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VIVO(ヴィーボ)06崔洋一監督 『カムイ外伝』インタビューより

VIVOヴィーボ崔監督001

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現在の日本映画の最高峰と言っても過言ではない、超大型アクションエンタテインメントが誕生しました。その名も『カムイ外伝』。主演に松山ケンイチさん、脚本に宮藤官九郎さん、そして崔洋一監督といったこれ以上ない豪華なメンバーが、スクリーンに熱狂と興奮を届けてくれるのです。今回はキャンペーンで来札された崔洋一監督に単独インタビューを敢行、本作に掛ける熱い思いを伺ってきました。

VIVOヴィーボ崔監督002

 

―マンガのアクションシーンを実写化するにあたって、やっぱり色々悩まれたのですか?

  

実はあんまり悩みませんでした。非常にアクロバティックに、なおかつ科学的に忍者を分析しているマンガなので、これはやりがいがあるなとは思ったんですけど、困難だとは感じなかったんです。というのも、僕がこの作品をやりたいと思ったモチベーションのひとつに、CGにばかり頼るのではなく、なるべく生身の人間でやりきろうと思ったということもあって。忍者はある種スーパーマンですから。それを人間の力でどこまでできるのかなっていう興味の方が強かったんですよね。

―スタントマンもあんまり使わなかったそうですね。

 

結果としてはそうなります。スタントを使って吹き替えで撮影したシーンもあるにはあるんですけど、結果的にはほとんど使用しませんでした。スクリーンに映っているほとんどが役者本人。だから役者たちはかなり大変だったと思いますね。アクション慣れしている伊藤英明でさえ、「ハードすぎて、肉体的にも精神的にもギリギリのところまで追い詰められた」って言ってましたから。

最初のスガルと大頭のシーン、カメラが引きだからもう毎回目を凝らして見るんだけどわかんないんだよね(笑)断崖絶壁かっら落ちるシーンは伊麺や谷垣さんなどの情報で小雪さんが演じているというのを聞いているので、凄いなぁっておもいつつ、カムイも変わり身の術で半兵衛の代わりに崖に上った後落ちるシーンあれもかなり凄いなぁと…スガルとカムイの海の中の格闘シーンは一部吹き替えだってケンイチがどこかで暴露しているけど(笑)

 

―それでも生身の人間のアクションにこだわった理由とは?

 こういうアクション映画って、VFXだけに頼ってしまうと、映像的にはなんでもできてしまうんですよ。だけどそれをやってしまうと、僕の中で"なんちゃってカムイ外伝"になってしまう。それだけは絶対に避けたくて。オリジナリティを持ちながらも原作に沿うという、僕なりの工夫も観て頂きたかったし。だから大変だけど俳優たちには肉体を駆使してもらおうという方針をとったんです。DVD化されたときに1コマずつ観てもらっても大丈夫。ほぼ本人たちですから(笑)。


グッジョブです、崔監督!"なんちゃってカムイ外伝"私たちだって本当にもしこの作品が"なんちゃって"だったらこんなに見に行かないもん♪
 

―アクションはもちろんですが、主人公のカムイが成長していくところも作品の見所なのかなと思いました。

 カムイは強すぎるが故、忍者が嫌になって逃げているわけだけど、人間としての心の弱さも持っているんですよね。大後寿々花演じるサヤカの純愛を悩みながらも受け止める人間的な優しさを。でもその優しさが次の事件を呼び寄せてしまう。そういう意味でも、カムイは完全無欠のスーパーマンではないんです。ご指摘の通り、それが彼の成長ですよね。成長っていうのは強くなるだけじゃなくて、弱い部分も出てくるという。少年時代に悩まなかったことを青年時代に悩むことがあるし、それらを解決する力っていうのは度合いが深くなっていくものだし。成長と共に自分の弱さも露見するっていうのかな。それらが複雑に混ざり合う過程にいると思うんです。カムイは一本気な少年的な心と、傷つきやすい青年の内面があって、でも戦わせると強いという矛盾も持っている。その矛盾がこの物語を引っ張っていく映画にしたかったんです。同時にアクションシーンは、緊迫と血湧き肉が踊るようなものを目指して。欲張りといったら欲張りなんですけどね。

「少し幸せを噛み締めてもいいのかな?」と思ったと同時に「いや、そんなこと考えちゃならん」の繰り返しのカムイ。単純に賢くて強いだけだったらきっとつまらなかったんじゃないかと思う。
そういう強さと弱さがあるからこそカムイが魅力的で引きつけられるんだよね。

この作品を過小評価している人たちにこの監督の言葉をよく噛みしめてほしいもんです。

―先の話にも出ましたが、脚本は宮藤官九郎さんとの共作です。作業はどのように進んだのですか?

1年半くらい2人で悩みましたけど、結局ぐるりと一周して原作に近い脚本が上がりましたね。でも決して悩んでいた時間が無駄だったということではないんです。その間にクドカンが、原作に寄り添いながらも原作とはちょっと違う、独特のカムイ像を作ってきてくれて。カムイは現代の10〜20代の青年たちが持つ苦しみや悩みを、同時に抱えているわけですよ。それは彼の筆がないと描けなかったんじゃないかなと。そこがクドカンの魅力で、要は異端なんですよね。だけどその異端がトレンドになって、そのときには彼はまた違う場所に行っちゃってる感じ。そんな奇想天外な部分がすごく好きですね。だからそういう要素も持ち込みたかったんです。例えば原作に沿いつつも全く違う世界を描いてみたりね。それは最初の頃に手掛けたものなんですけど、めちゃくちゃ面白いの。でもね、残念ながら5時間くらいの映画になっちゃうのよ(笑)。それじゃあ商売にならないねえって(笑)。

5時間…某映画みたいに「第●●章」というわけにはいかなかったんですねアハハ。
色々話が膨らんでいったんだろうね~すんごく気になるよぉ~。
多分、ファーストシーンはかなり悩んだんじゃないかな?どの辺で監督とクドカンが脚本をすり合わせていったのかも気になるんだけど…

あまりカムイの脚本に関してのクドカンさんの話って聞けてないから気になるんだけどね。

―それは、もっとこういうシーンも撮りたかったという意味で?

それもありつつ、永遠に撮り続けていたいという気分かな。非常に抽象的な言い方なんだけど、そういう気分がずっと続いているんですよ。だからお客様の支持があれば、2部、3部と続けていきたいなって。そしてもう気付いてる方も多いと思うんですが「カムイ」という言葉はアイヌ語なんです。でも今作の舞台は北海道じゃない。ということは、いつか北海道を舞台にカムイを撮るのは必然です。それだけは申し上げておきます。

 
それは皆が気になる部分でもあるんだよね~。
「カムイ」ってアイヌ語で「神」という意味だそうです。
あまりに膨大で見どころが多い作品だからどの話をチョイスするのか難しいだろうけれど、まずか外伝をいくつか作って徐々にカムイ伝とクロスしていくというのが理想的?

映画だから必ずしもカムイ伝・カムイ外伝を別に考えることもないだろうし、白土先生と監督が色々話ができてより魅力的なシリーズとなればいいんだけどと勝手にこれからも続くと思いこむ(笑)

―それでは最後に読者にメッセージをお願いします。

まずは忍者アクションを楽しんでください。そしてこの物語をしみじみ受け止めて欲しい。とは言っても、深刻な意味ではなく、男も女も老いも若きも、一度カムイの視線に立ってもらいたいんですよ。もし自分がカムイだったら...って。そうすると、興奮の度合いも変わるし、ある場面では涙が一筋流れたりもするだろうし。客観的に観るよりも、ご自身で体感しているという感覚で観てもらえると、より一層この作品をドラマティックに受け止めてもらえると思います。

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コメント
この記事へのコメント
昨日9回目鑑賞
CGやVFX、あれでいいんじゃないでしょうか。
生身のアクションはホントにカッコ良かったです。
程よいアナログ感、忍者活劇!うんと楽しめましたよ。 
私もつくりすぎた”なんちゃって外伝”だったら、何回も行かないと思います。

レビューでカムイが弱いだの優しすぎ?だのってのがあるけど、完全無欠のスーパー忍者じゃないっつーの。人間なんですから~。成長の過程で露見する弱さ、そりゃありますよね~!それを自覚することでいやます強さも生まれるのではないかな?

2部・3部が楽しみだね。支持しますよ~!作ってくださいよ~!
沖縄から北海道・・・日本中かけめぐってください。



村の惨劇を目にする前、カムイが船の舳先でひとり立って、月日貝をとりだして眺めてフッと微笑みを浮かべている・・・(原作では割れていて不吉な予感をするけど)
愛し始めたサヤカを想って一瞬の幸福なとき。(その少しあとには地獄に突き落とされるけど・・哀しいね~) 
あの至福の表情も好きなシーンだな~。
2009/11/01(日) 10:38 | URL | くろすけ #MgIxvhDQ[編集]
Re: 昨日9回目鑑賞
くろすけさん

> CGやVFX、あれでいいんじゃないでしょうか。
> 生身のアクションはホントにカッコ良かったです。
> 程よいアナログ感、忍者活劇!うんと楽しめましたよ。 

あの砂浜を走り回るだけでもどれだけ大変だろうなって。
以前、王様のブランチに出演したとき谷原章介さんが本当に「すごい」って言ってらしたのはご自分も時代劇などにも出演したりするので苦労がわかっているからなんだなぁって。

> 私もつくりすぎた”なんちゃって外伝”だったら、何回も行かないと思います。

私も行ってないわ(笑)
こんなに1つの作品に投資したのは初めて。
というか他の作品で見たいものもあるけど結局それ以上に「カムイ」に会いたくなるもんだから・・・

> レビューでカムイが弱いだの優しすぎ?だのってのがあるけど、完全無欠のスーパー忍者じゃないっつーの。人間なんですから~。成長の過程で露見する弱さ、そりゃありますよね~!それを自覚することでいやます強さも生まれるのではないかな?

原作でもある意味女々しいくらい色々くよくよ悩んだりしていたりするもんね~。
アニメがクールすぎた?

> 2部・3部が楽しみだね。支持しますよ~!作ってくださいよ~!
> 沖縄から北海道・・・日本中かけめぐってください。

黒塚の風だとすると冬だよね~最後雪だもんねぇ?

> 村の惨劇を目にする前、カムイが船の舳先でひとり立って、月日貝をとりだして眺めてフッと微笑みを浮かべている・・・(原作では割れていて不吉な予感をするけど)

これは原作の方がサヤカの夢を見た不安のことを思い出してという感じで良かったんだけどね~
ここに限らずふとした時のカムイの色んな表情がいいんだよね~。

> 愛し始めたサヤカを想って一瞬の幸福なとき。(その少しあとには地獄に突き落とされるけど・・哀しいね~) 
> あの至福の表情も好きなシーンだな~。

漫画だと吹き出しなどで感情の部分が文字として表現されるけど映画だとあまりアテレコでああだこうだしてもうっとおしいし、それを目の輝きの強弱や唇の微妙な動きで表現してくれるのが何とも言えないんですよね~。
2009/11/01(日) 23:28 | URL | K&R #hTYNULE6[編集]
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