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感じる存在感
松山ケンイチ/チョンジフン(Rain(ピ))2人の若き才能ある俳優/歌手を応援しています
2018.4.29記述
Rashisa on-lineより

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2月13日より全国配信されたリクルートスタッフィングのCMを、ご覧いただけただろうか。見入ってしまうのは、松山ケンイチさんとモデルのHesuiさんから受ける印象が大きいはずだ。今回、特別インタビューを企画。出演いただいたお二人にそれぞれご自身の「らしさ」について伺った。


原文はこちら
第二弾は、俳優の松山ケンイチさん。どんな役にもなりきる彼が、最近心がけていることから話はスタートした。

役にこだわるから、「見ないほうが楽になれる」

「憑依型俳優」「カメレオン俳優」——松山ケンイチといえば、どんな役でも違和感なくなりきってしまうことから、こんな異名を聞いたことがあるかもしれない。役作りの中で意識していることはなにかと聞いたところ、最近、自分自身が出演した作品を「あえて見ない」というのだ。周りからは、なぜ?と訊かれることも多いという。

「ドラマなどの連続ものは、第一話が放送されるときには、すでに数話先の撮影をしているケースがほとんどです。そんな中で、オンエアを見てしまうと、どうしてもストーリーより自分の演技を見てしまって、もっと別の見せ方はないのか、とにかく、演技を自分自身でいじりたくなってしまうのです」

役にこだわるからこそ、撮影中は、一緒に作品を作る役者や演出家と同じ目線で、仕事にのめり込む。だからこそ、主観的になりすぎないためにも、見ないほうがいい。数年前にそう気づいてからは、見ないことを続けているという。

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表現の幅がある。だから俳優はおもしろい

そんな松山さんは、俳優という仕事を「自分にしかできない仕事」と話す。厳密には、俳優はたくさんいるので、彼だけではない。ただ、彼自身が役について考え、松山ケンイチとして表現することでなにかが生まれるのは、とても気持ちがよいものだとも考えている。

「仕事にどこまで遊びをもたせるか」は、松山さんが常に考えるテーマだとも話す。

「俳優として本格的に仕事をする前は、いろんな仕事をしてきました。多くの仕事は、決められたことを、確実にこなさないといけない。例えば、照り焼きバーガーに照り焼きソースが入ってなかったら、それはやっぱり怒られる。でも、俳優は、自分で考えて演じることで『表現できる幅』が大きい仕事、だと思っています。表現することに、余裕、つまり車のハンドルでいう、遊びのようなものですね。それがあるのが、この仕事の醍醐味です」

役によって、ときには体型を変えることも、表現するための手段だ。大幅な体重の増減などは、自分自身がやりたいと思えなければ、とてもできないはずだ。松山さんにとって、そういう過酷なことも、俳優としての挑戦であって、自分にとっても必要なものだという。様々な役を、自分の感性を研ぎ澄ましながら表現することが、俳優という仕事だと考えている。

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働くだけじゃない、様々な要素が松山ケンイチをつくる


俳優として、明確な軸がある松山さんにとって「働く」ことについて訊くと、「生きる」ためにすることだという。自身のすべてを仕事に費やさないと、あれほどの演技はできないと思っていたので、少し意外な答えが返ってきた。

「仕事だけをすることによって、自分自身に蓋をしてしまうのはよくないと思っています。でも、そういった考えは、一度仕事と真剣に向き合う経験をしないと生まれないかも。バリバリと働き、どこかでふと立ち止まったときに、『仕事が人生の大半ではない』と気づく、そんなものではないでしょうか」

そうして、自分を俯瞰して見ることができると、働くことを楽に捉えられるし、人の目を気にすることなく、次のステップに向けて進むことができる。一生懸命働くのも、家でゴロゴロするのも正解——松山さんが、そう柔軟に考えるようになったのは、家族を持ってからだという。

俳優という仕事だけではなく、夫として、父としての役割が増えた。子どもと一緒にゲームをして遊ぶときは、松山さん自身のほうが熱中してしまって、子どもが父親の相手をしなきゃと思うくらい、楽しむ。家族で子どもの進路を考えるときは、それぞれに情報を集め、異なる意見を交わして、一緒に悩む。

そんな、家族との時間を大切にするからこそ、自由に仕事ができている。自分にあった仕事を上手くやれている実感がある、と話す。

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自分らしくあるために。引き算をして、シンプルに


「働き方は、自分が決める。」CMで話したフレーズは、松山さんのなかでしっくりきているというが、自分らしくあるためには、「適当であるように、良い加減を探す」ことを心がけているという。

力み過ぎず、いい塩梅であること。それは、自分を客観視しながら、共演者がどんな反応をするのか、出方を探りつづけることや、みんなが見て、自然な演技になるように探すために必要なことだ。

「演技をするために、以前は、演じるための材料をたくさん集めて役作りに臨んでいました。でも今は、逆に材料をなくして、素に近い状態で演技をしています。足し算をすると、演技の面白さは出てくるけど、引き算をして、自分自身がでしゃばらないほうが、見ている人の中に、ストーリーが入ってきやすいと思っています」

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愛用品について松山さんに尋ねたところ、あまり物を持たない主義なので、という答えだった。私生活でも、同様に引き算を続けているという。なにごとも過ぎないで、良い加減。自分自身にとって、ちょうど良いところを探す。そうしてシンプルであり続けるのが、どんな役にもなれる松山ケンイチの「らしさ」だろう。


芸能の仕事をしている人の中には、いろんな思いを持っている人もいて、辞めていく人もいる中で、「自分にしかできない仕事」と感じてくれていること、そしてより、演技をすること、役の人間を生きることを楽しんでいるという言葉を見るのは嬉しく感じます。

仕事に対するモチベーションや、彼を取り巻く環境の変化も様々あるけれど、それが今いいバランスが取れているのかな?と。
ドラマ、映画だけじゃなく、舞台にもチャレンジして楽しんで仕事をしているのを見てる側も感じられる。

でも、これからも、いろんな役をもっともっと観たい、善良な人、情けない人、怖い人、恐ろしい人、悪人、面白い人などなど、これという固まった人物ではなく、魅力ある人間を演じるケンちゃんをもっともっと観ていたいです。


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