感じる存在感
松山ケンイチ/チョンジフン(Rain(ピ))2人の若き才能ある俳優/歌手を応援しています
2010.11.3記述

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物語

2010年8月、米国ワシントン州のシアトルで農場を営む日系2世の平松しのぶ(八千草薫)と次郎(上條恒彦)は、日本で暮らす妹・太田さち(岸惠子)と70年ぶりの再会を果たす。11歳の時にアメリカから日本へ帰されたさちは、家族に捨てられたと思い込み、それ以来、アメリカに残った家族のことはないものとして生きてきた。そんなさちのため、大リーグ・マリナーズで活躍するイチロー選手の試合を孫と観にいくという名目で息子の嫁・景子(堀内敬子)が、生き別れとなっていた兄妹に連絡を取り引き合わせたのだ。これまでアメリカを避けて生きてきたさちだったが、アメリカに残った家族がその後どんな生き方をしたのかを知りたかったのと同時に、自分が今までどんな思いで生きてきたのかを知ってもらいたいと考え始めて…。

.今から99年前、島根の貧農の次男として生まれた平松長吉(草剛)は、困窮する家計を助けるためと、出稼ぎの手段として渡米を決意。アメリカで一旗上げるという大きな夢を胸に、19歳の長吉はアメリカ行きの船に乗り込んだ。アメリカのシアトルに着くと身元引受人の家に身を寄せるが、その頃、アメリカでは排日運動が盛んで、長吉が望むような仕事が見つからない。渡米早々から味わう挫折。しかし、長吉は毛布一枚に全財産をくるみ、家もなく農場を転々とする季節労働者として必死に働き続けた。

それから7年が経過。季節労働者として働き続ける長吉は、アメリカで世話になっている一馬(市川右近)から写真花嫁という制度を利用して嫁を貰うよう勧められる。嫁を貰うことを決意した長吉は、日本から届いた写真に写る美しい女性を早速アメリカに呼び寄せることに。それから約半年後、多くの写真花嫁を乗せた船が、シアトルの港に到着する。長吉は下船した人波に写真の女性を探すのだが、女性の姿は見つからない。肩を落として帰ろうとする長吉に、なぜか写真の美しい女性とは似ても似つかない女性・村上とも(イモトアヤコ)が声をかけてくる。ともは、長吉が見初めた写真の女性は自分の姉で、その姉の代わりにアメリカへ渡ってきたと説明する。騙すことになってしまったことを謝罪し、姉がアメリカまで渡るために長吉が出した渡航費は、一人で働いて返すと申し出る。すると、長吉は意外にも、アメリカで働く覚悟ができているのなら一緒に力を合わせて生きていこうと、ともに告げるのだった…。ほどなく、長吉とともは結婚をすることに。2人の質素な結婚式の席で、一馬の親戚・岡田勇(小林稔侍)が、新しい土地を買うのでそこで働いてほしいと長吉夫婦に声をかける。それからというもの、季節労働者から脱却できた長吉とともは、身を粉にして畑を拓き、その年の秋には作物が収穫できるようにまでなるのだった。

その2年後の初夏、長吉とともは元気な男の子・一郎を授かる。その頃のアメリカでは、排日運動が広がる一方だったが、長吉夫婦の近所に暮らすアメリカ人の老婆・キャサリンは、その優しい人柄から日本人である長吉夫婦とも差別無く接し、自然にあいさつを交わすようになっていた。そんなある日、キャサリンが、自分の農場を長吉に引き取ってほしいと申し出てきた。キャサリンは昔、農場を営んでいたが夫も亡くなり、畑は長く休耕状態になっていたのだった。常日頃から、長吉夫婦の仕事ぶりに感心をしていたキャサリンは、夫との思い出の畑を任せるには長吉夫婦しかいないと考えていたのだ。それからの長吉とともは、アメリカで生まれた一郎の将来や自分達の未来を想い、二人で力を合わせて荒れ果てたキャサリンの畑を耕し始める。しかし、突然、ジェームズという男がやってきて「ジャップにアメリカの土地は渡さない!」と嫌がらせをしてくるようになる。日々エスカレートする嫌がらせを受けながらも、長吉は家族のため、キャサリンのためにもこの土地を守ると不退転の意志をみなぎらせるのだった。


2010.11.3記述

第1夜皆さんご覧になりましたか?

いきなり99年前から始まるのかと思ったら現代の別れ別れになった兄妹の再会からドラマが始まりました。
アメリカに住むしのぶと次郎と日本から来たさちとの気持ちの温度差にこのドラマの家族のそれぞれが辿ってきた時間の長さを感じました。

さちがどうして次郎やしのぶに対してあんな態度を取ってしまったのかは、さちは自分が両親から見捨てられたと思っていたからだった。でも思えばさちの息子さんはそんなお母さんの気持ちをとても心配して何かきっかけがあればと思っていたんだと思うと大変な中でもさちは心優しい子供を育ててきたんだなと。

一度は再会を拒んださちが立ち去ろうとするしのぶと次郎に「おにいさん!」と周囲も気にせず叫んで走ってやってくるシーンでもう涙が出てきました。

死ぬ前に自分自身で納得したい事がたくさんあったんだろうなと。

観た人によっては現代のシーンがイマイチだという人もいるけれど、私自身はこの離れ離れになった家族が再会してそして思い出の場所で小さい子供たちが自分たちの歴史を語ることでこの物語が単なる「こんな家族がいてこんな物語がありましたチャンチャン」というようなドラマとして見せるんじゃなく作品のメッセージをより感じられるのじゃないかと思いました。だからウルウルしてきちゃうんです。

橋田先生のドラマらしく、説明台詞が長々とありますが、これも「主婦が用事をしながらでも物語が理解できるように」という先生のポリシーのもと、いろんな世代の人、いろんな人たちに観てもらいたいという思いだと思うんです。(そんなことまでわざわざセリフでいわいでもと思う事もあるけどねアハハ)

船の中で長吉が船酔いするシーンのつよぽんの表情がすごく良いです。大変なんだけどコミカルな感じで、そしてアメリカを最初に見た時の長吉のあの希望に満ちたキラキラした目が印象的でした。

アメリカに着いた途端、英語もわからず飲み物を売店に買いに行く長吉に「ジャップに売るものはない!」と言われ「日本人に物を売るやつはいない」と言われた時のシーン、この時代の日本人ってアメリカに対してどの程度の知識があったのかなぁ~と素朴な疑問が湧いたりして…

岡田農場に到着しても想像以上に厳しい現実が待っていて(右近さんの岡田の家を見て「ぼろいなぁ~」というのは何度見ても笑えます)でも「岡田農場」の看板の横に「ここの野菜は毒入り」といたずら書きされているのが…

とにかく長吉は好奇心が旺盛な人の様だなって、岡田さんに出されたコーヒーも色を見たり香りを嗅いだり、少しずつ飲んでみたりするときの長吉のコロコロ変わる表情、厳しい現実を聞かされて、中でも勤勉すぎる日本人気質がさらなる日本人に対する差別を助長しているなんて言う理不尽な時代。

野中一家はとりあえず岡田家の納屋に仮住まいすることになったけれど、岡田家の事情を目の当たりにした長吉は1人で様々な仕事を転々とする。そんな長吉をさちの孫は「可哀想だ」と言ったけれど「可哀想なんじゃないよ、偉い人なんだ」としのぶのひ孫は言う。ひたすら遠く離れた家族の為に働いたお金を送金し続け、そしてともとの出会いが。

お姉ちゃんの代わりに海を渡ったともと長吉の出会いのシーン、素直なともの言葉と心に長吉の優しさを感じてまた涙…岡田農場の手伝いをすることに。厳しい生活の中で夫婦2人で一所懸命お互いを気遣いながらも希望を持って生きている夫婦の姿にジーンとしてきました。


日本人だというだけで白人に虐げられる中1人の白人女性が長吉夫婦のそういう姿を見て交流を深める中でともが一郎を産む。その日、キャサリンが長吉に都会に住む息子の所に身を寄せる為土地を離れるから長吉夫妻に譲りたいと、でも岡田さん農場の手伝いができなくなることに対して申し訳ないと思うけれど、岡田さんは「自分たちのことは忘れて欲しい」といつも厳しい中にも温かく夫婦を応援してくれる姿にまたまた涙…

生まれた一郎を抱いて語る長吉の姿にもう涙が駄々漏れ状態になりそうです。

しかし彼女の土地が欲しい白人男性ジェームズに再び嫌がらせを受ける長吉夫婦、当時こんな感じのことって良くあったことみたいですね。色んな関連のドラマや映画などでもこういうシーンはよく出てきますね。 良く「これは俺の土地だ!」と言われてもそれにひるま無かった長吉とともの姿はすごかった。納得できない長吉はキャサリンの家に行くと自分と家族が愛した土地を大切にしてくれる人に譲りたい、もし長吉に何かしたら警察に捕まえてもらうという言葉を聞いてこういう人たちがいたことも事実なんだなぁと。

母屋の修理を夜通しする長吉の様子を見に来たともが鉢合わせでびっくりするシーンは見てるこちらもびっくり!!!(汗)最後、ジェームズに納屋を焼かれてしまうシーンは衝撃的でした。(全焼したのが居住する家だと勘違いしている人がいますがあそこは牧草とか家畜や収穫した野菜とかを保存したりする納屋だと思います)

とにかく1夜の中ではイモトアヤコさんの存在感は演技が上手いとか下手とかそういう以前で、本当につよぽんの長吉もともその人そのもので、この2人のシーンは本当に良かった。

まだまだ気になるセリフやシーンなどもあると思うのでまた気になったら追筆したいと思います。
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