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感じる存在感
松山ケンイチ/チョンジフン(Rain(ピ))2人の若き才能ある俳優/歌手を応援しています
「親指さがし」「ユリゴコロ」でご一緒した熊澤監督から見た俳優松山ケンイチとは


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2018.4.5記述
スペシャルエディション・ブックレットより


--そんな美紗子を愛し、受け止める洋介の包容力。洋介を演じる松山さんの演技力も凄すぎました

ダムのシーンも素晴らしいですが病院でノートを見たあとの洋介の芝居もとても良くて。あのシーンは、それほど詳しく台本のト書きには書いておらず、真実を知った洋介がどういう芝居をするのか、その場で一緒に作っていきました。松山さんのアドリブも入っています。動揺、怒り、苦しみ、悲しみ、いろんな思いがないまぜになった凄い芝居でした。今回洋介を演じるにあたり、松山さんにはウェイトを落としてもらいました。『聖の青春』で20キロ以上増やした後で、数ヶ月で一旦元の体重に松山さんには戻していましたが、そこから更に10キロ痩せて欲しいと。洋介という人間は、鉄蓋の事故で少年を死なせてしまったことに対する罪の意識が強くあって、贖いながら生きている人間です。そういう人はきっとご飯も食べられなくなったのではないかと。松山さんは撮影中も食事制限をしていました。朝、リンゴを食べたらその日の食事は終わり。人は空腹だと神経が尖ってイライラするものですが、そんな状況のなか松山さんは洋介を演じ、あの包容力を出してもいます。今回は本当に松山さんの新境地を見せてもらいました。

『聖の青春』の時はちょっとデカい声出したり、激しく動くとあっという間に体重が落ちちゃうから監督に「あと3キロ太れ」とか言われかなり過酷な体重増量を余儀なくされましたが、こちらでは逆にさらに痩せろと…本当に無事に撮影できてよかったですよね。本当にイライラせずにあのとてつもなく優しい洋介さんを演じていたのはお見事ですよね。


--殺人事件の捜査で警察がやって来たあと、縁側での美紗子と洋介の会話も矛盾と愛情が入り混じるシーンでした。

「事件とは何の関係もない」と言う美紗子に、洋介は「嘘じゃないね?」と聞き「嘘じゃない」「…わかった」という二人の会話ですが、そのときの洋介の「わかった」という芝居がとてもいいんです。彼の苦しみ、矛盾を受け入れ、更にどう生きていくかを松山さんは体現してくれた。洋介のキャラクターの象徴的なシーンと芝居になっています。

このシーンも本当に印象的ですよね。特にこの時洋介が美紗子に対して「美紗子」といつになく強い口調で呼び捨てて話す洋介とそれを受ける美紗子の心情が絶妙だなと感じで、好きなシーンの一つでもあります。寝ている亮介に聞かれまいと縁側に行く美紗子とかね。



2017.8.31記述
The VOICEより


―洋介を演じた松山ケンイチさんと組むのは、06年の「親指さがし」以来ですよね。

そうですね。ずっと一緒にやりたかったんですけど、僕は若い年代の青春映画を撮る事が多くて、その間に彼は立派な大人になってしまったからなかなか組めなかった(笑)。今回やっとオファーできましたが、彼が演じた洋介も過去の罪に囚われている難しい役です。でも、松山くんならこの役を成立させられると確信していたので、お願いしました。


あはは~。立派な大人ね…確かにそうだわな。でもその時間があったからこその洋介さんですからね。


―本作はミステリーのスタイルで描くラブストーリーです。美紗子と洋介との歪な愛を観客が共感できるように描くのも、かなりハードルが高い作業だったのではないでしょうか?


このふたりが惹かれ合っていくところは、僕は逆に演出をしたかったんですよ。種類は違うものの、同じように傷を持った者同士が惹かれ合っていくプロセスにすごく醍醐味を感じていたんですが、洋介が美紗子に一風変わった告白をするシーンは、松山くんが僕が想像していた以上に素晴らしくて。あの成立しにくいシチュエーションやセリフに説得力を持たせてくれたし、松山くんの俳優としての底力を見せつけられたような気がしました。

洋介の美紗子のシーンはどれも目が離せないです。最後の病院のシーンも好きです。


全文はこちら

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