけの僕をまともな人間にしてくれました」

 育ててもらったぶん、恩返しがしたい。日頃から漫画や小説を読み、「作品を見てくれる人びとに感動や気づきを感じてもらえる題材を探している」と言う。「聖の青春」の原作もその一冊で、映画化の情報を聞き、自ら手をあげた。

 演じたのは、羽生善治のライバルと目されながら29歳で夭逝した棋士・村山聖。幼い頃からネフローゼという重い腎臓病を患いながら17歳でプロ入りし、命を削りながら対局に挑む壮絶な人生を歩んだ男。映画化にあたっては、体重を大幅にアップし激似の容姿になったことも話題になった。1年半以上、この役柄と向き合って気付いたことがある。

「勝負師というのはあらゆる荷物を背負って盤面の前に座っているわけではなかった。むしろ、勝ちたいという気持ち以外は捨てている。ひたすら目の前にある世界にのめり込むんです。将棋と演技は、似ているのかもしれません」

材料がある方が捨て甲斐もある

 これまでの出演作には、実在の人物や漫画の実写版が複数ある。それがハマるから「松ケンワールド」などと評価されてきたが、そもそもビジュアルのイメージができている作品に出演することに迷いや抵抗はないのだろうか。

「僕は臆病だし怖がりなので、最初にたくさん材料や情報があるほうがいい。もちろん、それらに頼り過ぎてしまうと単なるコピーでしかないので、オリジナルのものを作り出すためにはどこかで捨てる作業が必要になりますが、材料がある方が捨て甲斐もあるような気がします」

 20代前半はうまく断捨離できず、「酒をがぶ飲みして吐いたり、喧嘩したり。自分を痛めつけていた」。限界を感じつつあった26歳、結婚して変わった。

「家族と過ごす時間は素の自分を取り戻してくれます。もともと自分の人生は誰のためにあるのかって考えたりしていましたが、今作で村山聖さんの生き方を知り、ひとつの答えが出たような気がしています。芝居も人生も、自分にとって大事なもの。目をそらしたくない。心の中のざわつきがひとつ減りました」

 口下手だった松ケン青年はもういない。

奥様が行動的でいろんな人との交流もあるみたいなので、そういう部分が元々好奇心旺盛な彼にとってプラスの影響を受けていると思うんです。確かに以前(まだ結婚する前)インタビュアーの人が手ごわい相手にケンちゃんの名前が出てきていたことがありましたね。質問しにくいって…最近は訛りにしても周囲が理解してそれも彼の個性だと思ってくれているし、家族が出来て本当に無敵になりましたよね。清塚さんと話をしてる中でもこれから自分なりにやりたいことをアプローチしていきたいと言っていたことを自ら実践しているわけですね。

これからさらに今まで演じたことのない役がまだまだたくさんあるし、時代劇も見てみたいので、これからのお仕事も楽しみです。

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