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木村威夫監督、安らかに…
2010.3.21「人のセックスを笑うな」で美術監督をしてくださった木村威夫監督が永眠されました。

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熱情さんが追悼上映会で上映された「黄金花 秘すれば花、死すれば蝶」を見に行った感想をコメントで書いてくださいました。

2010.7.16記述
京都シネマ公開情報より

『黄金花 秘すれば花、死すれば蝶』木村威夫監督追悼イベント開催決定!

7月17日(土) 10:10の回上映終了後
『黄金花』は、日本映画美術の巨匠である木村威夫監督の遺作となりました。今回、その現場で同じ時間を過ごした、出演者・スタッフを招いて、撮影当時のお話など伺います。

■登壇者
【出演者】
 澤井克幸 (秦ミツオ役)
 牧原友美 (三輪しずこ役)
 日野祥太 (青年時代の牧草太郎役)
 ※以上3名、京都造形芸術大学生
【スタッフ】
 小川真司 (撮影監督)
 植草信和 (配給・パンフ編集)

上映スケジュール
7/17-7/23  10:30~(1回上映)


関西にお住まいの皆様、機械があればぜひ劇場へ(^-^)
行きたい!いけるかなぁ~体調良くなってください自分(>_<)それに1日1回上映それも午前中…


2010.5.21記述
シネマトゥデイより

木村先生お別れの会

21日、東京・新宿の京王プラザホテルで3月21日に永眠した木村威夫さんの お別れ会が開かれ、俳優の原田芳雄、松原智恵子、長門裕之らをはじめ、故人にゆかりのある関係者約360人が出席した。

 木村氏は今年3月21日、間質性肺炎のため永眠、91歳だった。生前、木村氏は日本映画界を代表する美術監督として、映画『ツィゴイネルワイゼン』『海と毒薬』など240本あまりの映画に参加。また、2004年には短編映画『夢幻彷徨 MUGEN-SASURAI』で映画監督デビューを飾り、2008年には木村氏初となる長編映画『夢のまにまに』を監督した。これは世界最高齢での長編映画監督デビューであり、ギネス・ワールド・レコードとして認定されている。昨年には、遺作となってしまった映画『黄金花 秘すれば花、死すれば蝶』が公開された。

 長年、木村氏が美術を手掛ける映画に出演し、映画『黄金花 秘すれば花、死すれば蝶』では主演を務めた原田は「いなくなったことが今も信じられない。具象と抽象がごちゃまぜなセットで、演じる側も直感的に自由になれた」とコメント。映画『黄金花 秘すれば花、死すれば蝶』は、老人ホームに暮らす植物学者(原田)が過去に封じ込めた記憶と向き合うというストーリーで、原田本人も「今思えば、見事にご自身の映画だったんだと思います」としみじみと語った。

 やはり木村氏とは長い付き合いだという
松原も、映画『黄金花 秘すれば花、死すれば蝶』に出演した。「人を引きつけると同時に、発想や演出方法はとてもユニークだった」と松原。「本当に怒らなくていつもニコニコ。演技についても『いいよ、好きなようにやって』って。まるでお父さんのような方だった」とその優しさを振り返った。

 この日は、遺影の両サイドに映画『黄金花 秘すれば花、死すれば蝶』に使用された「ヒマラヤ聖女の黄金像」が鎮座された。もちろん木村氏が手掛けた美術セットで、圧倒的な存在感を放っていた。来場者たちは今もなお見る者を刺激する“木村ワールド”に触れることで、故人をしのんでいた。なお、5月22日から28日まで、パルコ調布キネマで映画『黄金花 秘すれば花、死すれば蝶』が追悼上映される。

とても素敵な遺影ですよね。
ベテランから若手まで皆のお父さんのような存在だった木村先生。
京都の追悼上映会に行きたかったです(結局体調やスケジュールの関係でいけなかったけど)
東京にお住まいの方で興味がある方はぜひ行ってみてはと思います。


2010.4.6記述
ZAKZAK(2010.3.30記事より)

世界最高齢となる90歳で長編映画監督デビューしてギネス世界記録に認定、美術監督として長らく日本映画に貢献した木村威夫さん(享年91)。21日に都内の病院で間質性肺炎のため亡くなったが、その死を惜しむ映画関係者は数多い。

 女優、宮沢りえ(36)が数々の女優賞を獲得した「父と暮せば」(黒木和雄監督)の撮影でのこと。木村さんの古巣、日活撮影所で、ある日、スタジオ入りした宮沢は木村さんの姿を見つけると走り寄り、「私ね、休日にスッポンを食べに行ったの」と語り出した。宮沢の話を目を細めて聞く木村さんは、まるで仲のよい祖父と孫娘のようだった。宮沢は木村さんが90歳で「夢のまにまに」で長編監督デビューを果たしたとき、ヒロインとして花を添えている。

 「人のセックスを笑うな」(井口奈己監督)のヒット記念の宴席では、主演の永作博美(39)に熱く俳優論を説いた。「オペレッタ狸御殿」では、アジアNo.1女優、チャン・ツィイー(31)と東宝撮影所の食堂でラーメンをすすりあった仲でもあった。

 私生活では3年前に50代の三女に先立たれたが、親しいスタッフにも伏せ、公私のケジメには厳しい人だった。

 夕刊フジ「元気のヒミツ」(1月22日)の取材は日活で行った。

 「もし僕がフランスに生まれていたら、ジャン・コクトー(詩人)と友達になっていたのに」と言っていた話が忘れられない。日活芸術学院の院長として後進の指導に当たり、学生の進路にも気を配った。1月27月に入院してからも病室で次回作の構想を練っていた。

 酒好きで甘辛両党の木村さん。日活撮影所の食堂では大好物のかつカレーをほおばった。

 遺作となった「黄金花~秘すれば花、死すれば蝶~」(昨年11月公開)を上映した銀座シネパトスの前に開店したばかりの菓子店「播磨屋」を目ざとく見つけた。舞台あいさつの合間に無料のおかきをおいしそうに食べた。戒名は造象院原相映威居士。その青年のような笑顔が忘れられない。(小張アキコ)

なんだかほのぼのとしたエピソードですね。
美術監督してのお仕事は「人セク」が最後だったのかなぁ~(その後監督作品をとられて世界最高齢監督デビューでギネスに登録されたから)なんだかそれだけでも思い入れ深い作品になったよね。

ケンちゃんを好きになるとその周囲にかかわる人のことがとても気になってくるのはなんだか不思議…でもありがたい。

2010.3.27記述

「ツィゴイネルワイゼン」の映画美術監督・木村威夫さん死去

 「ツィゴイネルワイゼン」「サンダカン八番娼館 望郷」など、約240本の映画で美術を手がけた映画美術監督の木村威夫(きむら・たけお)さんが3月21日午前5時45分、関質症肺炎のため東京都内の病院で死去した。享年91歳。

1918年4月1日東京生まれ。16歳のときに、当時の舞台美術の第一人者・伊藤熹朔(きさく)氏に師事し、41年日活多摩川撮影所に入社。44年の大映作品「海の呼ぶ声」(伊賀山正徳監督)で美術監督デビューした。以降、新生日活、独立プロで活躍し、73年からフリーとなる。

特に鈴木清順監督との仕事で知られ、「肉体の門」「刺青一代」「けんかえれじぃ」「東京流れ者」「ツィゴイネルワイゼン」など代表作のほとんどを担当し、モダンかつ幻想的な世界観を表現。その一方で「サンダカン八番娼館 望郷」「日本の熱い日々 謀殺・下山事件」「海と毒薬」などで組んだ熊井啓監督の作品では、リアリズムを追究し、高く評価された。

08年には、90歳にして「夢のまにまに」で長編映画監督デビューを果たし、世界最高齢での長編映画監督デビューとしてギネス世界記録に認定。昨年秋には長編監督第2作「黄金花 秘すれば花、死すれば蝶」を発表したばかりだった。葬儀は近親者のみで行い、後日お別れの会を開く予定。

正直寂しいですね…いつまでも元気で日本映画界を見守っていてほしかったです。

「人セク」でのあのユリのアトリエといい、みるめの自宅の雰囲気といい、衣装と小道具の細部にわたってのこだわりをメイキングで見て本当にすごい美術監督がこの作品の世界を作っているんだなぁと感動しました。

それ以外にも古くは「サンダカン八番館 望郷」や「海と毒薬」など私が好きな作品でも美術監督を務められたんだと思うと(海と毒薬走っていましたが…)

90歳でもニュースで新作の作品の情報が出たりするとついつい目が行って「木村先生、頑張っておられるなぁ」なんて思っていたけれど…ずいぶん体調は悪かったようですね。年齢も年齢ですから仕方ないのかもしれないけれど、本当に心よりご冥福をお祈りします。

一足先に逝かれた山口小夜子さんと再会できたでしょうか・・・

「人セク」は井口監督が言われたように「100年後も語られる作品」だと私も思うし、こんな素敵な作品を木村先生が作ってくれて本当にありがとうございました<(_ _)>
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コメント
この記事へのコメント
合掌・・・
そうでしたか。
またひとり、映画界の重鎮、そして縁の下の力持ち、尊敬してやまない方が他界されたのですね。

ほんとうに、精力的にお仕事をされる方でしたね。
じじむささと斬新さが同居する、ドキドキするような
美術を沢山なさってました。
鈴木清順監督のツィゴイネワイゼンや陽炎座は、先生なしでは完成されなかったし、あそこまでの作品に仕上がらなかったと思います。

私の青春時代から、映画のすばらしさをおしえてくださって、映画好きにしてくださった先生、やすらかに。
2010/03/27(土) 21:32 | URL | 熱情 #mQop/nM.[編集]
追悼公演、みてきました
mayさんから教えていただいて、調布のパルコシネマに追悼公演を見にいきました。

原田芳雄扮する植物学者が、住まいとする老人ホーム近くの山の中で黄金に輝く花をみつける。
池のなかにひっそりと咲く黄金花に引き寄せられるように近づいて手を伸ばす。
もう少しで届くときに、足を滑らせて池に落ちる学者。

落ちてから溺れて亡くなるまでの短い間に見た夢は、彼の人生の縮図だった。
やらないで後悔したこと、やってしまってまたまた後悔したこと・・・

夢の世界の幻想的な美しさ。
人生は儚い夢だったのか。

現実世界では、学者の葬式が執り行われ、焼き場では黒い煙が立ち上る。
介護ヘルパーの女の子は同じ介護士の男の子の子供を産み、葬式に参列していた。
死んでいく魂と、生まれいずる魂と。
喪服を着た老人ホームの面々は、穏やかな顔をして記念写真におさまっている。

映画が終わった後、隣のおばあちゃんが「なあんだ」と言ったのには笑えた。

何を期待していたんだい、おばあちゃん。
こんな穏やかな死生観が木村先生なんですよ。

美術は、先生が準教授をしている京都造形芸術大学の学生さん渾身の作品です。
ここにも、先生から生徒への匠の技の伝達、リーインカーネーションがありました。
2010/05/29(土) 23:09 | URL | 熱情 #mQop/nM.[編集]
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