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感じる存在感
松山ケンイチ/チョンジフン(Rain(ピ))2人の若き才能ある俳優/歌手を応援しています
<「白い巨塔」対談企画(1)>
2019.5.19記述
ニッカンスポーツより

初回は財前五郎の岡田准一と里見脩二の松山ケンイチ

20190519ニッカンスポーツ001-01


テレビ朝日開局60周年記念5夜連続ドラマスペシャル「白い巨塔」(26日まで、午後9時)が22日から放送される。今日から4日連続で「白い巨塔」対談企画をスタート。初回はV6岡田准一(38)と松山ケンイチ(34)。相反する思想を持つライバルとして向き合った2人が、骨太作品の魅力を深掘りし、男の権力争いについても語り合った。



原文はこちら

岡田は権力を求める外科医財前五郎、松山は出世に無欲な内科医里見脩二を演じた。対照的な役だった。

岡田 (財前は)好きですよ。魅力的な人だと思います。強さも弱さも含めて。もろい部分も人間らしくて不器用で。でもスペシャリストでもある。そういう要素が際立っていて、面白い人だと思います。

松山 僕は(里見を)好きでもないし、嫌いでもない。医者の良心と言われている役だけど、患者に対してはどうやったって上に立つ側になっちゃう。この症状に関してはこのオペが必要だと勧めるんですね。だからどうしてもそれに対して患者は従うわけじゃないですか。どうしてもそこからは抜け出せない。それに関して言うと、僕はちょっと嫌だなと思うんですよ。構造的に同じ目線に立てない。ただ、人間的には、人が苦しんでいるものを取り除くための研究をしている。それをコツコツずっとやっている。やり続けている精神力はすごく好きです。

岡田 戦後の日本男子の面白さみたいなものが、山崎(豊子)さんの作品の中には詰まっているじゃないですか。現代風にアレンジしたとしても、そのエネルギッシュさは財前の中にある。

誤診裁判の控訴審に敗れ、がんに倒れた財前の死をもって物語は幕を閉じる。

松山 もし財前が裁判に負けないで、死ななかったらどうですか? ずっと勝ち続けていたら。人を救うことに関してはエキスパート。その財前が生きていたら、もっとたくさんの人が助かったかもしれない。

岡田 (考え込むように)うーん。

山崎氏は連載当時、財前が裁判の第1審に勝訴したところで物語を終えた。しかし、独善的な男を勝者とした結末に世間の反響は大きく、財前の転落を描く続編を執筆した経緯がある。

松山 そういう話を聞くと、(世間が)リーダーとしてこういう人材を求めていたというのはあったと思うんですよね。だけども、それじゃあ収まらなかったっていうのが面白くないですか? 求めているんだけど、このままじゃいけないというのが矛盾していて。教授として終わる財前も見てみたいなと思った。

岡田 財前が生きていても、やっぱり権力というものにのみ込まれていたんだろうなって思います。演じていて、仮面を被っている感じがしたんですよね。権力に取りつかれて、「何でそこまで?」みたいな。女性から見ると“ザ・男社会”。くだらないことに執着してしまう男の本能みたいなものや、プライドもあるし。今はそれを覆い隠している時代だけど、どこにでもあると思うんですよね。

権力争いの世界をどう思うか。

松山 僕はそこから完全に外れた人間になりたいですね。やっぱり財前の結末を見てしまうと、戦った先にこれかよ、と。財前って幸せだったのかなって思うと、嫌な気持ちになる。

岡田 権力争いみたいなものには参加していないし、そこにいる意識もないですけど。でも、お芝居をやっていても、デビューする人、落ちていく人を見るわけじゃないですか。シビアな世界にいるわけで。ちょっとできなかったら絵(画面)から外されるというのを見てきている。

松山 うん。

岡田 できないと「端っこ行け!」って。「君、じゃあいいや」ってセリフ取られたり。自然にふるいにかけられる世界を見てきているから。シビアな世界はどこにでもあって、そういう中にいるなと思ってはいますけど。自分は「権力争いだ」「上に登ってやる」「やってやるぜ!」とかっていう気持ちよりも、運良くできている、という感じが強いかな。

松山 僕は客観的に見て、競争して勝ち残っている人が出てきているなと。僕がやってきたよりももっとシビアな世界にいて。(勝ち残るには)いろんな要求を高いレベルでクリアしないと無理なイメージがあるんですよね。僕がご一緒させてもらってきた人は、現にすごい人たちばっかりでしたし。忙しさも含めてですけど、それでもまだ正気を保っているという(笑い)。僕だったら精神壊れると思う。みんな超人ですね。

松山は岡田との共演を感慨深げに語る。

松山 僕が中学の頃に、「カミセン(岡田、森田剛、三宅健によるユニット、カミングセンチュリー)」で誰が一番好きかって言うのをずっとしゃべってるんですよ! 僕の一番最初に買ったCDは、V6の「愛なんだ」なんですよ。そのくらい、岡田さんのことを見てましたから。

岡田 (照れ笑いで)長いですよね。

松山 役者として、ドはまりしたのは(02年TBS系ドラマ)「木更津キャッツアイ」。超~面白かったすね。やってて面白くなかったですか?

岡田 面白かったですね。でもドラマ、あんまり呼ばれないんですよね。

松山 「木更津キャッツアイ」、続編ねえかな~(笑い)。

「白い巨塔」は昭和、平成、そして令和でも放送される。思うことは。

岡田 知っていて狙ったわけでもないし、たまたまタイミングでこういう風になったと思うんですけど。でも「白い巨塔」が作られるのは最後かもね、っていう話はずっとされていて。

松山 え、そうなんですか?

岡田 医療が、再生医療になって。

松山 あ、もう医療自体が変わっちゃってるんだ。

岡田 ここ10年でもガラッと変わるだろうと言われているから。技術よりも、研究の方が上になっていく。里見側の方、細胞研究の方が成功すればもっとすごいっていう。10年後、20年後はそれが当たり前になって、その権威というと、試験管を片手にしている。「切りました。はい、お金ください」みたいなことじゃなくなってくる。だから「白い巨塔」も、もしかしたらできるのが最後かもねって。

松山 今回はオールスターのドラマなので、そうそうたるメンバーの方にお話を聞けたのがよかったですね。寺尾(聰)さんは黒沢明監督の話だったり、松重(豊)さんはキャンプの話だったり、趣味も突き詰めてる感じ。岡田さんもそうですけど、みんな全然知らない世界を持っているから、そういう方に出会えたことがうれしいですね。


なるほどね~。確かに医療現場も原作の頃とはシステムも変わってしまってるし、回診や治療様々が変化しているからね。
だからもし、今後再度リメイクするとしたら、あえて原作通りの時代で作る方が意外と面白いし、よりフィクションとして楽しめるかもしれないなぁ~。

4回シリーズということなので明日以降どういう内容なのかも気になります。

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