アットホームな空間で行われるだけあって、崔監督の最新作『カムイ外伝』の裏話、そして観客から質疑応答が行われた。続々と他の映画祭で上映が決まっている『カムイ外伝』。
まずメイキングを見ると、林さんから「崔さんって優しいですね。優しい所をピックアップしてるんですか??」と言ってしまう場面も。そんな林さんに、崔さんは、「あれは普段の私でございまして。皆さんが時々思う”暴力監督”というレッテルは、今日から捨てて下さい!!。あれは都市伝説の一つにすぎない!!」と話してくれた。そんな崔さんに観客は大爆笑。観客からは監督へは・・・
あはは、殺陣担当の高瀬さんのコラムで以前、撮影時、若いアシスタントだったかスタッフが段取りが悪いか何かでとにかく今の若者って感じの言葉づかいを聞いて崔監督が怒り出して(崔監督って普段はとても言葉遣いが丁寧な方だから)高瀬さんは「やばい…」と思ったそうなんです。でもその若いスタッフは返事も「はい!」とかではなく「うぃっす」みたいな感じで誠意が全く感じられない監督の怒りの鉄拳が・・・!その時そばにいた高瀬さんがその拳を寸でで止めて、ようやく自分の態度の悪いこと仕事に対する姿勢がたるんでいることを自覚した若いスタッフはそれから心を入れ替えて言葉にきっちり言うようになったそうで監督も根に持つタイプの人ではないのでちゃんとすればそれには答えてくれる方だけど、その犠牲に高瀬さんは名誉の負傷をしたという談があったようです(笑)
Q:松山さん、小雪さんらの中でどのアクションが一番苦労されましたか??。
(監)「ケンイチのがワイヤーアクションを薦めてただけに、一番苦労しましたね。小雪に関して、一応訓練3カ月やってますんで、メイキングには2カットだけ入ってましたけど、”砂場でワイヤー吊られて着地”というのを彼女はすぐに習得し、大変肉体派で、実はあれは7回やって、これ以上やると体壊れるぐらい本番重ねてったんですけど、そういう意味で技術的に、苦労したのはやはりケンイチのワイヤーアクションですね。砂から出てくるシーンも、本人を砂に埋めて引っ張りあげるんですからね。ひどいっちゃひどい、後でワイヤー消してるだけだから。」と暴露。観客も目を丸くしていた。
あの、カムイの土遁の術のシーン好きです!あの土から手が出て追忍の足を切りつけて土の中から出てくるシーン(観てて毎回「イタッ!」と言っちゃう)もうフォームが奇麗でみとれちゃいます。スチール写真も素敵ですよね~。あの周辺の小刀とメリケンサックで戦うシーン好きです。
Q:続編を期待させるような終わり方でしたが続編についてお聞かせ願えれば・・・。
(監)「有難うございます。原作の白土三平さん、私、松山ケンイチももちろん2部に突入するつもりで、実は、企画の中身も決めてるんですね。白土さんからはスーパーアイディアくれたりして、しかし他の壁がいくつかあるけれども、3人ともやる気満々でございます。」と観客を期待させるコメント。
うわぁ!白土先生どんなスーパーアイデアをくれたんだろう…もうますます期待しちゃう!あの題材だとしたらなおさら?そうだねぇ~続編を撮るための最大の壁が…お願いします<(_ _)>
ミヤネ屋でも宣言しちゃったみたいだし(笑)来年くらいに撮影に入りたいって♪
もうそんなん期待しないでかぁ~私たちも勝手に「黒塚の風」(裏切られるか?)だと思いこれから皆で色々楽しく予習するよ~待ってるよ!
もう大変でぼろぼろだった頃じゃないの?
小雪さんもアクションをすぐ修得って、さすが、根性あるんだな~!肉体派!(笑)
>続編
3人が目をキラキラさせながら続編を、あーだこーだ、こうしたらいいんじゃないか?だったらこうしよう?なんて語り合ってるのが目に浮かぶようです。
続編どうなるんだろう?「黒塚の風」じゃないのかな~??
なんでもいいさ。どうなるとしても楽しいのを作ってくれるでしょう。
私たちも勝手に「黒塚の風」妄想で盛り上がりましょう!! うふふふふ
なんせ10代の遠い昔に読んだきりなのでおおかた忘れてしまいました。
4・5は買うとしても全巻揃えるのは無理(泣)
ああ大人なのに大人買いできないよ~
崔監督の武勇伝かっこいいです。
近頃ハードボイルドな男がめっきりいなくなってますよね。
暴力を肯定するわけではないけど、正しい怒り方の出来ない大人ばっかりですから、
監督の鉄拳は天からの雷のようで胸がすくような気持ちになります。
> ケンイチ(本人が!)、よく熱い砂に埋もれましたね。
> もう大変でぼろぼろだった頃じゃないの?
そうそう、多分この時が一番大変だったころじゃないかな?
脱水症状で筋肉が溶けてという感じの時期じゃないのかな?
こういう頑張りを見てその前のシーンの土遁の術をしていた人も頑張ったんだと思う(土の中の温度60度くらいだったみたいだからね)
> 小雪さんもアクションをすぐ修得って、さすが、根性あるんだな~!肉体派!(笑)
でもあんな雰囲気で大変な様子をきっと見せないんだろうね~
女性のスタントマン(小雪さんのスタントをする人)と一緒にいて撮影の時色々スタントされる様子を見たり色々聞いて結局自らほとんどやられた小雪さん凄いですよね。どこからそんな根性が…って思いますよね。
> >続編
> 3人が目をキラキラさせながら続編を、あーだこーだ、こうしたらいいんじゃないか?だったらこうしよう?なんて語り合ってるのが目に浮かぶようです。
あの3人の鼎談の笑顔がすべてを物語っていますよね~。
白土先生本当に彫像を触るような勢いでケンイチに触れようとしていたので崔監督が慌てて止めたらしいものね(笑)でもなされるがままのケンイチも…(笑)
> 続編どうなるんだろう?「黒塚の風」じゃないのかな~??
> なんでもいいさ。どうなるとしても楽しいのを作ってくれるでしょう。
> 私たちも勝手に「黒塚の風」妄想で盛り上がりましょう!! うふふふふ
早々、勝手に「黒塚の風」を推進して勝手に盛り上がりましょう♪
> カムイは最後に北海道まで渡ってアイヌの人たちに味方して幕府と戦うんじゃなかったかな?
私もよく知らないんです(^^ゞ
機会があれば少しずつ勉強しなくちゃいけないですね。
> 4・5は買うとしても全巻揃えるのは無理(泣)
> ああ大人なのに大人買いできないよ~
皆無理だよ~。
だから少しずつということで(笑)
> 崔監督の武勇伝かっこいいです。
> 近頃ハードボイルドな男がめっきりいなくなってますよね。
> 暴力を肯定するわけではないけど、正しい怒り方の出来ない大人ばっかりですから、
> 監督の鉄拳は天からの雷のようで胸がすくような気持ちになります。
単純に"カッ"として殴りつけるわけではないんです(その部分を理解してほしいですね)
仕事をそれだけ真剣に命をかけてやっているのにその中に1人でもいい加減にしていたり、言葉遣い、相手に対する態度がいい加減なことに対して…つい…。
でも、そういうことまでしないと自分がしでかしていることの自覚ができない若者が沢山いるのも事実で、その彼も監督の怒りと仕事に対して本当に真剣だということをそうされて初めて自覚して、その後はホントに一生懸命頑張ったみたいで人間としての教育もしっかりされる方なんだと、一緒に仕事をする人に対して厳しいけれど同じように愛情を持って接しているという証拠だなって。高瀬さんはかわいそうでしたけどアハハ。でもその彼もきっとここでの経験が今すごく活かされていることだと思うんです。
崔監督は決して傲慢でもなんでもありませんもんね。